野球あれこれ

セ・リーグを中心にNPB、そして愛知大学野球連盟を見ております。基本的に戦評や選手の紹…

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セ・リーグを中心にNPB、そして愛知大学野球連盟を見ております。基本的に戦評や選手の紹介を書いておりますが、試合がない日を中心にユニフォームや野球帽などの分野についても掘り下げます。

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【D】続投派の僕が考える中日再建法、そして次期監督

 ネット上では、中日不振の原因を立浪和義監督の采配によるものでは無いかという声と、そもそも選手たちが不甲斐ないからだという声で2分されているのだが、果たしてどちらが正しいのだろうか。これはどちらも正しいとしか言いようがないが、個人的には来季も立浪監督を続投し、チームの再建をになって欲しいと考えている。今回は、そんな僕があえて考えた次期監督、そして中日再建法について考えよう。 立浪監督を「中日の野村謙二郎」に 現在の中日の状況は、平成中期の広島に似ていると言える。当たり前のよ

    • 野球評論家を評論しよう!【東海テレビ篇】

       前回はCBC解説者。今回は東海テレビだ。それでは早速やっていこう。 鈴木孝政 タカマサが嫌いな中日ファンはいないだろう。彼の解説は当たり前のことを堂々ということが素晴らしいのだ。延長戦に入ると、「ここから1点でも多く取った方が勝ちですからね」と言ってみたり、1打サヨナラの絶好機では親会社にあやかって「ここを決めたら中スポの1面ですよ」と言ってみたり。これを家族で聴きながら「ま〜たタカマサがテキトーなことを言っとるわ」とつっこむのが我々名古屋の中日のルーティンである。ただそ

      • 甲子園が100年後も聖地であり続けるためには

         100歳の甲子園球場で、今年も暑くて熱い戦いが始まった。選手宣誓は智弁和歌山の主将が担当。今大会は奈良の智弁学園も出ているため、一瞬どちらかな?と思われる方も多いだろうが、ユニフォームおたく界隈に限ればこの2校の見分け方は実に簡単である。智弁和歌山は帽子の形が丸みを帯びたニューエラ型。奈良の智弁学園は昔ながらの日本の角型を使っているのだ。話が少し脱線してしまったが、本題に戻ると選手宣誓で面白い一言があった。 「僕たちには、夢があります。この先の100年も、ここ甲子園球場が

        • 野球評論家を評論しよう!【CBC篇】

           先日、中日ヤクルト戦で赤羽由紘という選手が死球離脱した際に、解説者が「避けられた」と言ったことがTwitterで大きな波紋を呼んでいた。解説者が野球を解説して批判されるというなんとも不思議な時代になったものだが、それだけ野球評論家の諸氏の発言がSNS上に残ってしまう時代になったのも事実だ。今回は、そんな野球評論家達を素人の僕が評論してしまおうという、なんともおこがましい企画である。僕は名古屋に住んでいるので、野球中継を盛んにしているCBCと東海テレビの2社に属している解説者

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        【D】続投派の僕が考える中日再建法、そして次期監督

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          夏の甲子園、「愛知2校」待望論

           夏の甲子園に向けた各都道府県大会で、続々と優勝校が出揃ってきた。今年の愛知県大会は我が母校・愛工大名電高が新興校の名古屋たちばな高に負けてしまうという波乱が起きたので直ぐに見る気が失せてしまったが、甲子園には私学四強の中京大中京が出るので見る価値がありそうだ。今回は、そんな野球王国愛知から、夏の甲子園に2校出して欲しいという提言をさせていただくことにしよう。 現行制度はあまりにも不平等 皆様ご存知の通り、夏の甲子園は原則各都道府県から1校ずつ出られる。何故か東京都と北海道

          夏の甲子園、「愛知2校」待望論

          【D-G】若きエース対決

           平日のナゴヤドームが超満員になった。3万6000人の大観衆のお目当ては、もちろん中日巨人戦。中日がエースを襲名した髙橋宏斗を送り込めば、巨人はそれに応えるようにエースの戸郷翔征を。今回は、そんな息詰まる投手戦を観戦した感想を書いていこう。 時代は変われど… ここ数年、NPBは投手分業制が更に進んだ。投球回数を200に到達する選手は令和以降全く居なくなり、2桁完投も中日の大野雄大が1度記録しただけ。規定投球回に乗せることがやっとの選手がほとんどで、3年間ローテーションを崩さ

          【D-G】若きエース対決

          【YB-D】青く光る新星

           前半戦のラストスパート、横浜球場で行われている横浜中日戦は2試合続けてドラフト1位と下位が投げ合うこととなった。1戦目は小笠原慎之介と石田裕太郎、2戦目は東克樹と松木平優太の投げ合い。こういった試合は、判官贔屓で下位のほうを応援したくなるものだ。今回は、そんな石田裕と松木平について書いていこう。 平凡な石田裕、確かな武器 石田裕の武器は何なのか。大学時代は巨人のドラ1・西舘勇陽の2番手投手。驚くような速さも、捕手のミットにビタっと行くような制球力もない。変化球はスライダー

          【YB-D】青く光る新星

          東海地方独立リーグは不可能か?

          ※本投稿は昨年の5月に「東海地方独立リーグ①」を書いて以降、書くことが出来なかった内容です。当時楽しみにして頂いた方々、申し訳ありませんでした。  現在、日本球界は四国アイランドリーグを初めとする独立リーグが賑わっている。社会人野球が衰退している今、大学を卒業してもなおプロの舞台を諦められない若者たちに用意された救いの道が独立リーグであり、それと同時に「夢をあきらめるための場所」にもなっている。今回は、そんな独立リーグを僕の故郷東海地方でもやることが出来ないかを考えていこう

          東海地方独立リーグは不可能か?

