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583.だから、アイデアはね、いつも喜びという、美味しいお菓子が必要なんだよ~

【お馬鹿なcoucouさんのアイデア論⑫】


1.100円ショップには誰もかなわない、って?

相変わらず、100円ショップは凄いね~
いや酷い…

これでは、発明品やアイデア品の商品化がむずかしくなるよね~
 
何といっても、素材、商品力、価格では歯が立たないため、全国の発明愛好家、アマチュア発明家、専門家、新商品開発家たちはお手上げ状態だという…

全国の発明団体などは、発明することを諦めてしまうほどだという。
よく、発明コンクールやアイデア大会などがあるけれど、現実に賞を勝ち取ったとしても、現実は商品化には及ばない…。

だけど、そんな愚痴を言い続けていても100円ショップはさらに変化を遂げている。
coucouさんはどこの講演会でもこの100円ショップのお話をしているけど、そんなに否定しなくてもいいよね。だって、消費者は助かっているし、喜んでいるんだもの~

100円ショップの戦略はね、特許権切れや著作権切れの発明品やアイデア品の商品開発に力を注ぎ、例えば、本年度に切れる特許、来年度に切れる特許、再来年度…と、5年から10年間ぐらいのスパンで次々と商品化を進めているんだ~
ここでいう、さらなる変化ってね、特許切れ周辺のアイデア、つまりひとつの発明に対して何種類もの商品化を行っているんだよ~

私たち素人だって特許権の切れたもの、権利のないアイデアから新しい商品化を考えても面白いよね~

例えば、筆箱であれば10種類以上、ペンなどは50種類以上、ひとつのアイデアから何十種類ものアイデアに膨らませて商品化を進めている点なんだ。
これでは今後、誰も太刀打ちはできなくなるよね。
 
もし、100円ショップがなかったら…?
でもね、それでもおそらく同じだよね~

100円ショップは悪ではないよ~

私たちはね、高いお金を払い、時間をかけて特許権の切れた商品、著作権の切れた商品をいちいち調べている暇はないけれど、100円ショップのそれらの商品や、アイデア商品は誰もが利用できるパブリックドメイン商品なんだから、その切れた商品を参考にして、新しいアイデアを考えればいいんだ~

coucouさんからいわせれば、無料のアイデアの宝庫に見えるよ~

だから、特許権、著作権のないものはどんどんとパクればいいし、真似すればいいし、ヒントにすればいいし、さらに応用するための現物がそこにはたくさん眠っているからね~

そんな風に考えるだけで、さらにアイデア力を増すように思える~

©NPО japan copyright association

2.様々な100円素材


 最近ね、100円ショップの商品を利用している人たちで、その素材を使ったアイデアを考える人もいるんだよ~
100円ショップで商品化されたものを加工して商品にする人もいるようだけど、それじゃあ残念ながら商品にして販売するのは無理だよね。
 
だって、100円ショップ商品を利用したということが誰の目にもわかってしまうし、何よりそれでお金がもらえるかといえば、まず無理だよね。
そんなものは、100円ショップ商品を加工しても技術者でない限り、必ずバレてしまうもの。(楽してお金をもらうなんて甘いよね…)
 
むしろ笑われる恐れもある~

アイデアや発明展やコンクールなどの出品にも100円ショップ商品が使われるようになったけど、小学生の子供にも見破られてしまう~
このような発明、アイデア品は、よほどの物でない限り、商品とは呼べないよね~

また、創作者として考えた場合、他人が製造したものを使用して商品化するというのもいただけない気がするよ~

最近の、アイデアや発明のコンクール会場での商品、試作品が、子供たちの作品展と何ら変わりないと感じるのはcoucouさんだけなのかなあ~
 
coucouさんたちの会ではね、100円ショップ等を参考にして自由に利用することを進めているけれど、100円ショップ商品の「そのまんま」を使用することは進めてはいない。

だって、創作の大切な部分「創作性」がないものは権利にもならないからね~

あくまでも、その商品の《素材有効活用》だけ。
 
100円ショップはあくまでも素材のひとつで、10円ショップであろうが、無料素材であろうが、リサイクル製品であろうが、その素材を使用して新たなるアイデアを生み出すことが本筋としての目的なんだ。
 
