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プロ野球 記事まとめ

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2022年11月の記事一覧

凛々しい五月人形顔・村松開人は球界の「顔」になれる男だ!

「男は顔じゃないよ、ハートだよ」と書いたのは、作家の安部譲二である。また1980年代を代表するアイドル・田原俊彦もヒット曲「誘惑スレスレ」で「男は顔じゃないよ ハートさ」と同じことを歌っている。  なるほど、確かに “イケメン” というだけで持て囃されるのはせいぜい20代までで、それ以降は年齢を重ねるにつれて顔よりも中身ーーつまりハートが問われるようになるのは、なんとなしに分かる気がする。  こないだ伝説の深夜番組「水曜どうでしょう」の初期の回を観ていたのだが、駆け出し時代の

オリックス宇田川に見る育成指名選手のロマン枠

ヤクルトとの日本シーリーズ、当初の劣勢を覆し日本一になったオリックスのブルペンの立役者は今年、育成から支配下に上がり、シーズン終盤にブレイクした宇田川優希でした。 とにかくストレートが速い。 平均球速帯は150キロを超え、MAX159キロを出します。

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中日大補強に思うこと

 その時々の監督が大幅な血の入れ替えを実践することが伝統となっている中日だが、今オフ断行した複数のトレードや新外国人獲得は星野仙一、落合博満両元監督が敢行したものと肩を並べるレベルで球団史に残るだろう。今回は、そんな中日の大補強に感じたことを書いていくこととする。 もう一度、投手陣の整備を 今季の中日投手陣は広いナゴヤドームの試合だけを見ていたら「かなり良い」出来だっただろうが、ナゴヤドームよりも狭く本塁打が出やすい他球団の本拠地では防御率が3点代後半とあまり良くない数字と

あゝ阪急ブレーブス

 イヤーよかった。オリックスバファローズ26年ぶりの 日本一、長かったー。  関西でもタイガースの陰に隠れた存在のなか、ほんと良くやりました。  しかし、その歴史な始まりは、全く別のチームがあった事を知っている世代は年々少なくなってきています。  しかし何年経とうが忘れられない、自分にとっては、 ベースとなるチームです。  阪急ブレーブス。リーグ優勝9回、日本一3回を誇る、 パリーグの強豪チームとして1960年〜80年代前半にかけて黄金時代を築きました。  しかし強くなれば

アリスティデス・アキーノ中日へ

正直に言えば複雑な胸中である。 CINから契約を解除されたアリスティデス・アキーノがNPB、中日ドラゴンズに入団と発表されたのであった。 CINブースターとしてアキーノには随分と煮え湯を飲まされた記憶がある。 彼が打席に立つ度に 「T.J.フリードルとか使った方がよくない?」 「ムース(マイク・ムスタカス)と彼はAAAでよくない?」 といつも思っていたものだ。彼が活躍した日を思い出す方がしんどいというかなんというか。 本塁打を打たないわけではない。いや、きっと期待されてい

高校時代は全く無名…環太平洋大の左腕、徳山一翔が“鮮烈”神宮デビュー!2024年のドラフト有力候補になるか?

全国のドラフト候補を網羅する「プロアマ野球研究所」。主任研究員で、ドラフト専門家の西尾典文が彼らの実力や将来性を分析している。今回は、明治神宮大会で鮮烈な全国デビューを飾った大学2年生のサウスポーを紹介する。 2022年11月18日 明治神宮大会大学の部 国際武道大0-2環太平洋大 徳山一翔(環太平洋大) 2年 投手 176㎝84kg 左投左打 鳴門渦潮 環太平洋大が3人の継投によるノーヒット・ノーランを達成した。先発投手としてこれ以上ない見事なピッチングを見せたのが、

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今永が国際試合で示した高めのボールの有効性

お断り今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。 低めだけが配球じゃない 野球を知った風な人が「低めに制球できない投手はダメ」、「野球は低め」とかいいますが間違っています。低めの有用性、高めの有用性をきちんと知らなけれがわざと負ける野球へと繋がります。2022年11月9日行われた侍ジャパンとオーストラリア代表の国際試合でベイ