          【D-C】炎のストッパーを打ち崩したのは

           野球とは筋書きのないドラマとはよく言ったものだ。七夕の中日広島戦、試合は6回から拮抗して1-1の同点。9回、中日が抑えのエースのマルティネスをマウンドに送ると負けじと広島も栗林良吏という切り札を切った。百戦錬磨の彼にとって、この日の仕事もただ3つのアウトを取るだけだった。しかし…。今回は、そんな息詰まる試合に終止符を打った9回裏にハイライトを当てよう。 「超アウェイ」守護神が呑まれた 荒れたマウンドに立った栗林は先頭打者の田中幹也にオール直球で四球をだす。その後の福永裕基

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          【D-C】髙橋宏斗の鯉料理

           今季の広島は髙橋宏に苦しめられ続けている。3試合で2勝無敗。なんと今季初登板から23回連続無失点だ。今回は、今季なぜ髙橋宏が好調なのかということと、個人的な期待を書いていこう。 好調の要因 好調の要因は「自分のフォーム」を見つけたことだろう。昨季までと比べて、テークバックの際に体重を一塁側に掛けている。これによって球を上から叩けるフォームになっているので、彼の弱点だったシュート回転が薄まったのではないか。中日では柳裕也も同じような投げ方だ。また、リリースの際に身体が左足か

          【D-C】髙橋宏斗の鯉料理

          【if】名古屋近鉄バファローズ

           東京、大阪、名古屋は日本の三大都市圏だ。東京には巨人軍とヤクルト、大阪には阪神とオリックスがあるのだが、名古屋は中日が唯一無二のフランチャイズ・チームである。ただ、'60年代には近鉄が名古屋に移転するという話があったようだ。この話は中日の反対により頓挫してしまったが、もしも近鉄の名古屋移転が実現していたらどうなっていただろうか。今回は、そんなパラレル・ワールドを書いていくこととしよう。 実は名古屋人にとって… 名古屋以外に住んでいらっしゃる方には驚かれるかもしれないが、名

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          縦スイングは本当に正しいのか?

           日本球界は米球界からの影響を、数年遅れで受ける傾向がある。現在、その流れで球界単位の流行りとなっているのが「縦スイング」という打法だ。この打法は日本球界で賛否両論を産んでいるが、僕は部分的に賛成という意見である。今回は、そんな新打法について書いていこう。 そもそも、縦スイングとは? 縦スイングとは、言葉通りバットを縦に振る打法のことだ。感覚を言語化するのは難しいが、バットを上から下に使うという表現が正しいだろう。MLBの大谷翔平にはじまり、阪神の森下翔太や中日の中田翔らが

          縦スイングは本当に正しいのか?

          ユニフォームオタクが選ぶ!この夏オススメの野球帽

           世の中は絶賛梅雨であり、この梅雨が明けると日差しの強い夏がやってくる。そうなると、野球帽が欲しくなってくる方も多いのではないか。今回は、この夏皆様に手に取っていただきたい野球帽をNPBとMLBで5つずつ紹介しよう。 NPB巨人・ビジター(ニューエラ製)  まずは今季から新調された巨人帽から。巨人の帽子と言うと、半世紀前の小・中学生が好んで被っていたという印象を持たれる方が多いだろうが、ここ最近は世界的な帽子ブランドのニューエラがサプライヤーとなっていることもあり、街着と

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          愛知県のドラフト候補を予習しよう!

           まだ世間は半袖だが、西武のファンの方は既にストーブリーグに入っているのではないか。今回は、少し早すぎるがストーブリーグの目玉であるドラフトに、今年愛知県から選ばれそうな逸材達を紹介しよう。 高校生伊東尚輝(愛工大名電)  まず、高校生の右投手を指名するなら我が後輩・愛工大名電高の伊東君だろう。140キロ中盤を記録する直球は球威抜群。ズドンと来るような剛速球ではなく、スピンのかかった快速球に分類される直球に見える。フォームが安定しており、尚且つ身長も高いので身体が出来たら

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          NPBは本当に90周年なのか?

           歴史というものは非常に曖昧なものである。我々が習った時は「イイクニ」の1192年で覚えた鎌倉幕府成立は、今の教科書では「イイハコ」の1185年となっているようだ。こうなった経緯は、平家滅亡によって守護や地頭を任命する権利を獲得したからだそうである。このように、歴史は編纂者の主観が大きく影響するものだ。今回はその野球版。NPBは本当に今季で創立90年なのかを考えていこう。当然のことではあるが、この投稿も僕の主観なので、意見が合わない人がいたら是非ともコメントを頂きたい。 「

          NPBは本当に90周年なのか?

          【D】竜のエース候補生たちが熱い

           昨年までの中日二軍は、本拠地のナゴヤ球場は暑くても戦績は冷えきっていたのだが、今季はウエスタン・リーグで圧巻の2桁貯金を記録するなど熱い戦いが続いている。今回は、そんな若き戦士たちの中でも特に目立つ投手陣の中から3人をピックアップして紹介することとしよう。 今最も支配下に近い男・松木平優太 投手歴たったの1年でプロ入りしたことで話題となった松木平も、はや4年目を迎えている。昨季までは広い球場の多いウ・リーグでも防御率4点台と苦しんでいたが、今季は才能が開花。堂々の投球を続

          【D】竜のエース候補生たちが熱い