#002 「楽しい!」「できた!」「知りたい!」を子どもたちの成長のきっかけに
“放課後はゴールデンタイム”という理念のもと、子どもたちの豊かな放課後をつくり続けている放課後NPOアフタースクール。その職員やスタッフがどんな想いや考えを持って日々の仕事に取り組んでいるのか、一人ひとりのリアルな声とその魅力をお届けします。
プロフィール
■音楽活動×科学館の仕事−その全ての経験が今に活かされている
―これまでの経歴について教えてください。
音楽専門学校を卒業後、仕事と音楽活動の二足のわらじを続けてきました。音楽活動ではヤマハ「TEENS’ MUSIC FESTIVAL」で最終選考に選出。IBC岩手放送でパーソナリティーを務め、さんさ踊りのテーマソングに起用されました。また、フジテレビ主催のカラオケ大会では3位入賞、横浜のストリートミュージシャンの大会でも3位に入賞しました。現在はサルスエラというスペインの音楽芝居にも出演しています。
仕事ではソニーの科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」で11年勤めさせていただきました。科学の知識を学び、実験ショーの司会や謎解きプログラム、お客様のアテンドをさせていただく中で子どもたちとたくさん触れ合わせていただきました。全ての経験が今の仕事に活きています。
―音楽活動でも様々な実績を残されてきたんですね!なぜ放課後NPOアフタースクールへ?
ソニーの科学館で働いていたとき、放課後NPOの皆様と群馬で一緒に子どもたちへプログラムを届ける機会がありました。そのとき、実験ショーをしたのですが、子どもたちが本当に楽しそうに熱狂してくれていて、今でも心に残っていてすごく楽しかったんです。このような活動をしている放課後NPOの仕事は楽しいんだろうなぁという印象を持ったのと、働く方の人柄にも感銘を受けて入社しました。
■思いをつなぐバトンを子どもたちに届ける
―現在の担当業務について教えてください。
「プログラムコーチ」という名称で、子どもたちにオンラインや対面にて行われるプログラムを届ける際に、ファシリテーションをする業務を担当しています。また企業様と私たち団体の強みを活かして楽しく学べるような企画づくりや台本づくりをしています。
―仕事に対してどんな想いや願いをもっていますか?
子どもたちには主に放課後の時間にプログラムをお届けするので、企画を作る上で大事にしているのが、授業のようなプログラム開発ではなく「楽しく学べるものを企画・制作する」ということです。
楽しいことによって興味が湧き、興味がさらに学びにつながっていくと思っています。「楽しかった」「できた」「知れた」「知りたい」といった経験をすることで、子どもたちのこれからの成長のキッカケになってくれたら幸いです。
また、プログラムコーチは様々な関係者がバトンのようにつないでつくってきたものを最後、子どもたちに届ける役割です。
企業様と新たなプログラムを作ろうとする、プロジェクトマネージャーがいて、企画制作チームが思いを形にして、それを全国へ届けようと事務作業する事務局やICT(機材担当)がいて…という風にみんなでつないできた大事なバトンの思いも忘れず届けること、そして何より子どもたちに「参加して良かった」と思ってもらえるような、ゴールデンタイムな時間を提供したいと思っています。
―仕事のやりがいやこれからやってみたいこと・チャレンジしたいことを教えてください。
今までの音楽活動も、科学館での仕事も、すべての知識や経験が活かせる場が、企画をしていてもプログラムコーチをしていてもあります。こんなにやりがいを感じている仕事はありません。
自分で作った企画を自分でファシリテーションして子どもたちに届けられるのでダイレクトに反応を見られます。子どもたちが口を大きく開けて、目をまん丸くして「わぁー!」と歓声をあげるような喜ぶ反応が見られたときは、頑張ってきてよかったなぁと思えます!この笑顔が見たくて頑張っているんだと思います。
これからも全国の子どもたちが「放課後NPOアフタースクールのイベントがあるなら参加したい!」と思ってもらえるような企画をたくさん作っていきたいです。
■チームメンバーからのメッセージ「子どもたちへの思いが詰まった魔法のようなファシリテーション!」
―最後に、チームメンバーのなりもさんから届いたコメントを紹介します!
「どんなときでも笑顔と心遣いを忘れないぐってぃーこと山口宏一さん!子どもたちにワクワクと学びを届ける企画(プログラム)作りはピカイチで、ぐってぃーさんのプログラムには子どもたちの夢が詰まっているなと感じています。
そして何よりぐってぃーさんの、子どもたちを惹きつける、魔法のようなファシリテーション!沢山のことを学ばせてもらい、見ているこちらも楽しい気持ちにさせてもらっています。きっと、「子どもたちみんなが楽しめるように」という思いを大切にされているから、素敵なプログラムになるんだろうなぁ^^これからもともに、子どもたちの楽しい放課後を創っていきましょうーー!!」