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『君たちはどう生きるか』の映画感想まとめ

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『君たちはどう生きるか』についてのすてきな映画感想をまとめるマガジンです。 #君たちはどう生きるか
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#感想

心躍る 『水曜日』

水曜日は映画がお得な日 祝日が水曜日って めずらしいような?! 水曜日は映画館にもよるけど ユナイテッドシネマは サービスデイで 割引があり大人1300円✨ 前日にチケット予約して準備万端😁 ついに 『君たちはどう生きるか』 を、劇場で観る 内容は全く知らなかったため 娘の反応を気にしながら鑑賞 はじめの方は 暗い話しでもあったため ちょっと怖怖と観ていた様子 青鷺がけっこう怖かったみたい… (スクリーンで観ると迫力がある) セリフは少ない 私は時折、涙を

君たちはどう生きるか

2024.2.11 イオンシネマ新百合ヶ丘 昨年の7月から公開している映画を、今更ながら観に行った。 昨年、何人か周囲の人が観に行って、皆「良い」と言っていた。どんな映画なのかと聞くと、誰も答えられない。よくわからないが涙が出たと言う人もいる。よくわからないのはこっちだ。 先月、U-NEXTで「プロフェッショナル仕事の流儀-ジブリと宮﨑駿の2399日」を観て、今回の映画は今までのジブリ作品と何かが違うと感じた。 そのうちサブスクかDVDで観ようと思っていたのだが、権利問題か

ジブリ最新作『君たちはどう生きるか』を観て、どう生きるか問われてしまった人の感想

※このnoteは7月に公開された映画、『君たちはどう生きるのか』のネタバレを含みます。 私は、9月の13日に観に行った。その時期は、私はちょうど異動が決まったタイミングだった。 それは前置きとしておいて、ジブリはすごい。話がわかるとか、感情がわかるとかそういう感覚でジブリに触れてこなかった。小さい時から気づいたらあったジブリ映画に対して、解釈や話の筋がどうとかいうようりも、心の底に訴えかける何かに心を奪われて来たように思う。ーー普遍的な「何か」をものすごく感じるが、それは

【感想】映画「君たちはどう生きるか」まだまだ現役でいるために、宮崎監督が下した決断?

「君たちはどう生きるか」と翻訳 「君たちはどう生きるか」というより「俺のスピードについて来れるか」みたいな映画だった。 尖ってる新人監督の映画みたいな、あまりの観客置いてきぼりっぷりに驚いた。絵がジブリじゃなかったら宮崎駿監督作品かどうか判別つかないかもしれない。 「君たちはどう生きるか」は、観客に内容を理解してもらうための手間を思いっきり省く、という決断をした作品だと感じました。 なぜその手間を省いたか?・・・それは、その分の労力を他のところに回したいからではないでし

意思決定の積み重ねが自分の生き方を決める 〈君たちはどう生きるか〉

この映画には、「私たちがどう生きればいいのか」がメッセージとして込められていると予想していたが、それは驚きともに裏切られた。 この映画が見せてくれたのは、「私たちがどう生きるべきか」ではなく、「どのような生き方があるか」だったと思う。どのような生き方があるのか、つまり、生き方とはそもそも、どのように決まるのか、である。 私が思うに、「生き方」の要素は、2つあるのではないかと思う。 「意思決定」と、その「動機」だ。 生き方の要素① 意思決定 「意思決定」とは、自分でなん

『君たちはどう生きるか』私の感じ。

※ネタばれほとんどなしですが、ちょっぴりありです。 この夏公開されたジブリ新作『君たちはどう生きるか』 やっと観に行けました。 やっと。 行きたい気持ちと、躊躇する気持ち。。。 前情報がほとんど無い中で、私が知っていたのは 題名『君たちはどう生きるか』と、「戦争中の話らしい」という2つの情報のみ。 何となく「気軽に」見れないような。「覚悟を決めて見なくちゃ」そんなイメージが湧いてきて、「観たい」のに今は「考えたくない」。 保留にしていた映画との出会い。 宮崎駿監督の久し

宮崎監督作「君たちはどう生きるか」超分析! 母のいる創作世界か友達のいる戦中の現実世界、どちらを選ぶか!

