moimoi

夫とふたりで小さな塾をやっています。 自分の心の観察記録をしています。

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最近の記事

還ろう

先日、久々に大好きな友達と会って、楽しいひと時を過ごしました。 会えて嬉しかったし、たくさんおしゃべりできて楽しかった、のだけれど。 充実感がない、ということに気づいてしまい、なんだかやるせない気持ちになりました。 同時に、普段、夫と愛犬と、またはひとりで過ごす時間が充実しすぎていることに、気づいてはいたのだけれど、やっぱりそうなのか、と再認識してしまいました。 私には友達は必要ない、ということなのだろうか。 でも、彼女のことは大好きだし、きっと、そういうことじゃな

    • 主たるもの

      先日、久々にどぎつい感情に囚われ、苦しい数日間を過ごすことがあったのですが、そこから解放されるまでの過程で色々と気づくことがあったので、書いておこうと思います。 突然の嵐 発端は、私自身の気まぐれでした。 一時は寝たきりになってしまった愛犬でしたが、ひょんなことからまた歩けるようになり、今は、老犬なりに元気に過ごしています。 気持ちが落ち着き、生活にも少し余裕ができたので、いつまた目が離せなくなるかわからないし、今のうちにちょっと実家の片付けをしておこう、と思ってしま

      • 自然体で生きる

        雨あがりの午後 寄る年波には勝てないようで、愛犬が歩けなくなり、一日をほぼ横になりながら過ごしています。 とはいえ、自力で寝返りをうつことはできるし、ご飯も量は食べられないけど食欲はあるし、介助すれば排泄もできるし、瞳は生気に満ちている、といった様子です。 雨が続いたお天気のせいか、なぜかひゅっと涙腺を刺激され、うえーんと泣いていたら、愛犬が急にやる気を出してところどころで笑わせてくれて、心がほっこりしました。 動物の雄は、雌より身体が大きかったり、力が強かったりしま

        • かわいい人

          最強の愛犬 我が家の愛犬を見ていると、かわいいって最強だなあ、と思います。 私は、愛犬なら、何をしてもかわいいと思えるし、何をされても許せるのです。 相手が人間となると、そういうわけにもいかないのは、なぜだろう。 まず前提として、私は愛犬を「かわいい」という絶対的なフィルターを通して見ています。 前提がそうだから、結論もそうなる。 と言ってしまえば、話は終わってしまうのだけれど。 わかりにくいので、掘り下げてみます。 可愛いということ 「かわいい」は「可愛い

        還ろう

          愛犬の世話になる

          星占いの予言 愛犬のお世話をしていると、逆にこちらがお世話をされているように感じることがあります。 一時は目が離せなかった愛犬の様子も、近頃はずいぶん落ち着いており、夫とカフェでゆっくり息抜きしたりもできるようになりました。 カフェでたまたま手にとった雑誌の星占いで、夫の星座のところに「介護や看護で新しい価値観を得るでしょう」と書いてありました。 なんてタイムリーな。 一体どんなことになるんだろうね、わくわく、と思っていたのですが。 夫の場合 先日、夫は弓道の審

          愛犬の世話になる

          感情を泳がす

          高ぶる 先日、父の発言に、腹が立ったことがありました。 老いて、食べムラがあったり、日々様子が変わるため手がかかるようになった愛犬との生活について、近況を母に話していたところ、そばで話を聞いていた父が「甘やかすからだ」と言ったのです。 現場の苦労を知らない人ほど、言いたいことを言ってくれる。 老いは、躾でどうにかなるものではないのに。 的外れなところから無責任に投げ込まれた発言にモヤついても仕方ないことはわかっているのに、どうにもおさまらない。 私は一体、何にモヤ

          感情を泳がす

          言語と非言語の間

          テレパシー 先日、あ、テレパシー使えた、と感じたことがありました。 昼寝中、愛犬がそばでゴソゴソしはじめたので目が覚めたのですが、身体が重くていうことをきいてくれず、動けませんでした。 その間も、愛犬は立ち上がりたくてゴソゴソゴソゴソしています。 手を貸してあげたいけど、今すぐにはどうしてもムリ。 動くことはおろか、言葉を発することもできませんでした。 その時、ふいに妙なスイッチが入って、愛犬と ひゅんっ と繋がったような感覚になりました。 身体が動いてくれるよ

          言語と非言語の間

          伏線を回収する

          伏線を張る 前回の記事で、こんなことを書きました。 自分で書いたことが、ちょっと先の自分へのメッセージだったりすることがあります。 自分で伏線を張って、自分で回収する、といったような。 心の在り方が現実をつくる、ということなのでしょうけれど、こういうのは、何度経験しても面白いなあと思います。 おかえり愛犬 前回の記事を書いた後、夫がふいに、思い出したことがある、といって、昔経験したことを話してくれました。 昔、ひざを派手に擦りむいて、大きなかさぶたになってしまっ