長嶋茂雄人気とセイバーメトリクス

 人生において何回目になるか分からない「マネーボール」通読の過程で、かつて長嶋茂雄人気について感じたことがあったのを思い出したので、MLBのトレードは一切関係ありませんが、備忘録的な話題として取り上げます。 ※選手名は全て敬称略です。 〇長嶋茂雄人気と裏にある過大評価との声 巨人の長嶋茂雄と言えば、王貞治とともにONの愛称で非常に人気のある選手でした。しかし、通算本塁打数で世界記録を持つ王と比較して、一流の成績ではあるものの、通算成績、特に打撃三部門において突出した数字を残

立教大の右腕、池田陽佑が2023年ドラフト候補に浮上か…智弁和歌山時代に甲子園で熱投 

全国のドラフト候補の実力や将来性を分析している「プロアマ野球研究所」。今回は、東京六大学で下級生の頃から主戦を務めている、智弁和歌山出身の“本格派右腕”を取り上げたい。 2022年10月30日 東京六大学野球秋季リーグ戦 明治大4-2立教大 池田陽佑(立教大) 3年 投手 183㎝92kg 右投右打 智弁和歌山 今年は荘司康誠(投手・新潟明訓)が楽天から1位指名を受けた立教大で、来年の有力な候補になりそうなのが池田陽佑だ。 智弁和歌山では、2年春から4季連続で甲子園に

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4.3億ベイスターズ新外国人投手

お断り今回の記事の中には一部の方に不快な印象を与える記述がございますことを予めお断り申し上げます。あくまで1ファンの私見ですので科学的根拠や歴史的史実に裏付けられた記述でないことをお詫びいたします。 J.B.ウェンデルケン獲得 ベイスターズが新外国人選手としてJ.B.ウェンデルケン投手を獲得しました。打者獲得が先かと思いましが、救援投手でした。山崎康晃投手の残留と共にブルペンが厚くなります。ウエンデルケンは第1回WBSCプレミア12のアメリカ合衆国代表に選出された投手です

StatCastを駆使した中日ドラゴンズ新助っ人アキーノの徹底分析

【22年12月追記】 12月1日に大手スポーツ情報サイトのスポーツナビにこちらの記事が掲載されました。 大変嬉しく思います。ありがとうございます。 そのほかにもnote公式のスポーツ記事をまとめたコーナーや他の記事でも紹介して頂き、より多くの方に読んでいただく機会を皆様のおかげで得ることができました。繰り返しになりますが、本当にありがとうございます。 ↓ここから記事 もう始まりだよ…この球団…! 次の日が月曜なので早めに寝た自分がバカでした。 本日午前2時ごろ、なんと

【参加レポ&動画公開】パ・リーグ スポーツ転職フェア

こんにちは。PLMキャリアです。 11月2日(水)~3日(木・祝)に「パ・リーグ スポーツ転職フェア 2022 by doda 」を開催いたしました。当日は大変多くの皆さまにご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。お忙しい中、ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。 本イベントは終了いたしましたが、まだまだ皆さまへお届けしたい転職フェア関連の情報がございます!今回の記事では、イベント後の続報をまとめておりますので、ぜひご活用ください。 1.イベ

森越祐人が中日新コーチに

 愛知大学野球連盟のファンである僕にとって、森越コーチと言えば名城大の内野守備を鍛え上げた名伯楽である。そんな彼が中日に入閣したことは素直に嬉しい。今回は、ハンカチ世代の青年コーチに期待することを書いていくこととする。 基本プレーの徹底を 冒頭でもお話したとおり、名城大の内野守備は非常に手堅い印象を持った。いわゆるボーンヘッドと呼ばれるような記録に残らないチョンボがなく、指先まで神経を張り巡らせたような気合いの入った攻撃的な所作、そして何よりもアイコンタクトや声掛けによるシ

香川に期待の“二刀流”!? 英明の主砲、寿賀弘都は投手でも高い潜在能力 スカウト陣もマーク!

「プロアマ野球研究所」は全国のドラフト候補について、実力や将来性に関するレポートを読者の方々にお届けしている。今回は、投手と野手、どちらも高いポテンシャルを秘めた四国の高校生を紹介する。 2022年11月18日 明治神宮大会高校の部 英明10-7山梨学院 寿賀弘都(英明) 2年 外野手兼投手 180㎝78kg 左投左打 4点差をひっくり返して逆転勝利をおさめた英明。その中で投打にわたってチームを牽引する活躍を見せたのが4番の寿賀弘都だ。 筆者が初めてプレーを見たのは、

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