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昔「電波少年」「ウリナリ!」「雷波少年」を作ってその後、第2日本テレビ,LIFE VIDEO,アースマラソン,『NO BORDER』,1964TOKYO VR代表理事,映画『We Love Television?』監督,「電波少年W」,2023年「進め!豊田少年家族」企画演出

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昔「電波少年」「ウリナリ!」「雷波少年」を作ってその後、第2日本テレビ,LIFE VIDEO,アースマラソン,『NO BORDER』,1964TOKYO VR代表理事,映画『We Love Television?』監督,「電波少年W」,2023年「進め!豊田少年家族」企画演出

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    昔の名前で出ていますが全く新しいことをしようとしています

    上の写真は豊田市の猿投神社の本殿ね。 4月8日18時〜豊田市ひまわりネットワークで始まる番組が・・・ジャン! 「進め!」と「少年」が“昔の名前で出ています”。 コンテンツ過剰供給の時代に番組の入り口に一人でも多く立ってもらうためには『昔の名前』だろうが何だろうが使えるものは何でも使います!という心意気でありまして・・・ さらに! オーディションで選んだトヨタのレギュラー出演者の皆さんと撮った写真を初公開! どうしたんでしょう? 丹前着てハゲヅラ被って!いい歳なのに体

      • 記憶は恐ろしいほど自分に都合よく書き換えられる

        昨日電波少年の昔の仲間で「第2回昔の記憶を語る回」を開催した。 第一回はこちら 第一回は「”麻原くん!学校行こう!”を上九一色村の全てのサティアンでやって誘い出す生中継」をやろうとして直前に中止になった話 だったが今回は「2000年から2001年の年越し番組で2分間違えた話」をやることにしていた。当時のディレクター3名、作家2名、AP1名、AD2名が集まった。 そこで各人の証言を撮っていて自分の記憶が自分の都合のいいように変えられていることが明らかになって非常に気持ちが

        • テレビのある時代の終わり

          「タモリ倶楽部」が3月いっぱいで終わるらしい。 そのニュースを聞いて「あ〜これであの時代のテレビが本当に終わるんだな」と思った。 2014年3月「笑っていいとも!」の最終回を見ながら「テレビの終わりの始まりが始まった」と思ったのだが、その”終わり”が終わった。 つまりあの時代のテレビはこの3月「タモリ倶楽部」終了とともに完全に終わるのだ。 誤解してほしくないのは『テレビが終わる』と言っているのではなく『“あの時代の”テレビが終わる』と言っている。つまりテレビが完全に新時代に

          • デザイン思考からバラエティ思考へ

            先日ある打ち合わせの席でふと口をついて出た言葉が 「もうデザイン思考ではなくバラエティ思考の時代なんじゃないか?」 まあいい加減だよなあ、我ながら。 デザイン思考のことをよくわかってないんだけど。 ただちょっと前に確かにこんなことを思った。東京駅で横須賀線から京葉線に乗り換えるために東京駅の端から端に移動していた時に嫌と言うほどお土産お菓子やお弁当や飲食店のロゴが目に入ってきたんだ。それは一つ一つは本当に素敵にデザインされているんだけどあのスペースに捩じ込まれるように目に入

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            電波少年が最も打切に近づいた日

            電波少年が終わって20年余り。20年と言えば生まれた子供が成人するってことだからホントに「むかしむかし」のお話にもうなっている。 だからもう言っちゃっていいだろう。もう時効なんじゃないの? ってことでやってみた企画なのですが面白かったのは全員が自分で記憶を修正していると言うことでした。 これは1995年の春の話だと言うことはハッキリしている。4月か5月。 地下鉄サリン事件が1995年3月20日でその二日後警察はオウムに対する家宅捜査を実施した。 これ以前に青山の事務所や亀戸

            コンセプトと企画と演出の関係

            「今ないものを作る」が僕が新しい番組やイベントを作るときの基本である。今のテレビ番組のかなりの数のものが「当たるものを作る」だったり、もっとひどいものは「外さないものを作る」だったりするが僕のものつくりの基本はそれらの前に「今ないものを作る」である。 そうするとコンセプトがまず大切になる。コンセプトが「今ないもの」でなくてはその後企画や演出でいくら頑張っても「今ないもの」にはならない。 ちなみに電波少年のコンセプトは「行きたいところに行く!会いたい人に会う!絶対に諦めない!

            地元吸着番組を作るよ!

            書いたつもりで書いてないってことはあるもので2023年の最初のチャレンジは愛知県豊田市のひまわりネットワークで作る新レギュラー番組(4月スタート)です。 これすごいラッキーな巡り合わせだと思うんだけど僕は15年前にある種発作的に二子玉川から鎌倉に引っ越して来ました。鎌倉に住んで何年かしたある日、確かどこか海外から帰ってきた日に横須賀線が大船を過ぎて北鎌倉入った辺りで『自分の街に帰ってきた!』と思って、思った自分に驚いたということがありました。僕は引越し魔で生涯15くらいの街

            W杯に見た光!日本ではなぜイノベーションが起こらないのか?