この考え方は100円ショップだけじゃあない~
必要とする素材には、無料、もしくはできる限り安い素材を見つけることだからね。
だから、リサイクルショップやディスカントショップでもいい。

1000円の生地であっても、その商品を制作するのに、1枚の生地から何十枚、何百枚取れれば、一枚当たりの素材単価は100円以下、10円以下になる場合もある。
生地や紙素材、プラスチック素材、ビニール素材、発砲スチロール素材、塩ビ素材、木製品素材、鉄素材、ゴム素材など、何でも安く手に入る。

日本国内には資源が乏しいので、日本は海外からの素材を仕入れ、加工して伸びて来た国。
鉄鋼業など最たるもので、日本に鉄がなくとも良質な鉄鋼作りは世界一とも言われている。
このように、日本人は昔から知恵(アイデア)で生きて来た人種でもあり、私たちももう一度学び直す必要がある気がする。

 
だから、良質で安い素材を見つけ、ユニークで個性があり、なかなか手に入りにくいアイデアを開発する、もしくはありふれたアイデアに肉付けをして、新しい表現(デザイン)の商品を考えるべきだと思うんだ。

 
coucouさんはね、豊澤会長のところにいたイメージが強くて、相変わらず発明やアイデアの相談を受けているけれど、残念ながら、人様に紹介できないものばかり。
アイデアや発想力、消費者の動向が分かっていない商品が多く、相変わらず特許権や実用新案権を取って売れないと嘆いている人たちが多いことに気づかされてしまう。

もう、発明は止めたらどう?
いくら発明しても無駄だよ~

今までの考え方は捨てようよ~
発明やアイデアを考えるだけじゃあなくて、その前に、売るためのアイデア、売るための発明をしようよ~
相談に来る人たち全員に、coucouさんはこのような事を話すんだ。
 
これからの時代に発明で生きようとするなら、自分が考えたアイデアや発明を相手に押しつけるのではなく、相手の求めているものを発明し、相手の必要とするアイデアを考えて形にすることなんだ。
この考え方は厳しいかもしれないけれど、そうして世間の厳しさにもまれながら、アイデアや発明は世に出ていく気がする。

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3.クッションシートの活用


ねえ、ねえ、みんな~
もっと、楽しく遊んでみない~
アイデアってね、自分が楽しくなければ相手だって楽しくないんだよ~

ねえ、ねえ、みんな~
子どもの頃を想い出してみない~
何にもなかったよね~
でも何かしら工夫して、アイデアだけで遊んだはずだよ~



 ねえ、みんな~
クッションシートって知っているよね~
これは何処にでも売っているもの~

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キッチンマットや押し入れ内に敷くシートで、どこでも安く手に入る素材。この素材はかなりしっかりしていて、ブックカバーや小袋、小物入れなどにも利用できるもの。

ちなみに、100円ショップでは6メールで100円で、ディスカウントショップでは200円から300円だけど、全体のサイズ、長さなどを考えると、100円ショップより安いことが分かる。また、問屋にいけばさらに安いので驚くと思う1品。

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このように安価で安い素材はまだまだ沢山あり、考える余地が残されている。またまた、coucouさんの会でブレーンストーミングしながら、みんなで楽しんだんだ~
今回はね、少し発明やアイデアから離れて、誰にでも簡単にできるアイデアとしてクッションシートを使った玩具をまとめてみた。

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4.クッション・シート・グライダー

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この玩具の名前をね、「クッション・シート・グライダー」と名付けました。実際に、小学生たちが学校の授業で制作しているもので、クッションシートを使った飛行機なんだ。

材料はクッションシートとハサミとシール、定規があれば誰でも簡単に作れる。ご自宅で作り、お孫さんにプレゼントしたり、作り方を教えてあげるのもいいよね。
また、このアイデアと素材を活用して、オリジナル玩具として低価格で販売しても面白い~

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さて、これが完成体の現物です。実際に飛ばしてみます。いかがでしょか?これはクッションシートを左右対称にカットしなければ思うように飛びません。また、飛ばし方にもコツがあり、力任せでは飛びません。左右の中心を持ち、水平よりわずか下向きにして指を広げるように放すのがコツです。これが上手くいかないと、なかなか飛んでくれません。