          伏線を回収する

          老犬と生きる

          その後 前回の記事を書いてから、あっという間に日がたってしまいました。 ひと段落ついたと思いきや、引き続きカオスな日々を過ごしていたのですが、振り返ってみると、なんだかんだでいい時間だったかも、と思える程度には元気になりました。 前回、久々に文章を書いてみたら、なぜか生とか死とか命とか、といった内容になってしまったのですが、現実が後から追いついてくるように、その後、愛犬が急激に衰えてしまい、色々と考えさせられました。 愛犬の最期と向き合う 我が家の愛犬は13歳、もう

          老犬と生きる

          鈍行でいこう

          お久しぶりです 新年早々、世の中的にも色々ありましたが、個人的にも色々あり、なかなかにカオスな1月を過ごしていました。 ここへきて、はじめてコロナ(たぶん)をもらってしまい、体力と気力をごっそり削られ、しばらく「虚無」状態を味わっていました。 まだ回復途中ではありますが、ようやく、何か書いてみよう、と思えたので、よっこらしょ、と重い腰をあげ、ポツポツと書いています。 とはいえ、今までどうやって書いてたんだっけ。 勘を取り戻す、というか、ゼロからの再スタート、という感

          鈍行でいこう

          見えているものは

          ある日の記憶 ふいに、昔のことを思い出しました。 ある時、AさんとBさんの間でちょっとした問題が起こり、Cさんが仲裁に入りました。 Cさんは、普段からAさんのことを信頼していて、Bさんのことは信頼していませんでした。 両者から話を聞いたCさんは、Aさんの方が正しい、と判断しました。 その後、Cさんは、私に事の成り行きを話して聞かせ、Aさんの方が正しい、という判断は当然のことであるとして、私に同意を求めてきました。 が、私は、両者の話を直接聞いたわけではないし、現

          見えているものは

          未知の知

          覚悟とは いつものように色々ともの思いにふけっていたところ、「覚悟」って、一般的に思われているようなものとは、本当はちょっと違うんじゃないのかなと思ったので、書いてみようと思います。 「覚悟」というと、ぐっと耐え忍ばなければならないとか、恐怖を乗り越えなければならないとか、なんだかそんな印象があります。 前回の記事で、私はこんなことを書きました。 言い換えると、覚悟が決まった、ということです。 でも、この時のことを思い返してみると、私は別に、ぐっと耐え忍んでいたわけ

          未知の知

          自力でゆるむ

          ずっと書きたいと思ってはいたのだけれど、なかなか気持ちがぐいっと沸き立つことがないまま、頭の中で眠り続けていたことがあります。 ふと、今かな、と思ったので、書いてみることにします。 突然それはやってきた 5年前の秋、突然、それに襲われました。 朝方トイレに起き、もう一度寝ようと布団に横になろうとした時でした。 突然、なんかおかしい、となり、目の前がチカチカして、手の指先から血の気が引いていき、ビリビリしびれ、息ができない感じになりました。 とにかく、深く呼吸ができ

          自力でゆるむ

          白い石になる

          2024年、辰(龍)年の元日に、日本列島が大きく揺れるなんて。 龍が目覚めたか、なんてことを思ってしまう、ドラマみたいな現実。 みなさま、ご無事でお過ごしでしょうか。 震源地である石川県には、私の姉家族が住んでいます。 肝を冷やしましたが、全員無事とのことで、ひとまず安心しました。 スーパーに勤める姉によれば、道路事情で入荷されないものもある中で、買いだめをする人はやはり多いらしく、ガラガラになったパン棚の写真が送られてきました。 割り箸やペットボトルの水も売り切

          白い石になる

          にんじん

          にんじんのことが、わかりません。 というか、にんじんのことを、私は一体どう思っているのかが、わかりません。 にんじんは、欠かせない食材です。 なくなったら、必ず買い足す食材です。 なのに、料理ににんじんが入っていたら(自分で入れるのだけれど)、いち早く食べきろう(片付けよう)としてしまっていることに、最近気づいたのです。 私、にんじん、嫌いなのかな? いや、嫌いではないな。 じゃあ、好きなのかな? いや、好きでもないな。 うーん。 あえてキャロットラペを作ろう

          にんじん

          ▶︎ 冒険をする

          本当の冒険 私の夫は、ゲームが好きです。 ドラクエなどのRPG(ロールプレイングゲーム)を、以前の夫は、攻略本(または攻略サイト)を見ながらプレイしていました。 今でもたまに思い出して言われることがあるのですが、ある時、私にこんなことを言われたのだそうです。(私はあまり覚えていません) 「攻略本見ながらやってて、楽しいの?」 夫は、そのひと言にかなり衝撃を受けたらしく、それ以来攻略本を見るのをやめ、ようやく本当の冒険(ゲーム)の楽しさを知ったのだそうです。 夫にと

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