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強い事実を取得し、仮説確度を上げる

以下の仮説思考スライドがとても分かりやすかったため、自分の思考と照らし合わせてみました。




仮説思考の要点

[ポイント]
・事実 × 推論による仮説生成
・顧客課題を起点に仮説生成

[仮説思考の活用理由]
・不確実性が高く、答えや正解が無い
・自分で答えを探し、確かめる必要がある

[仮説を持つ利点]
・意思決定が早くなる
・全体像との整合性


仮説は戦略

仮説とは「こうすればビジネスが前進するだろう」という仮の答えです。

自社のビジネスモデルにおいて、利益に寄与する仕組みをつくることが必要とされます。これは職種を問わない共通ミッションです。

「この戦略なら勝てるはずだ」という仮説思考によって、組織内外を動かしていきます。


仮説はアイディア

アイディアは、仮説に類する言葉です。我々デザイナーとしては、アイディアと聞くと別の思考法を思い浮かべます。

その企業・商品だけが有している強み・特徴・ストーリーを捉える思考。それは、コンセプトに繋がっていくでしょう。

その思考を仮説立案にも活用します。その顧客が悩んでいる課題を解像度高く掴むこと。全てはそこから始まります。


事実×推論=仮説

事実:現場に行って見つけた課題
推論 ↓
仮説:これがあれば課題が解決する(はず)

事実を用いた推論によって仮説が生まれる。私は「事実の解像度」に着目しました。勿論アンケートやインタビューで得られる定量/定性分析も良いでしょう。

しかし、その事実を、より明瞭且つ臨場感あるコンテクストとして取得したい。それができれば、良い推論によって、良い仮説を立案できます。


事実という基盤

私は、自ら事実(課題)を体感する事で、高解像度の経験を取得する手段を見出しました。

自らの経験は「高解像度の事実取得を可能にし、仮説の確度を上げるだろう」と考えたのです。

スライドによると、最終意思決定までに複数の仮説が積み上がり脆くなっていくとのこと。その脆さは、事実という基盤が強いほど生じにくくなるでしょう。よって、序盤の仮説(事実 × 推論)が重要です。


初手で取得する課題解像度が重要


仮説の観点

スライドで紹介されている観点のなかで、以下は私が遂行しているプロジェクトに当てはまります。

1:課題仮説、解決策仮説、価値仮説
2:製品仮説、製品実現性仮説
3:市場仮説、成長方法仮説、実行仮説
4:ビジネスモデル仮説

1〜4全て重要です。どのような市場で、どのような課題を、どのように解決し、どのような体験価値を生み出すのか。


足場の強度を確かめる

これらを「顧客を通して」仮説検証します。PoC(Proof of Concept)です。

PoCで確度を証明することによって「このアイディアに時間・労力・お金を投資しよう」という意思決定が可能になる。跳躍する前に、足場の強度を確かめながら地盤を固めます。

より確実に跳躍し、事業を成長させるためには、この仮説検証を早く安くやる必要があるでしょう。


まとめ

仮説思考を知識としてインプットするだけでなく、実践のなかで体得していくことが最も重要です。

知識から思考するのではなく、課題起点・目的思考によって、初手から実践。実践のなかで気付きを得ながら前進していきます。

まずは、課題を掴むこと。そして、良い推論によって仮説検証し、事業貢献を実現していきたいと思います。




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