マガジンのカバー画像

自分と向き合うエッセイ(魂の叫び)

155
魂の叫びをまとめています。ライフ・メンタル系記事多め。
運営しているクリエイター

#note毎日更新

どうして人生少し気楽に生きていけるようになったんだろう

どうして人生少し気楽に生きていけるようになったんだろう

最近20代の後輩たちの悩みを聞く機会がよくある。聞けば聞くほど、ああ私も通ってきた道だなと思う。年を重ねて「あんなこともあったな」というぐらいに消化できている。

そういえば、あんなにも何度も何度も希死念慮のようなものに襲われていたのに、あんなにも何度も何度も線路の上に降り立ちたいと思っていたのに、正直今ははほとんどない。まあ自分自身に幻滅しそうになる日もあるけど、以前ほど絶望はしない。なんでだろ

もっとみる
愛嬌を捨てたい、あの時はそう思っていた

愛嬌を捨てたい、あの時はそう思っていた

可愛くない私が世渡りするために得たスキル顔が可愛くない私がこの世で生き残るためには、愛嬌しかないと無意識に思っていた。困った顔してわかんないと首を傾げれば、誰かが手を差し伸べてくれた。無邪気な幼子のようにふるまえば、誰かが助けてくれた。それを「新種のぶりっ子」(多分顔が可愛くないのにぶりっ子しているから)と称した人もいたけど、愛嬌をふりまけば若干は楽に渡り歩いてこれたのだから、ぶりっ子だって別にい

もっとみる
いかに選挙を「インターネットの外に」届けるかを考えている

いかに選挙を「インターネットの外に」届けるかを考えている

7月10日。参議院選挙の投票日がやってくる。早速インターネットでは選挙に関するツイートが増え、今回も「投票に行こう」と促している。

正直この2年近くで政治に関する関心は高まっている気がしている。少なくとも、インターネットの中では。けど、インターネットの中だけ、な気もしている。

インターネットの外に、何度絶望したか。

昨年後輩から「選挙って何を選ぶんですか?」と言われたとき「は???」となった

もっとみる
言い訳ばかりしていたあの頃の私は何を考えていたのか

言い訳ばかりしていたあの頃の私は何を考えていたのか

新卒1年目。あの頃の私はテレビの制作会社のADとして働きアリ以上に働いていた。多忙を極め、あの頃は何度も何度仕事を取りこぼしていた。「なんでできてないんだ」とブチギレされる毎日。理由を話すと「言い訳すんな!」と更に熱くなる上司。そんな記憶がーー

ーー蘇ったのは、本当につい最近のことである。

あれから約10年(え?10年?)。今度は指導する立場になった私が「言い訳するな」と後輩に向けて口にする。

もっとみる

私は怒り方がわからない

カタカタとキーボードを打つ指にぐっと力が入る。カタカタと響いていた音が一変、ダン、ダン、と響き始める。指先にこもる怒り。指先だけにこめて、顔は、冷静に、崩さないように。抑えろ、抑えろと自分に言い聞かせる。

私は短気な自覚がある。沸点が多分低い。すぐイラっとする。普通にモノにあたったりする。もちろん誰も見ていないことを確認してから。キーボードを強く叩くのも、誰も見ていない前提でイライラを思いっきり

もっとみる
文字の力を過信してないか

文字の力を過信してないか

あぁまただ。私は届いたメールを見て思う。

この人は文字の力を過信している。

言葉と文字のちがいについて

私は言葉が苦手だ。ぱっと言葉が出てこずに、あわあわ焦ってうまく伝えられないことがある。加えて自分の無神経さが相手を切りつけないように、言葉を選んで紡ぐ必要がある。30年以上言葉を使ってきてようやくこの言葉というものに慣れてきた。

対して、私は文字は得意だ。ゆっくり考えて、頭の中にあるぼん

もっとみる
飲み屋でナンパされた、私の自由が一つ減った

飲み屋でナンパされた、私の自由が一つ減った

一人飲みが趣味だ。東京各所の立ち飲み屋、居酒屋に出向いて黙々と飲む。一人で飲む理由は、単純に人を誘うのが面倒というのと、居酒屋メニューが好きだから。家では楽しめないご飯やお酒を楽しむため、一人飲みできる店を探してそこに出向く。

女性の一人飲みはまだ目立つらしく、隣りにいる一人男性に声をかけられて雑談することはある。てきとーに話して、てきとーに流せば害はないし、時には楽しいこともあるので声をかけら

もっとみる