ここからは、宮崎駿監督作「君たちはどう生きるか」について、ジブリガチ勢の僕が語っていきたいと思う。有名な人のレビューや解説でしっくり来なかった人にこそ読んで欲しい。 まず、僕個人の今作の結論としては、めちゃくちゃ面白かった。確かに、とても分かりやすいとは言えないし、エンタメとしての面白さも微妙なので、つまらないといってる人達の気持ちもわかる。でもスタジオジブリや宮崎駿にすごく興味がある僕にとっては、最高傑作にもなりうる面白さを孕んでいたのだ。その面白さをこれから語ってい

わからないものを拒絶する人たち

君たちはどう生きるか?映画館で観た瞬間は、何かを感じることなく、無だった。どこか、もやもやする。何なんだろう、この感覚。同じく観たという友人に連絡を入れ、言葉にしていく中で色んな気づきや感情が芽生えた。賛否両論わかれるのは、なぜか?もしかしたら、この世の中多くの人が、わからないもの、不確かなものを受け入れたくない、向き合いたくないという拒絶感があるのではないだろうか? ストーリーよりナラティブに語れるか?というnoteを書いたところだったので、自分なりの解釈で振り返ってみよ

「わからないもの」をわからないままにしておくこと、君たちはどう生きるかを観て

先日、映画「君たちはどう生きるか」をみてきた。 (ネタバレにはならないように書くけれど、自分の感想は書きます。) よくわからないけど、涙が出てきて、胸がいっぱいになった。 何を観て何を感じて何の感情の涙なのかは自分でも言語化できない。 でも、頭で理解できない心のどこかに触れて、心が動いたのかなと思っている。 だから途中から分かろうとするのをやめた。 見終わった後も、どういうことだったのか、何を伝えたかったのか、こめられたメッセージはなんだったのかと考えようとしてしまった

「君たちはどう生きるか」について

この文章は「スクリーン」に連載している『映画とテレビの近未来日記』の10月号に書いたもので今現在発売中のものである。 その関係で最終段だけカットしてあるが、そこまででおおよその僕が言いたいことはご理解いただけるのではないかと思っている。 (「スクリーン」の編集者がほぼ無反応なので「そんなにひどいのか?」と不安になって反応を見てみたいと思ったのがここにコピペする真意である) 「わからない」という感想 スタジオジブリの新作「君たちはどう生きるか」が公開されてこの文章を書いてい

これでいいのだ

混沌の中で ここしばらく、混沌とした日々を過ごしていました。 ある日、あ、抜けた、と感じた日があったのですが、文章を書きたいという気持ちにはならず。 振り返ってみると、「思考」や「感情」ではなく、「体験」に集中したかったのだろうと思います。 言葉にしたら、なんだか全てがズレてしまうような気がしていたし、書きたくなったときがタイミングなのだろうから、そのときでいいか、と。 君たちはどう生きるか そんな中、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」を見てきました。

(番外編)私たちはどう生きるか

「君たちはどう生きるか」 宮崎駿監督はこれまでの歴史を辿り、この作品でぶつけてきた。 私は突然遺言状を差し出されたような寂しさが胸につっかえている。 ※お断り※ 以下ネタバレを含みます。というか見ないと理解不能な書き方をしますので、ご覧になってから読んでいただくと良いのかと思います。 ひさびさの記事になりました。 3か月何してたか考えましたが、バードウォッチング遠出ということもせず、畑で作物を育てていましたね。暑さや鳥と闘いながら。笑 ま、そのことは夏が終わってから書こう

映画『君たちはどう生きるか』とChat-GPT -科学的,論理的思考からの脱却

 先日、遅ればせながら、ジブリの最新作映画『君たちはどう生きるか』を見てきました。公開してすぐ行かなかったのは、「意味が分からない」という評判が多かったため、躊躇していたからです。  映画を見ての感想は、「なるほど、ストーリーがわからない、何を言いたいのかわからない、という意見が出るのは納得」でしたが、同時に「意味が分からない映画って素敵だな」と思いました。  「意味がわからない映画がいいとはどういうこと?」と言われそうですが、僕は本心からそう思い、鑑賞していて、とても楽

悪意のある、完璧ではない世界を選ぶこと(『君たちはどう生きるか』の感想と考察)

(ヘッダー画像はスタジオジブリ公式Twitterが利用を許諾している画像です。) ジブリの『君たちはどう生きるか』を観てとても感動したのですが、ネタバレ防止のためTwitterには書けないので、頭の中の整理も含めてここに思ったことを書いておこうと思います。 ※以下、感想・考察のためネタバレあります※ 1 母親の突然の死と新しい家族 ストーリーは大きな火事で主人公眞人が母親を失ってしまうという衝撃的なシーンから始まります。そして、時代設定が戦時中で、眞人が疎開すると同時