vol.4 血栓を予防する
1. 深部静脈血栓とは
深部静脈血栓症とは、下肢の深部静脈(筋膜下静脈)の中の血液が凝固してしまい血栓ができ内腔を塞いでしまう状態です。この血栓が、遊離して静脈血流にのって肺に移動し、肺動脈を閉塞すると肺血栓塞栓症(PTE)になります。
一般的に知られているのは、飛行機のエコノミークラスにずっと座っていることで引き起こされる「エコノミークラス症候群=急性肺塞栓症」かなと思います。
また、災害時に避難所や車中泊などで動かない状態を続けていると塞栓症を起こすことも有名ですね!
それらを予防するには、
どうすれば良いのかについてまとめました。
2. 血栓ができるのはなぜ?
新型コロナウイルスに感染すると血栓ができやすいと話題になっていますよね。それって何故なのでしょう?
(まだハッキリとは解明されていません)
感染してしまうと、発熱や嗅覚味覚異常・嘔気嘔吐・下痢・咳嗽などで食事や水分が取れなくなり脱水になったり、動けなくなり長期臥床傾向になったりする人も多いですよね。それらは、元々言われているDVTのリスク因子となります。
それに加え、厚生労働省が発表している
新型コロナウイルスの血栓形成の要因は↓
①サイトカインストームが起きることによって正常な血管細胞を攻撃し血液凝固能に影響を及ぼしてしまい、普段よりも血液を固まりやすくしてしまう
②新型コロナウィルスそのものが血管細胞に入りこみ、血管内の細胞を傷つけることで血管内皮障害が起こり、血栓を作ってしまう
と言われています。
3. どうやって予防するの?
療養だから、じっとおとなしくしておかなくちゃ...!と思う人がいると思います。ですが、新型コロナに感染すると上記の理由で血栓ができやすくなり、エコノミー症候群になる危険性が増します。
安静のし過ぎは血栓を作ります!
元気なうちにポカリスエットやOS1のゼリー飲料などを準備し、水分摂取と動ける範囲で家の中を歩き回ったりすることを意識してみて下さい。
足をぶらぶらと動かすだけでも違います。
医療崩壊している今、
自分の身は自分で守るしかありません。
しんどい中での自宅療養だとは思いますが、
これらを意識して療養してみて下さいね♩
足体操については、画像を参照下さい。
4. まとめ(画像)
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