太田 賢一/Design Mgr

Art Director at Timee, Inc./ex ANDPAD, Inc.…

太田 賢一/Design Mgr

Art Director at Timee, Inc./ex ANDPAD, Inc./DesignGroup Manager/Branding, People Management, Project Management

最近の記事

  • 固定された記事

なぜデザイナーは優しいのか?

デザイナーは優しい人が多いと感じます。私は転職し数社経験してきましたが、どの会社に所属するデザイナーも皆優しかったです。 それはなぜでしょうか?詳しく書き留めます。 1. 何を目的として業務遂行しているのかデザイナーが何の為に業務をしているのか書き出してみました。 ・事業貢献のために ・クライアントの成功のために ・ユーザーのために ・課題解決のために ・セールスマーケのために ・デザイン組織のために ・逼迫している仲間のために ・データ整理を仲間のために ・思いやりあ

    • 自分の波に乗る

      自分で決める事はなぜ大切なのでしょうか。そして、他者に自分で決める事を促していくには、何が必要でしょうか。 1. 自分の波に乗る人は誰しも自分の行動を自分で決めたいものです。しかし一方で、決めてほしいという気持ちを同時に持っている場合もあります。 頭の中で、自分A・自分Bが対立しています。どちらの意思決定をするか。他者からAにしたらどうかと言われたら、Aに決定するでしょうか。それは後悔しない選択でしょうか。 他者の意見によって意思決定することは、他人軸による決定です。も

      • 目的に戻る

        目的思考が大切だという話は良く聞きます。なぜ大切なのでしょうか。考えてみます。 1. 目標の「目的と手段」私はマネージャーとして、組織の目標を設定する必要があります。今後組織はどこへ向かうのか、どのように進化させていきたいのか。メンバーへ伝えます。 先日メンバーへ向けて目標を発表しました。その時はまだ具体的になっていない部分がありましたが、まずは「目的」を明確に伝えました。 そして2回目の発表時。設定した目標をどのように実現するのか。「例えばこうすれば良いと思う」具体的

        • 主張しない力

          自身の職能や立場を主張せず、相手に敬意を払う。そのような立ち振る舞いができれば、とても素敵だなと思います。 1. 職種職能を主張しない事業会社内では、デザインを主張しないほうが良いと思うのです。しかしデザイナーはそれをやろうとします。「デザイン思考」がまさにその例です。これは機能ではなく、名称の問題であるといえます。 逆の立場で考えてみると明確になります。例えば、営業の方が「他職種も営業思考を活用していきましょう」と言ってきたらどうでしょうか。ハレーションは容易に生まれる

        • 固定された記事

        なぜデザイナーは優しいのか?

          言葉へ辿り着く

          「言語化力」はどのように身に付けるのか。このテーマについて、再度自分なりに考えてみようと思います。 1. 同じ言葉に辿り着いているお会いした方、noteを書いている方、動画で拝見した方。あらゆる方々の言葉を聞いていると気付きます。 同じ言葉に辿り着いている 大切なことは、職種問わず共通しているようです。みなさん「ご自身の言葉」で語っていらっしゃいます。 ともすれば、言語化力とは何か。同じ言葉に辿り着いても良いのか。それはオリジナリティが無いのではないか。結局は同じ言葉

          言葉へ辿り着く

          遊びがあること

          仕事でも「遊び」がある状態(楽しんでいる状態)をつくりたいと感じます。遊びとは何か、考えてみます。 1. 遊びを手放さない為末さんの『熟達論』5段階は「遊」から始まります。熟達への道の初期段階です。この「遊」は、熟達していくプロセス全体においてとても重要だと捉えており、遊びは入口であり基盤だと思います。 クリエイターに最も重要な素養は「探究心」です。遊びが有する好奇心の延長から、ものづくりの世界へと飛び込み、深く探究し続ける力です。とはいえ、探究心を持ってさえいれば良いわ

          遊びがあること

          当たり前の価値を超えていくこと

          多くのデザイナーは、デザインの価値や理論を主張しています。私も勿論そのうちの1人です。しかし、より重要な視点があります。 1. 課題の奥に潜む課題先日、人材紹介会社様と会話した際の出来事です。人材紹介会社は「優れた人材を紹介する」という提供価値を持っています。 私は業務委託の方を採用したい。それが足元の課題です。先方は「マッチする人材を紹介」すれば、役割を果たすことになります。事実、私もそれを求めています。 しかしそのとき、どのような方を採用したいかではなく「私個人が抱

          当たり前の価値を超えていくこと

          心が動く奇跡を、笑顔から逆算する

          昨晩、デザイナートークイベント「コミュニケーションデザイナーの現在地」に登壇しました。我々デザイナーは、今後何を軸とし活動していくべきなのか。LT内容をレポートします。 1. 事業を理解することまずタイトルの「事業を理解し伝え方をデザインする」を分解し、1の「事業を理解する」ことから考えていきます。 それは換言すると、ビジネスモデルを理解することです。自社がどのように収益化を実現しているのか。利益を上げるためには、どの数字に着目すべきなのか。知る必要があります。 我々タ