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また、先端についているシールがおもりの役目を果たしています。
シールは物によって重さが違い、薄いシールで調節をとり、一枚で不足ならニ枚にして、クッションシートの大きさに合わせて貼ります。
四角でも三角でも、だ円形でもブーメランタイプでもかまいません。
どちらにしろおもりが重要な役割を果たし、おもりの付いた部分が少しだけ下がって空気の中を進んでいきます。
その時、翼に揚力(ようりょく)が生まれ、その力で長い時間飛ぶことができます。これは「アルソミトラ」という熱帯の森に生えている植物の種子がヒントになっており、その種子はグライダーのように数キロも飛ぶといわれているものです。まさに超軽量クッションシートグライダーになっています。

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5.クッションシートライダーの作り方


 
では、このクッション・シート・ライダーの作り方をお伝えします。

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①  クッションシートを購入し、定規を使って横の長さを15センチ~20センチに揃えます。シート自体がふぞろい(縦と横の長さが)なため、必ず正しい寸法に切ります。カッターでもハサミでもかまいません。どうしても真っすぐに切れなければ、必ず鉛筆と定規を使いカットする場所にしるしをします。

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②  縦の長さは10センチぐらいにして長方形のシートにします。縦の長さは実験を繰り返して自分で決めます。

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③  シートは真ん中で折ります。そして左右対象を確認してから切ります。形は自由ですから、どんな形で実験してもかまいません。ただし、やはり飛行機の形に近い方が力学的にも良いようです。バランスさえ良ければ、どのような形のグライダーでも可能です。まだ実験していませんが、UF〇型なども面白いかもしれません。

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④  真ん中の先端部分にシールを貼ります。これがおもりの役割を果たします。シートがふらふらと木の葉のように落ちる場合がありますが、それはおもりの重みが足りないからなので、シールを増やします。これを安定するまで繰り返せば、二機目を作る時が楽になります。ストンと落ちてしまう場合は、おもりが重すぎるということです。また、羽根の部分が中側に折り曲がるような時は、羽根の大きさ(横の長さ)を少しずつ短くして下さい。

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⑤  水平より、やや下に向けて放して、スーっと前に滑降していけば完成です。

⑥  飛ぶことに自信がついたら、最後はデザインです。赤色のグライダーでもブラックライダーでも、銀色のライダーでもかまいません。イラストは鳥の形ばかりでなくても面白いでしょう。

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coucouさんです~
みなさん、ごきげんよう~

私たちは、文を書くとき、絵を描くとき、詩や俳句、短歌、歌詞や音楽を考えるときね最初の難関は「アイデア出し」だよね。

言葉だって、何かしらのヒントの中からアイデアが浮かんで文になる。
さて、何を書こうかな~どんな絵を描こうかなあ~
なんて迷いながら考えるのも楽しいけれど、鉛筆を持って白い紙にアイデアを書く出すのも面白い。

だけど、それが、追い詰められたりすると、せっかくのいいアイデアがあったとしても、そのアイデアさんはね、逃げてしまうんだ~

アイデアってね、否定的なことを嫌うし、自由でないとアイデアさんはいうことを聞いてはくれない。

不思議な生き物なんだよ~

ただね、楽しんだり、面白がると、首をひょこっと顔を出してくれる~なにやら、美味しそうな匂いがするのかもしれないけれど、喜んで目の前に現れるんだ~

だから、よく考えてみて~

ああ、どうしてもアイデアが浮かばない~
ああ、もっといい、気に入ったアイデアが欲しい~
なんて、苦しむと、その場から簡単に消えてしまうのがアイデアさんなんだ~そう、楽しくないとアイデアさんはね、喜んでくれないんだ~


だから、いつも喜びという、美味しいお菓子が必要なんだよ~
すると、一生懸命に力を貸してくれるんだからね~

みんな~

早速、試してみてね~

また、あした~


文字数5,948文字(少しオーバー)



Esther Ofarim - El Condor Pasa - אסתר עופרים


coucouさんのホームページだよ~みんな、みてね~

 
Production / copyright©NPО japan copyright coucou associationphotograph©NPО japan copyright association Hiroaki
Character design©NPО japan copyright association Hikaru

 









 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 

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