太田 賢一/Design Mgr

Design Manager at Timee, Inc./ex ANDPAD, In…

太田 賢一/Design Mgr

Design Manager at Timee, Inc./ex ANDPAD, Inc. 株式会社タイミー デザインマネージャー

最近の記事

  • 固定された記事

なぜデザイナーは優しいのか?

デザイナーは優しい人が多いと感じます。私は転職し数社経験してきましたが、どの会社に所属するデザイナーも皆優しかったです。 それはなぜでしょうか?詳しく書き留めます。 1. 何を目的として業務遂行しているのかデザイナーが何の為に業務をしているのか書き出してみました。 ・事業貢献のために ・クライアントの成功のために ・ユーザーのために ・課題解決のために ・セールスマーケのために ・デザイン組織のために ・逼迫している仲間のために ・データ整理を仲間のために ・思いやりあ

    • 聴かれること

      日本人は「聴かれること」が苦手である。という、以下動画内の意見がとても興味深かったので、私の考えを書いてみたいと思います。 聴かれることが苦手1on1における「聞く」と「聴く」について。聴く=傾聴であり推奨されるという話は、他書籍や動画でよく耳にします。 しかしこの動画では、2つの特徴を理解し「使い分けること」が重要である、との話がありました。一方、聴かれる側はどうでしょう。 聴かれる側は、聴かれるリテラシーが低い人が多いとのこと。「誰かに聞いてもらおう、相談しに行こう

      • 言葉に教わる

        言葉を大切にしています noteで文章を書きながら 言葉を積み重ねていると 言葉に教わることがあります 自分はこんなことを考えていたのか 自分で書いているのに なぜそんなことを思うのか 不思議ですが、素直な感情です 感情を、ただ「書く」 感情が「言葉」になる 感情が「見える」ようになる 感情を「認知」する 感情は淡く微かなもの その一瞬を逃してしまえば 明日には忘れてしまう ごく微量の感情が芽生えた 今、この瞬間の感情を、書き留める noteを見返すと 半年前、

        • 頑張る前に

          あの人は頑張った 苦しみを耐え抜いた 最後までやり切った だから評価された だから称賛された だから昇格した それは事実でしょう 困難を乗り越え、頑張ったため 他者からの評価を得ました しかし、称賛されている理由は 他にあると思います なぜなら 他の人も頑張っているからです 頑張ったから、という理由だけでは 何かを得ることはできません 頑張る領域 頑張る方法 頑張るプロセス どの領域に対して どのように頑張るのか このことを深く考える必要があります 頑張る、に至

        • 固定された記事

        なぜデザイナーは優しいのか?

          潜在的な課題

          サービスデザインについて、自分の考えを交えながら書き留めます。 顧客に近いところへ私は現在「顧客に対して直接的・短期的に価値提供する」ということに重心を置いています。 顧客が何をされたら嬉しいだろうか。「潜在的な課題」を顧客よりも先に掴み、解決手法を考えること。 この「潜在的課題」を探索する行為は、デザインリサーチの手法であり、サービスデザインの一部です。 目に見えない「経験」という価値なぜ、潜在的な課題に目を向けるのか。それはサービスデザインが「経験」を重要視してい

          強い事実を取得し、仮説確度を上げる

          以下の仮説思考スライドがとても分かりやすかったため、自分の思考と照らし合わせてみました。 仮説思考の要点[ポイント] ・事実 × 推論による仮説生成 ・顧客課題を起点に仮説生成 [仮説思考の活用理由] ・不確実性が高く、答えや正解が無い ・自分で答えを探し、確かめる必要がある [仮説を持つ利点] ・意思決定が早くなる ・全体像との整合性 仮説は戦略仮説とは「こうすればビジネスが前進するだろう」という仮の答えです。 自社のビジネスモデルにおいて、利益に寄与する仕組みを

          強い事実を取得し、仮説確度を上げる

          そして、振り返る

          まず、やってみよう まず、行動しよう よく聞く言葉です はじめから完璧を目指さず 走りながら試行錯誤する 前進しながら軌道修正する 序盤はとても不安です 過去に経験したことがない 通ったことがない道 今進んでいる道で良いのか 分からないなか、突き動かす 確信は有る 答えは無い 専門外の領域と対峙する 優秀な人たちから貰う言葉 多くの気付きを得ながら 一歩ずつ、踏みしめて進む 確からしさが強くなっていく 視界が広くなっていく 分かる範囲が増えていく 素敵な出会い 足

          そして、振り返る

          第3の道を探す

          手段1か、手段2か そのような他者との議論では 必ず「手段3」を探索します 手段1か、手段2か それは本当に2択でしょうか もし仮に、1に決定した場合 どのような世界が待っているか 2を主張していた人が困るでしょう もし仮に、2に決定した場合 1を主張していた人が困るでしょう 無意識のうちに 1か2、どちらかしか選択肢が無いと 思い込んでしまっている 譲れない、譲ろうとしない そのことだけに 集中してしまっている 一度、立ち止まって 1と2を、上から見てみる 1と

