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ビジネス 記事まとめ

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#スタートアップ

ファイナンス未経験の僕がチューリングの「臨時CFO」として50億円を調達するためにやったこと

はじめに みなさんこんにちは。"We Overtake Tesla"を合言葉に完全自動運転の実現を目指すチューリングでCOOをしている田中です。 先日プレスリリースや各種メディアでも発表させていただいた通り、我々チューリングは多くの投資家に支えられ、プレシリーズAラウンド前後半あわせて45億円の資金調達を実施しました。 チューリングにはCFOがいなかったので、会社の成長に必要なことは何でもやるCOO魂を発揮し実はちょうど1年前ほど前から僕が「臨時CFO」としてファイナンス

【400Fクロストーク】社外取締役就任記念対談 元メルカリのデータチームトップが400Fを選んだ理由

出会いのきっかけ中村)樫田さんに初めてお会いしたのは2020年4月でしたね。ちょうど樫田さんが山代さんとGrowth Campを立ち上げる頃でした。当時SmartNewsの西口さん経由である方を紹介されて、その方経由でさらに山代さんを紹介されて、山代さんに僕らの構想を伝えて。 樫田)そうですね。僕らが前職(株式会社メルカリ)を卒業して、Growth Campとして活動を開始しようとした時にお話を頂きました。 中村)あまりに創業初期すぎるスタートアップはスコープではないとい

スタートアップ・エコシステムは今後どう発展すべきか

2024年6月24日に経済産業省から研究会の報告書が発表されました。今回はその内容に触れつつ、私なりに重要だと思う点について書いてみたいと思います。私も末席ではありますが、本スタートアップ・ファイナンス研究会の委員として議論や報告書の作成に関わらせて頂きました。エコシステムの全体像をデータも交えながら、整理し、そこから課題や突破口となるポイントを整理した資料です。まだ読んでない方、スタートアップのエコシステム発展の方向感が見えてくる資料なので是非ご覧ください。 経済産業省の

【就活体験記】メガベンチャー志望だった僕が新卒でスタートアップを選択した理由

はじめまして。25卒のビジネスプロデューサーとして内定を頂き、インターンをしている平岡です。今回は26卒の方向けにインターンや選考を通して感じたミラティブの魅力や面白さをお伝え出来たらいいかなと思います。 こんな人におすすめ - 新卒就活でメガベンチャーなどの成長できる企業を志望している - PdM(Product Manager)や企画を経験できるインターン先や就職先を探している 自己紹介平岡 慧大(ひらおか けいた) 南山大学法学部在籍 愛知出身 趣味は旅行、キ

目先の利益だけでなく社会への配慮と健全な発展も重視される世の中で、広報の私がたどりついたDIGGLEのカルチャーとは

はじめまして!5月末に広報としてDIGGLE株式会社に入社した上砂(かみさご)です。6月はちょうど採用広報のアドベント企画を実施している!ということでさっそく参加しました! 今日はこんな感じのことをお伝えしたいと思います。 今回の転職について 私はカオスをこよなく愛するたちなので、ベンチャーに転職する以外の選択肢は今回もありませんでした。BtoB SaaS2社目広報の詳しいプロフィールを知りたい方はこちらへどうぞ。 私は転職はご縁だと思っているので、一定の事業ドメイン

サービスを高速で成長させるためのチーム体制と、開発マネジメントの仕組み

サービスの成長はスタートアップにおいて最も重要な経営イシューの1つです。 「いかに自社のプロダクトをグロースさせるか」という問いは、全ての企業が向き合っている問いだと思いますが、「プロダクトを高速で成長させるための環境・仕組みを確立できているか?」という問いについては意外と向き合っている企業が少ないように感じています。 以下は、プロダクトを高速で成長させるための体制が自社で構築できているかのチェックリストです。 以下の問いにすべてYESの方は本noteは基礎的すぎるので、

異論、反論大歓迎!イノベーションエコシステムにおける大企業のプレイヤーとしての役割と責務

スタートアップ支援の議論をしているとよくあるのが「鶏が先か、卵が先かですねぇ」と言って、堂々巡りの議論に答えが見つけにくいことを良いことに、議論がスタックしたまま取り敢えずの解決策を提示することが多い。もう一歩進むと、最近「エコシステム」と言う表現が流行ってきているということもあり、「エコシステムは自然発生するべきもの」とか「エコシステムは達成目標ではなく、スタートアップの成功や患者さんへの貢献がゴール」という話で盛り上がり、そして再び取り敢えずの解決策を提示する。みんな大真