            W杯サッカーがここまで日本で盛り上がったのは初めてじゃないでしょうか?その中に日本の未来に向かう明るい光が二つあったと思いました。一つは堂安選手のドイツ戦後インタビューで「俺が決める」という気持ちで、「俺しかいない」と思っていた。で、もう一つは・・・ 日本ではなぜイノベーションが起こらないのか? いや正確に言えば「イノベーションの芽はたくさん生まれたはずなのに全部摘まれてしまった理由は何か?」だろう。 その理由の一つは以前書いたこのことだと思っている。 イノベイティブと言

            「みんなのテレビの記憶」をWeb3的にやってみたくてNFTにした

            先月「みんなのテレビの記憶」コミュニティをスタートしました。 改めてこのサイトのシステムを譲ってくれたWOWOWに感謝します。 なぜこのコミュニティをやろうと思ったのか?今や完全にオワコン扱いの『テレビ』が今の30代以上の日本人には間違いなく大きな影響を与えてきたという記録を残したかった。 それには「みていた人の記憶」と「作った人の記憶」がコミュニティ上で交わった時に完璧なものになるだろうと思ったからです。 それには始めてまだ1ヶ月ですが揺るぎはない。 みんなのテレビの記憶と

            僕が「みんなのテレビの記憶」を始めた訳

            去年WOWOWで「電波少年W」をやろうことになったのはWOWOWのこれからのテーマが『コミュニティ』だというのを聞いて「それは面白い!ではコミュニティから番組を作るっていうのは誰もやったことがないから挑戦したい!」ってことで 「じゃあ何のコミュニティを作ろうか?」となって自分達がずっとやってきたテレビ番組なら日本人のかなりの人たちが何らかの記憶を持っているだろう!ってことで『テレビの記憶』コミュニティでやろうってことになった。 番組を1年やって終わるってなった時に結構ああじ

            ジブリパークの凄まじさ

            1週間前2022年10月31日愛知県長久手市にできた「ジブリパーク」の内覧会に幸運にもご招待いただき行ってきた。 今日はその凄まじさを書き留める。 新幹線名古屋駅から地下鉄に乗ってさらにリニモという電車に乗って着いた”愛・地球博記念公園”から歩いて10分ジブリパークの入り口に立った。 着くのが早過ぎた!まだ開場まで1時間もある。仕方なく近くの人工芝の上で寝る。朝早く家を出たので本気で眠ってしまった。天気が良くて気持ちよかった! 11時オープニングセレモニー開始。 鈴木敏夫さ

            戦争を起こさないテクノロジーの発明

            先日伊豆で行われた「天城未来デザイン会議」というイベントに呼んでいただき「2035年の暮らし方がどうなっているか?どうなって欲しいか?」と言うテーマで1泊2日で議論をした。行く前に『今自分は何を未来に望むのだろう?』と考えていた時にニュースで”麻生氏が台湾情勢を巡り「戦争が起きる可能性が十分に考えられる」との見解を示した”と聞いた。 今日本人がこんなに戦争が身近になってしまった時はない。 そして考えてみれば人間がこれまで発明してきたテクノロジーは常に戦争と共に進化してきた。火

            ジジイの生き方 ①

            この1年くらいずっと考えているのが「ジジイの生き方」だ。死に方と言ってもいいのかもしれない。65を超えてようやくこの9月で44年間籍を置いた日本テレビを離れる。人生の2/3を一つの会社で送ってしまった。長く居過ぎたもんだ!と思う。そして恐ろしいことに日本テレビを離れても人生は続くのだ! どう生きるか?明日死んでもおかしくない年齢になっているのだから 「どう死ぬか?」ということだ。 いつ終わるかもしれない最終章はこれまでとは全く違うスタンスで生きていくのがいいんじゃないか?そ

            新たな出会いで新たなコンテンツを

            9月一杯で日本テレビを辞める事になりました。一応解雇ではなくて満期と言う事で。 60歳になった時に「死ぬまで企画者!死ぬまで演出者!死ぬまでバカ!」と指針を立てたのは変わりなく金になろうとなかろうと死ぬまでものを作り続けようと思っているのでこの日テレ退職はより自由に色んなことが出来るんじゃないかとワクワクしちゃっております。 今ないものを作る!をやりたいと思っているのは相変わらずでその方向で「電波少年」以降 ”24時間生放送CSチャンネル”「電波少年的放送局」 ”テレビは太

            「王様は裸だ!」という番組

            GW真っ只中5月1日の夜に「ななにー」と言う元SMAPの三人がやっている Abemaの番組に出演した。 「テレビのこれからを考える」みたいなコーナー。その中で僕がキャイ〜ン天野の「今、電波少年をやるとしたらどんなことをやりますか?」と言う質問に対して答えたのが表題にした「王様は裸だ!と言い続ける番組をやりたい」だった。 ロシアのウクライナ侵攻から約3週間が経った3月14日にロシアの「第1チャンネル」のニュース番組の生放送中に同テレビ局の女性社員がキャスターの背後で「戦争をや

            新しいものを生み出すことがなくなった時にテレビはその使命を終えたことになるのではないか

            大いなる自戒を込めて2021年〜2022年のテレビの番組表を残すべきだと思っている。どこかに今までに見たことがない新しいものがあるだろうか? YoutubeとNetflixなどのSVODなどの伸張が著しいと明らかに言われた2021年の年末そして2022年の年始のテレビ番組表の中にそれに抗する地上波テレビ局側からの意志を感じる番組が一つでも見つけられるのだろうか? このままではマズイ!と全てのテレビ局関係者が思っているはずであるのにその意思が反映されているはずの番組が並んでい