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vol.1 息が苦しいときの楽な姿勢

1. はじめに

新型コロナウイルスは、風邪のような症状だけで済むこともあれば、肺炎を発症してしまい最悪の場合は命を落とすこともある感染症です。

軽症だったとしても、激しくて連日続く咳き込みで呼吸困難になったり下がらない熱に死にそうなくらいしんどかった言う人が多いように感じます。

私は分類的には軽症済みましたが、それでも生きてきた中でこんなにも息ができなくなることは初めてでした。想像を絶するくらい辛かった!!

呼吸は生命と直結するので、息が苦しいという症状は不安や恐怖を伴いますよね...。

そんなときに、ふと思い出したのが呼吸を楽にする看護技術でした。やってみたところすごく楽になって知ってで良かったなと感じました。

なので今回は、呼吸が楽になる寝方についてまとめてみました。これはあくまでも、その場しのぎの対処法なので呼吸が苦しいときは必ず医師や保健所に伝えて下さい。 

     ※これはあくまでも対処法です※
「息苦しい」「胸の痛みがある」「酸素飽和度が低い」
「意識がぼんやりしてきた」などの症状が現れた場合には、自己判断せずに直ちに保健所やかかりつけ医又は#7119などに電話をして状況を説明して下さい。

2. 呼吸が楽になる方法は?

息が苦しいときは、とりあえず座ってみましょう!

仰臥位や側臥位は、腹部の内臓によって横隔膜が圧迫され、動きが制限されてしまい肺の換気量が減少します。

なので、「座位」をとることにより横隔膜が下がって呼吸面積が広くなり呼吸が楽になります。

落ち着いてきたら、慌てずに自分がゆっくり楽に呼吸できる姿勢をとります。

その他の呼吸が楽になる寝方については、
画像を参照して下さい。↓

3. まとめ(画像)

4. 補足〜うつ伏せ寝"について〜

現在、新型コロナの治療で「腹臥位療法」というのが注目されていますね!

何を目的としているかというと、腹臥位をすることによって潰れた肺胞を広げて換気機能を回復させようとしているのです。

新型コロナウイルスによる肺炎への腹臥位療法は、背中側に陰影を作りやすいと言われている点と、ベッドで仰向けの状態が続くと重力により水分や血液が背中側に溜まるため肺胞が潰れてしまうことから有効だと最近話題になってきています。

ただ、臨床では定期的に体位を変えたりしっかりポジショニングをするなどのケアが必要になります。

なので、軽症者が長時間うつ伏せになるのはむしろ胸郭を圧迫して苦痛となる可能性があります。また、自分で動ける状態の人が、うつ伏せ寝をすることは意味があるのかどうかはまだわかっていません。

するときは、ちょっと身体の向き変えてみようかな〜
みたいな気持ちですることを私はおすすめします。

自宅・ホテル療養者向けのうつ伏せの方法につい↓
(日本看護技術学会より)

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