380社のHR支援に入ってわかった 人事組織設計に取り組む「前」に必要なこと

「あれ、いくら人事組織系の業務に取り組んでも、会社は良くならないこともあり得るのではないか?」 こんなことをここ最近感じています。 誤解がないように申し上げると、人事組織系業務が悪いと言うわけでは一切ありません。むしろものすごく重要であり、間違いなく取り組むべきです。ただ、人事組織系業務に取り組むよりも重要なこと、言い換えると人事組織系業務に取り組む「前」に重要なことがあると個人的に思っています。 これがなければ、むしろ様々な「思想」や「制度」は、最大限の効果を発揮するこ

事業の連続的成長に必要なたった一つのこと

「事業の"非"連続的成長」。事業に携わる多くの人、そしてスタートアップの経営層であればほぼ全ての人が志す言葉だ。 事業の非連続的な成長を追い求める事はスタートアップで絶対に必要だ。 規模の小さいスタートアップ企業が、社会を変える、革新を起こす、大企業に勝つためには「連続的」な成長だけでは決して届かないからだ。 一方で事業を連続的に成長させること。これだけでも非常に難しい。 「非連続的」な成長を掲げながらも、それ以前に「連続的」な成長ができず苦しんでいる会社も多い。 中期

シリーズA 6.2億円調達の裏側。PR不在の中、全員で調達リリースを乗り越えた話

こんにちは。Resilire(レジリア)でHRBPを担当している伊弉末(いさまつ)です。 前回、noteを書いてからあっという間に半年が経過してしまいました。そして今月の6月末でResilireに入社してから丸2年となります。組織も徐々に増え、約20名になりました。 そんなResilireは、2024年4月18日にシリーズAで6.2億円の資金調達を発表しました👏 私個人としては、前職含め何度か資金調達を経験しましたが、正社員のPR担当が不在の中、資金調達を迎えるのは初めて

キュービック歴10年の私が社長と会話してないけど会話した風に『キュービックが上場しない理由』についてユルく書いてみる

こんにちは。西新宿にあるデジタルマーケの会社『キュービック(CUEBiC)』でPRを担当しています、なおきょんです。父と母のハーフ、日本語は日常会話レベルです。 キュービックには2013年12月に9人目の社員として入社し、気付けば在籍まる10年! 社長の世一とは多くの時を共に過ごしてきましたので、とうとう私は風を読むかのように、指ひとつで世一の言わんとすることを300%読める超能力を身につけました。 というのはさすがに嘘ですが、(世一が日頃からいろんな情報をオープンにし

【1年越しの入社エントリ】兼任広報としての業務バランスの葛藤と見えてきたスタートアップ広報としてのカタチ。

こんにちは! セールステックのamptalkでPRとマーケを担当している宿谷(@shuppi_pr)です! 今年に入ってXやnoteで「データドリブンPR」を発信しています。 そんな私ですが、気づいたらamptalkに正社員として入社して1年。 そういえば入社エントリとか書いてなかったなと思い、今回「1年越しの入社エントリ」と題して、amptalkに入った理由と、がむしゃらに走った1年間をまとめていけたらと思ってます。 今までのキャリア最初に改めて自己紹介と今までのキャリ

「潰れるかも」から「100億調達」を実現するまで

国内初のダイレクトセカンダリーファンド、Kepple Liquidity 1号ファンドが2024年5月末に100億円でファイナルクローズとなりました。 信じてご出資いただきましたLP投資家の皆様、我々を株主として受け入れてくださった投資先の皆様、これまで売却のご相談をいただいた皆様、全力で頑張ってくれているケップルのメンバー、全関係者の皆様に感謝申し上げます。 最近会社としてのステージが変わってきている気がしており、ここで経営者として過去数年の自らの意思決定を振り返ってお

種類株式の税法上の時価

1. はじめに会社法により発行が認められている種類株式は、スタートアップ企業の資金調達などで広く活用されていますが、その税法上の時価はどのように算定すればよいのでしょうか? 「よく分かりません」がこの記事の結論です。申し訳ありません。でも、世の中なんてそんなもんです。確かなことなんてほとんどありません。 しかし、これまでの議論の状況を知っていれば、実際の事案で時価が問題になったときに、問題を解決に導くことができるかもしれません。この記事がその一助になればと思います。 な