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#マンガ感想文 記事まとめ

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マンガ感想文や、おすすめのマンガの紹介について書かれた記事をまとめた公式マガジンです。
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2022年12月の記事一覧

幼年向け第一話は、トンデモ設定ばかり?『ドラえもんがやってきた』他/ドラえもん初回特集①

「大みそかだよ!ドラえもん祭り」・・・からの、「お正月だよ!ドラえもん祭り」。 この夢のような特番の流れは、藤子不二雄アニメ全盛期である80年代に、運良く幼少期を迎えていた僕の、至福の思い出である。 今年も「ドラえもん」の1時間SPは放送していたが、大みそかと言えば、最大3時間の藤子アニメ特番が放送され、HDDに録画するなどという便利な時代でも無かったので、それは目を凝らして、ブラウン管に釘付けになったものである。 藤子Fノートは3回目の大みそかとお正月を迎えるのだが、

本棚マンガ大賞2022【2022年の本棚まとめ】

今年も細々と投稿してきた月末の「本棚」記事。月の最終日に固定で更新できたことは、自分を褒めてあげたい。〆切厳守の精神。別に何の意味もありませんが。 そんな2022年も早いものでもう年の瀬。 今年も去年に引き続き一年を振り返って、本棚の整理がてら個人的ベストヒットの紹介をしていきたいと思います。今年一年、我が家の本棚を彩ってくれたマンガたちに向けて個人的に贈る賞、その名も『本棚マンガ大賞2022』。 色々悩んだ結果、以下の4部門に分けてみました。 【完結作品部門】 【映

2022年12月の本棚

12月に読んだマンガまとめです。今年ももう終わり。 ラーメン赤猫 2 / アンギャマン(集英社)1巻も面白かったけど2巻はもっと面白くてもっと好きになった。人間の新キャラはちょこちょこ増えるけど、猫の新キャラは全然増えない。ライバル店とかも出てこない。猫はそもそも働くのが嫌いな生き物なので納得。 奇跡的に働きたい猫たちが集まって、地に足つけてあくまで細々と、でも確かに繁盛しているラーメン赤猫。是非一度ご賞味ください。 恋人以上友人未満 2 / yatoyato(集英社)

2022年12月「読んだ!」マンガまとめ

こんにちは。マンガライターのちゃんめいです。 新旧問わずに、今月読んだマンガを全て紹介する本企画。元々マンガが大好きで毎月たくさんマンガを読んでいましたが、マンガライターとして活動し始めてから読む量が尋常じゃなく増えました。できることなら全作品しっかりとした漫画評を書きたい!けれど、現実的になかなか難しい。いやでも、せめてあらすじや一言感想メインだけでも!…という謎の使命感からこのnoteが誕生しました。 ちなみに、「Real Sound ブック」さんでは“今月発売された

【からくりサーカス】本編ってなんだよ【サーカス編最終幕感想文】

『からくりサーカス』サーカス編最終幕を読みました。 https://note.com/hachimitsuko/n/n8ae9fbe602a3 直前のからくり編最終幕が「「→→→""""あんな """"←←←」」結末だったのでサーカス編最終幕のタイトルを見た瞬間にスマホぶん投げ未遂もあったりしましたが、終わってみればいい思い出です。 ここまで物語を覆っていた多くの謎への解答編、その過程で描かれる過去の人々のドラマ、そして主人公の覚醒……からくり編最終幕とは別ベクトルであ

科学+日常? 小学館漫画賞受賞作「すすめロボケット」大解説/初期SFヒーロー漫画③

藤子不二雄は1951年の「天使の玉ちゃん」でデビューし、1953年には「UTOPIA 最後の世界大戦」の単行本を発表、その名を漫画界に轟かす。 その後、紆余曲折があるものの、多くの短編や短期間の連載作品などを次々と発表。1959年には「週刊少年サンデー」の創刊号から「海の王子」を連載し、人気と実力を確かなものとした。 「海の王子」は安孫子先生との完全合作だが、ここで生まれたSFヒーローものというジャンルが藤子F先生にとっての得意ジャンルとなった。1960年4月から連載が始

読書好き女子が2022年にガチでハマった本10選

2022年もたくさん本を読みました! どれもおもしろいものばかりで、読書っていいなぁと改めて実感した1年でした。その中から特にハマったもの10作品をご紹介します。 シリーズ作品をまとめて1冊とカウントしている時点ですでに10選ではないのですが、ウンウン唸りながら選んだ10作品をどうぞご覧ください! 「おんなの女房」蝉谷めぐ実デビュー作でドハマりした推し作家さんの待望の2作目です。 「エモすぎる江戸時代」というキャッチコピーで売られていましたが、本当にエモかった…。江戸

