n.

病棟で働く現役の看護師です。 自宅療養になったときに役立つ医療や看護の知識を 不定期…

n.

病棟で働く現役の看護師です。 自宅療養になったときに役立つ医療や看護の知識を 不定期ですが投稿していきます。 ※目次"まとめ(画像)に飛ぶと要約したものが見れます ※参考程度に閲覧して下さい

マガジン

  • わたしのコロナ体験記

    ブレークスルー感染の症状や自宅療養についての記録をまとめました。

  • 医療・看護の豆知識 〜自宅療養者向け〜

    コロナ自宅療養の「もしも」に役立つ医療や看護の豆知識についてまとめました。

最近の記事

vol.8 血圧の低下の目安

    • 自宅療養者向け 🔖リンクまとめ

      新型コロナウイルス感染症の自宅療養を乗り越えるための医療や看護の知識について、学会や公的機関が発信している情報へのリンクをまとめました。随時更新します 《全ての自宅療養者向け》■ 自宅療養者向けハンドブック (東京福祉保健局) ■ 呼吸が楽になるうつ伏せのすすめ   (日本看護技術学会) ■ パルスオキシメーターのQ&A (日本呼吸器学会) ■ エコノミークラス症候群の予防   (日本静脈学会) 《自宅療養中の妊婦さん向け》■ 救急要請や保健所への連絡目安

      • vol.8 正しい体温の測り方

        1. はじめに感染者が更に増加している今、 体温を測ることが増えていると思います。 今までの人生でこんなに測ったことはないというくら 体温を測っているのではないでしょうか? 正しい体温の測り方って気にしたことはありますか? 上からや真横、真下から脇に入れてませんか? 今回は、正しい体温の測り方についてまとめました。 2. そもそも体温って?体温は、皆さんもご存知のとおり 自分の健康状態を示す重要なバロメーターです。 人は、環境温度にかかわらず深部体温を一定の温度に保

        • vol.7 正しい手の洗い方

          作成中...

        vol.8 血圧の低下の目安

        マガジン

        • わたしのコロナ体験記
          1本
        • 医療・看護の豆知識 〜自宅療養者向け〜
          10本

        記事

          vol.6 パルスオキシメーター

          作成中... かなりザックリなので、詳しく知りたい方はこちら ↓(日本呼吸器学会より) Twitter↓

          vol.6 パルスオキシメーター

          vol.5 嗅覚・味覚障害

          新型コロナウイルス感染症による嗅覚・味覚症状は、通常の風邪などによって起こるような徐々に嗅覚・味覚が低下していくという感じではなく、突然症状が現れてにおいや味がまったく分からなくなる方が多い傾向にあります。  匂いがわからない、味がわからないってどんな感じ? そんな大変なことなの?って思いませんか? 私も嗅覚味覚を失って初めて、わからないということの大変さと生活する上での大切さに気づきました。 健康なときに、鼻をつまんで食べると味がわかりにくくなりませんか?(ならない人

          vol.5 嗅覚・味覚障害

          vol.4 血栓を予防する

          1. 深部静脈血栓とは深部静脈血栓症とは、下肢の深部静脈(筋膜下静脈)の中の血液が凝固してしまい血栓ができ内腔を塞いでしまう状態です。この血栓が、遊離して静脈血流にのって肺に移動し、肺動脈を閉塞すると肺血栓塞栓症(PTE)になります。 一般的に知られているのは、飛行機のエコノミークラスにずっと座っていることで引き起こされる「エコノミークラス症候群=急性肺塞栓症」かなと思います。 また、災害時に避難所や車中泊などで動かない状態を続けていると塞栓症を起こすことも有名ですね! 

          vol.4 血栓を予防する

          vol.3 熱が出たときの対応

          体温は、熱産生と熱放散のバランスを維持することで一定に保たれています。 発熱は、身体の防御反応のひとつです。細菌やウイルスに対して体温を上げることで闘っています。 新型コロナウイルスの主な症状のひとつに、高熱がありますね。場合によっては40℃くらいまで上がることもあります...めちゃくちゃしんどいですよね。 発熱時には検温をきちんと行ってください。 正しい検温方法と注意点についてはこちら↓ 発熱の状態によってするべき対処が異なりますので、 是非下記を参考に適切なケア

          vol.3 熱が出たときの対応

          vol.2 嘔吐したときの対応と処理法

          嘔吐は生体防御反応のひとつです。 本人が動けず仰臥位の場合は、 必ず顔を横に向けて下さい。 もし意識がなくなってしまうと、嘔吐物による誤嚥を引き起こし、窒息や誤嚥性肺炎の合併消毒を引き起こすとともに、舌根沈下による窒息をきたす危険性が高いため避けて下さい。 コロナ感染者の嘔吐物の処理を行う場合は、ノロウイルス感染者が嘔吐した場合と同様に行う必要があると言われています。(エアロゾル・接触感染) ・ゴム手袋を二重にし、使い捨てマスク・使い捨てエプロンなどを着用 ・処理中

          vol.2 嘔吐したときの対応と処理法

          vol.1 息が苦しいときの楽な姿勢

          1. はじめに新型コロナウイルスは、風邪のような症状だけで済むこともあれば、肺炎を発症してしまい最悪の場合は命を落とすこともある感染症です。 軽症だったとしても、激しくて連日続く咳き込みで呼吸困難になったり下がらない熱に死にそうなくらいしんどかった言う人が多いように感じます。 私は分類的には軽症済みましたが、それでも生きてきた中でこんなにも息ができなくなることは初めてでした。想像を絶するくらい辛かった!! 呼吸は生命と直結するので、息が苦しいという症状は不安や恐怖を伴い

          vol.1 息が苦しいときの楽な姿勢