          心が動く奇跡を、笑顔から逆算する

          優しさとは何か

          人に優しくしたいと思っています。ですが、それは相手にとって「優しさ」になっているのでしょうか。 1. 嫌われないための優しさ他者に何かを指摘する際は、優しく指摘したいものです。なぜなら嫌われたくないから、思いやりを持ちたいからです。他者から嫌われたい人など居ないと思います。よって、優しい言葉を選びます。 すべては言い方の問題ともいえます。例えば、「これは良くない。以後気を付けてください」と言えば、相手はどう受け取るでしょうか。正論だとしても「注意された」と感じるでしょう。

          優しさとは何か

          品格の向こう側

          品格とは何か。私にはまだ分かりません。ですが、体験をもとに現在の考えを書き留めようと思います。 1. 品格の有無あるオンラインイベントに参加した際、登壇したクリエイターの方々が品性に欠ける話し方をしていました。登壇者同士が仲が良いのか、アイスブレイクなのか。 気になって内容が頭に入ってきません。私は耐えきれず、冒頭の10分程で退出してしまいました。心がざわついていました。 しかし私は、クリエイターに品格を求めてはいません。作り手ではなく、クリエイティブそのものを見たい。

          品格の向こう側

          ひとりにしない、家族として

          何かを推進したいとき、合意形成が必要です。しかし、チームの誰かが賛同しない事もあります。そのような場面での話です。 1. 反対派の意見を大切に何かを推進したいとき、賛成派と反対派に分かれる場合があります。反対派が生まれた際は、その理由を個別に丁寧にヒアリングしていきます。解を急ぐことはしません。 私は反対派の意見を大切にしたい。なぜ反対なのか、何が不安なのか。理由の言語化に伴走します。 分からないことによる不安や、過去のエピソードなど、些細な事も共有してもらい、まずは気

          ひとりにしない、家族として

          話し方、聞き方

          常に、相手への敬意を表現する事が大切だと思います。そのために必要な態度「話し方・聞き方」について書いてみます。 1. 声色を設計する話の内容や語彙については、誰もが気になるところです。しかし、声量・トーン・速さ・間合い等、所謂「声色」も意識したいと考えます。 声色でその人の印象は変わるのではないか。何を話すかも大切ですが、どのように話すのかも大切だと思います。 聞く姿勢も同様。相槌ひとつで、真剣に聞いているか否かが相手に伝わるでしょう。話し方・聞き方は「自分がどのように

          話し方、聞き方

          言葉が備わること

          noteを書いている方々は、言葉を大切にされていると思います。私もその1人です。今回は言葉について書いてみます。 1. 言葉の意味を考える癖「あの人は…ができる」「…が分かっている」「…と言っていた」「…らしいです」など、日常会話は曖昧な言葉で溢れています。どのような文脈、どのような状況、誰の解釈か。分からない事が多いです。 noteを書き始めてから、言葉への意識が強くなりました。言葉がもつ意味、言葉の定義が気になります。 自分が聞いた話か、誰かから聞いた話か。何を基準

          言葉が備わること

          課題が全てを教えてくれる

          今回は「課題」についてです。何をすれば良いかわからない、やりたい事が分からない、という方にも読んでいただきたい内容です。 1. 課題を出発点にするこのテーマはいくつか参考書籍があると思います。ですが、自分の言葉で書いていきます。 課題から始める。課題とは「誰の」課題か。自分の課題の場合、自分だけで解決可能です。では組織の課題はどうでしょう。他者を巻き込み推進していく必要があります。その場合、全メンバーが「共通の課題」として受け止めている状態であるべきです。 他者に動いて

          課題が全てを教えてくれる

          心のアラートへ、私の行動宣言

          相手の「心のアラート」が鳴ったとき、何を大切にするべきか。何ができるのか。私からの宣言(手紙)のようなものを書き留めます。 1. 何よりも心を優先します自分の心を最優先として、精緻に向き合ってください。自分の心の違和感を逃さないでください。まず如何なる時も、心が健全な状態でなければ、何も遂行できません。 相手の心・感情を何より優先します。それは人間関係そのものといえます。心の前で、技術は無力です。見えにくいもの程、重要度は高い。 まず、本音で会話が出来ているか。本音を言

          心のアラートへ、私の行動宣言

          マーケットを広げ、可能性を広げる

          今回はマーケット(市場)について考えてみます。noteもマーケットを意識すると可能性が広がるのではないか。そのような話です。 1. 文章のスタイルを見つけること今回の記事で70投稿目です。noteを始めた当初は何を書けば良いのか本当に分かりませんでした。「デザインについて書く」という事は決めていましたが、他は何も決めておらず手探りでした。 1〜10投稿程は、今まで蓄積してきたデザインノウハウを改めて言語化していきました。経験は、振り返るといつの間にか積み上がっているものだ

          マーケットを広げ、可能性を広げる