          感謝すること

          人と関わるとき 相手へ感謝することが 最も大切だと思います 人はひとりでは生きていけない 仕事はひとりでは完結しない 必ず誰かと関わりながら生きています あらゆる瞬間で 感謝が生まれています 想いを受け伴走してくれた 新たなアイディアをくれた 辛いときに助けてくれた 共感してくれた 感謝を感じたとき、その想いを伝えたい その感謝は、次の感謝を生み また感謝を連れてくる 人がそれぞれもつ「感謝特性」 遺伝子・性格・文化によって異なるため 感謝を感じにくい人もいる し

          時間は有限だから

          人生には終わりがあります 人生は時間です 時間の使い方について考えます 人生は約4,180週(80歳まで) 生まれてから社会人になるまで約1,000週 働くのは約2,400週 老後の生活は約780週 1日の時間をどのように使うか 30分の会議をどのように使うか 何に時間を配分するか 何を目標にするか 時間の使い方を決める事は、人生を決める事 そう考えると、 貴重な時間を大切に真剣に使いたい そう強く思います 何を得たいのか 目的によって時間の使い方は変化します 達成感

          時間は有限だから

          感情とは何か

          感情とは何か。行動経済学で説明される「感情」についてです。 アフェクトを考慮する感情には、エモーションとアフェクトがあります。エモーションは喜怒哀楽であり、アフェクトは淡く微かな感情です。感情は思考ではない。しかし、感情は軽視できません。 人は、微量な感情「アフェクト」によってあらゆる事象を無意識に意思決定しています。それは非合理な選択の原因となる。しかし、アフェクトがあることで、無数の細かな意思決定を短時間で処理できている。それが人間です。 非常に面白い。これはデザイ

          表層デザインを軽視しない

          「表層的なデザインだけではなく…」よく耳にするデザイナーの言葉です。私は長らくこの言葉に違和感をもっています。 表層を軽視している「表層だけではなく…」という発言は、あたかも表層だけを担うデザイナーが周りに居るかのように、そしてそれを軽視・否定しているかのように聞こえます。表層(見た目)を軽視している言葉です。 対して私は、「表層だけを担うデザイナー」はそもそも存在しないと考えています。なぜなら、表層と戦略は共創する関係であり、双方の調和がなければ良いデザインは生まれない

          表層デザインを軽視しない

          つくれること

          デザイナーは「つくれる」という価値を持っています。しかしなぜ、心が満たされないのでしょうか。 「つくれる」以外の力を見つけにいこう。 つくれるとは誰でも気軽にデザインをつくれるようになった現代において「つくる」という価値が変化していると感じます。写真や動画も同様に、誰もが自由につくれる。我々デザイナーはこのまま「つくれる」という価値に固執し続けるのでしょうか。勿論、デザイナーが定義する「つくれる」は高次元を指す。それは大きな価値であり、その技術は他者から求められています。

          範疇を越える

          先日ミーティングにて質問を受けました。「Aは太田さんの範疇ですか?」 範疇という言葉が、やけにしっくりきました。 範囲でもない、領域でもない、「範疇」である。 範疇があること私のやりたいことの範疇は、どこからどこまでなのだろう。予期せぬ質問から、言語化が進みました。実現したい世界とその範疇が言語化されていれば、やるべきことに迷いません。 範疇がある。 範疇にまず集中する。 範疇に特化する。 範疇という安心他者と関わる。他者にも範疇を共有するために、範疇を言語化します。

          不安とは何か

          1. 不安には根拠が無いこちらの動画の「不安には根拠が無い」という言葉が気になりました。 解釈や意見によって、自ら「不安」を生み出し増幅させている。それらは当然想像の世界であるため、根拠が無いといえます。 まだ身に降りかかっていないことを想像し、硬直し、自分の身体を縛りつけているのです。 2. 不安と自信不安を感じやすい人、感じにくい人、双方いると思います。これには、過去の経験内容とその数が関係していると考えます。 苦難を乗り越えた数、対処した経験数が、「自信」と

          成長に集中する

          成長に集中する私は今「成長」だけを追っています。これは、社会人3年目の時と感覚が似ています。 会社に所属していれば、成長を評価されます。しかしながら、評価を気にしている時間は無いと考えます。 自分を成長させること。ただそれだけに集中することが、何より大切です。 評価して評価される私はマネージャーとして人を評価しています。また、自分も評価されます。 故に、評価がどのように行われているかが分かっています。成果を出しても、期待値が高ければ上がらない給与。それも当然なので

          成長に集中する