【2022年総括】2022年に読んで面白かったマンガ20選!(たけのこ@マンガライター)

今年も沢山マンガを読みました。 とってもありがたいことに、「このマンガがすごい!2023」の選者としてアンケートにも応えさせていただき、マンガ読みとして大変励みになりました。 世の中にはわたしよりもマンガを沢山読んでいる識者のかたがたが沢山いらっしゃるのは存じ上げておりますので、わたしが選ばれたのは運の要素も多分にあったかと思います。でもそんなのぜんぜん関係なくってうれしいものはうれしいのですから、喜べるときには存分に喜んでおくことにいたしましょう。 さて、じゃあ行きまし

クワハリさんの漫画「私の高校生活」から読み取る青春の解像度

ひとの昔話を聞くのが好きだ。 昔の話をするとき、人は力がゆるみ、素が出て、ぐっと親しみやすくなる気がする。もちろん、反対に力が入るひともいる。ちょっとだけ過剰に良い思い出を演出するひともいる。でもそれもすきだ。そのひとが、どんな思い出を大切にしているかが伝わるし、なんだか愛しくなる。とにかく、ひとの昔の話がすきだ。みんな、もっと昔の話をわたしに浴びせてくれ。 そんなわたしが今年、ツイッターで偶然発見して思わずのめり込んだ漫画がある。クワハリさんの「私の高校生活」シリーズだ

泣けるエピソードばかり!「新オバケのQ太郎」×クリスマス作品 一挙ご紹介

メリークリスマス! ・・・気がつけば今年は12月26日となってしまい、世間的にはクリスマスは終わってしまいましたが、我が家などは年明けまでクリスマスツリーを出しっ放しにしていたりするので、まだまだクリスマス気分が残っております。 ということで、時期が外れましたが、2022年のクリスマスを祝して、関連記事をアップさせたいと思います。 第一弾として、数日前に下記の記事を載せました。こちらでは「オバケのQ太郎」からクリスマス作品、全6作をピックアップしてご紹介しました。 6

このビジネスマンガがすごい!2022

こんにちは!ビジネスパーソンにオススメのマンガを紹介しているみやおです。 今回の記事では、今年読んだビジネスマンガの中から特にオススメの作品をまとめました。 題して『このビジネスマンガがすごい!2022』 本家『このマンガがすごい!』は色んな方の投票で選んでいますが、こちらは筆者の独断と偏見で選びました。 ちなみに『島耕作』シリーズのようなザ・ビジネスマンガだけでなく『キングダム』のようなビジネスに役立つ歴史マンガ等も含めて「ビジネスマンガ」としています。 というこ

【109円】Kindle本クリスマスセール他の中でオススメ作品を紹介する【70%OFF】

メリークリスマス!Kindle本クリスマスセールが開催中!読んだことある作品や今回買った作品の中からおすすめをピックアップします。 109円編海岸列車 バイオレンスアクションやレイリで有名な室井大資先生の初期短編集。どことなく乾いたような雰囲気だったり暴力的だったりの共通点はあるものの、収録作は絵柄も内容もかなり幅があって面白い。ちなみに表題の「海岸列車」は卒論の実験で使わせて頂いたので個人的に結構思い入れがあったり。同じく2巻完結のブラステッドも1巻が109円、2巻が半

[読書感想文]さよなら絵梨を読んで

読み終わった後にいろんな解釈ができる話って面白いですよね。 たまたま王様のブランチを観ていた際に紹介されていた「さよなら絵梨」がとても気になり、即買いしてしまいました。 読後感が良くとても面白かったので、なぜ面白いと感じたのか自分なりの考察を残しておきたいなと思います。(物語の紹介はしません。) ※ ここからはネタバレを含みますので、まだ読んでいない方はそっと閉じてください。また、ここで記載している内容は素人の勝手な考察ですので、あくまで一意見としてお楽しみください。 (

ファンの声から単行本化が決まった例も…Twitterが近づけた、作家とファンの距離

SNSのおかげで、作家のもとにファンの声が届きやすくなっています。Twitterで声を上げたことがきっかけで、作家本人からの反応が得られたり、一緒に仕事することになったりといったドラマチックな話もあるいっぽう、ファンからの声を聞けずにいることの苦しさを訴える声もきかれます。 ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)がお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」今回はTwitterユーザーの心をゆさぶる「作家とファン」の話題を探ってみました。