野球あれこれ

セ・リーグを中心にNPB、そして愛知大学野球連盟を見ております。基本的に戦評や選手の紹介を書いておりますが、試合がない日を中心にユニフォームや野球帽などの分野についても掘り下げます。

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【D】続投派の僕が考える中日再建法、そして次期監督

 ネット上では、中日不振の原因を立浪和義監督の采配によるものでは無いかという声と、そもそも選手たちが不甲斐ないからだという声で2分されているのだが、果たしてどちらが正しいのだろうか。これはどちらも正しいとしか言いようがないが、個人的には来季も立浪監督を続投し、チームの再建をになって欲しいと考えている。今回は、そんな僕があえて考えた次期監督、そして中日再建法について考えよう。 立浪監督を「中日の野村謙二郎」に 現在の中日の状況は、平成中期の広島に似ていると言える。当たり前のよ

    • 引退試合、オープン戦にしませんか?

       今季もペナントレースが終了しようとしている。その最後のイベントが引退試合。第2の人生を歩み出す選手たちがフィールドと決別する特別な試合ではあるものの、個人的に疑問に思う点が幾つかあるので今回はそれを書いていく。 「忖度」はやめて欲しい 最近の引退試合で目に付くのは忖度だ。投手の引退試合では打者が始球式のような空振りをしたり、逆に打者の引退試合では投手が打ちやすいコースで勝負したり。最もおかしいと感じるのはファウルフライを敢えて落球する行為だ。こうしたことは、全て公式戦に記

      • 【D】こんな形で終わるのか

         「ドラゴンズファンに最も愛された男」が星野仙一元監督なら、「ドラゴンズを最も愛した男」は立浪和義監督のはずだ。理論とガッツを兼ね備えた完璧な選手だった男が、指揮官に就任したのは3年前。誰しもが10年続くBクラスを止めてくれるものだと信じていたが、結果は最下位が2年続き、今年も5位以下に終わる事が濃厚となっている。その中での辞任発表、立浪監督だけが悪いのだろうか。今回は、立浪竜が振るわなかった原因を書いてこう。 All for 中日新聞! 立浪監督のスローガン「All fo

        • 【D】4年連続負け越し…立浪竜に未来はあるのか

           一言で言えば「ガッカリ」だ。昨年のシーズン終了挨拶で「私には若い選手を育てる責任があります!」と宣言した立浪和義監督に、希望を持ったのは僕だけでは無いはずだ。ただここまで、120数試合で「昨年から出ている若手で勝った」と言える試合は髙橋宏斗と松木平優太が投げた試合以外にあっただろうか。今回は、そんな立浪竜の3年目を回顧しよう。 タカヤを使わない、タカヤが応えない 恐らく、中日ファンが立浪監督に1番期待していたことは石川昂弥を1人前に育てることだろう。ただ、今季の序盤は新加

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          【CL】独断と偏見でサード・ユニフォームアワード2024

           セ・リーグは巨人と広島、そしてディフェンディング・チャンピオンの阪神がペナント奪回のデッドヒートを繰り広げているが、今季使用するユニフォームに関しては既に全球団が出揃っている。なので、当noteで毎年恒例となっているサード・ユニフォームアワードを書いていこうではないか。既にBクラスがほぼ確定してしまった横浜、ヤクルト、中日のファンの皆様もこの投稿では上位に名前が出ているので、ぜひ楽しんでいただきたい。 改革賞【YB】YOKOHAMA STAR☆NIGHTユニフォーム  

          【CL】独断と偏見でサード・ユニフォームアワード2024

          野球評論家を評論しよう!【東海テレビ篇】

           前回はCBC解説者。今回は東海テレビだ。それでは早速やっていこう。 鈴木孝政 タカマサが嫌いな中日ファンはいないだろう。彼の解説は当たり前のことを堂々ということが素晴らしいのだ。延長戦に入ると、「ここから1点でも多く取った方が勝ちですからね」と言ってみたり、1打サヨナラの絶好機では親会社にあやかって「ここを決めたら中スポの1面ですよ」と言ってみたり。これを家族で聴きながら「ま〜たタカマサがテキトーなことを言っとるわ」とつっこむのが我々名古屋の中日のルーティンである。ただそ

          野球評論家を評論しよう!【東海テレビ篇】

          甲子園が100年後も聖地であり続けるためには

           100歳の甲子園球場で、今年も暑くて熱い戦いが始まった。選手宣誓は智弁和歌山の主将が担当。今大会は奈良の智弁学園も出ているため、一瞬どちらかな?と思われる方も多いだろうが、ユニフォームおたく界隈に限ればこの2校の見分け方は実に簡単である。智弁和歌山は帽子の形が丸みを帯びたニューエラ型。奈良の智弁学園は昔ながらの日本の角型を使っているのだ。話が少し脱線してしまったが、本題に戻ると選手宣誓で面白い一言があった。 「僕たちには、夢があります。この先の100年も、ここ甲子園球場が

          甲子園が100年後も聖地であり続けるためには

          野球評論家を評論しよう!【CBC篇】

           先日、中日ヤクルト戦で赤羽由紘という選手が死球離脱した際に、解説者が「避けられた」と言ったことがTwitterで大きな波紋を呼んでいた。解説者が野球を解説して批判されるというなんとも不思議な時代になったものだが、それだけ野球評論家の諸氏の発言がSNS上に残ってしまう時代になったのも事実だ。今回は、そんな野球評論家達を素人の僕が評論してしまおうという、なんともおこがましい企画である。僕は名古屋に住んでいるので、野球中継を盛んにしているCBCと東海テレビの2社に属している解説者

          野球評論家を評論しよう!【CBC篇】

          夏の甲子園、「愛知2校」待望論

           夏の甲子園に向けた各都道府県大会で、続々と優勝校が出揃ってきた。今年の愛知県大会は我が母校・愛工大名電高が新興校の名古屋たちばな高に負けてしまうという波乱が起きたので直ぐに見る気が失せてしまったが、甲子園には私学四強の中京大中京が出るので見る価値がありそうだ。今回は、そんな野球王国愛知から、夏の甲子園に2校出して欲しいという提言をさせていただくことにしよう。 現行制度はあまりにも不平等 皆様ご存知の通り、夏の甲子園は原則各都道府県から1校ずつ出られる。何故か東京都と北海道

          夏の甲子園、「愛知2校」待望論

          【D-G】若きエース対決

           平日のナゴヤドームが超満員になった。3万6000人の大観衆のお目当ては、もちろん中日巨人戦。中日がエースを襲名した髙橋宏斗を送り込めば、巨人はそれに応えるようにエースの戸郷翔征を。今回は、そんな息詰まる投手戦を観戦した感想を書いていこう。 時代は変われど… ここ数年、NPBは投手分業制が更に進んだ。投球回数を200に到達する選手は令和以降全く居なくなり、2桁完投も中日の大野雄大が1度記録しただけ。規定投球回に乗せることがやっとの選手がほとんどで、3年間ローテーションを崩さ

          【D-G】若きエース対決

          【YB-D】青く光る新星

           前半戦のラストスパート、横浜球場で行われている横浜中日戦は2試合続けてドラフト1位と下位が投げ合うこととなった。1戦目は小笠原慎之介と石田裕太郎、2戦目は東克樹と松木平優太の投げ合い。こういった試合は、判官贔屓で下位のほうを応援したくなるものだ。今回は、そんな石田裕と松木平について書いていこう。 平凡な石田裕、確かな武器 石田裕の武器は何なのか。大学時代は巨人のドラ1・西舘勇陽の2番手投手。驚くような速さも、捕手のミットにビタっと行くような制球力もない。変化球はスライダー

          【YB-D】青く光る新星

          東海地方独立リーグは不可能か?

          ※本投稿は昨年の5月に「東海地方独立リーグ①」を書いて以降、書くことが出来なかった内容です。当時楽しみにして頂いた方々、申し訳ありませんでした。  現在、日本球界は四国アイランドリーグを初めとする独立リーグが賑わっている。社会人野球が衰退している今、大学を卒業してもなおプロの舞台を諦められない若者たちに用意された救いの道が独立リーグであり、それと同時に「夢をあきらめるための場所」にもなっている。今回は、そんな独立リーグを僕の故郷東海地方でもやることが出来ないかを考えていこう

          東海地方独立リーグは不可能か?

          【D-C】炎のストッパーを打ち崩したのは

           野球とは筋書きのないドラマとはよく言ったものだ。七夕の中日広島戦、試合は6回から拮抗して1-1の同点。9回、中日が抑えのエースのマルティネスをマウンドに送ると負けじと広島も栗林良吏という切り札を切った。百戦錬磨の彼にとって、この日の仕事もただ3つのアウトを取るだけだった。しかし…。今回は、そんな息詰まる試合に終止符を打った9回裏にハイライトを当てよう。 「超アウェイ」守護神が呑まれた 荒れたマウンドに立った栗林は先頭打者の田中幹也にオール直球で四球をだす。その後の福永裕基

          【D-C】炎のストッパーを打ち崩したのは

          【D-C】髙橋宏斗の鯉料理

           今季の広島は髙橋宏に苦しめられ続けている。3試合で2勝無敗。なんと今季初登板から23回連続無失点だ。今回は、今季なぜ髙橋宏が好調なのかということと、個人的な期待を書いていこう。 好調の要因 好調の要因は「自分のフォーム」を見つけたことだろう。昨季までと比べて、テークバックの際に体重を一塁側に掛けている。これによって球を上から叩けるフォームになっているので、彼の弱点だったシュート回転が薄まったのではないか。中日では柳裕也も同じような投げ方だ。また、リリースの際に身体が左足か

          【D-C】髙橋宏斗の鯉料理

          【if】名古屋近鉄バファローズ

           東京、大阪、名古屋は日本の三大都市圏だ。東京には巨人軍とヤクルト、大阪には阪神とオリックスがあるのだが、名古屋は中日が唯一無二のフランチャイズ・チームである。ただ、'60年代には近鉄が名古屋に移転するという話があったようだ。この話は中日の反対により頓挫してしまったが、もしも近鉄の名古屋移転が実現していたらどうなっていただろうか。今回は、そんなパラレル・ワールドを書いていくこととしよう。 実は名古屋人にとって… 名古屋以外に住んでいらっしゃる方には驚かれるかもしれないが、名

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          縦スイングは本当に正しいのか?

           日本球界は米球界からの影響を、数年遅れで受ける傾向がある。現在、その流れで球界単位の流行りとなっているのが「縦スイング」という打法だ。この打法は日本球界で賛否両論を産んでいるが、僕は部分的に賛成という意見である。今回は、そんな新打法について書いていこう。 そもそも、縦スイングとは? 縦スイングとは、言葉通りバットを縦に振る打法のことだ。感覚を言語化するのは難しいが、バットを上から下に使うという表現が正しいだろう。MLBの大谷翔平にはじまり、阪神の森下翔太や中日の中田翔らが

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