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歌詞考察

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PP0が自分の好きな歌を、PP0の好きなように解釈した記事群。ウケ狙いと思われる過激な思想や極端な解釈が垣間見える。
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記事一覧

【考察】Tempalayの『NEHAN』は現代の念仏である⁉

【考察】Tempalayの『NEHAN』は現代の念仏である⁉

僕の大好きなバンド、Tempalayのニューアルバムが来る5月1日にリリースされる。
タイトルは

『((ika))』

イカである。

イカ⁉
うん、おそらくあのイカである。

括弧で括ったりアルファベットで書くことでスタイリッシュになっているのだが、最初に思ったのは「なんか記号っぽいな」である。
Sigur Rosの『()』とかサカナクションの『kikUUiki』っぽさが何となくあり、プログラ

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【歌詞考察】難解な歌詞を読み解くと小説みたいなアルバムだった Galileo Galilei - 『くじらの骨』

【歌詞考察】難解な歌詞を読み解くと小説みたいなアルバムだった Galileo Galilei - 『くじらの骨』

「一番好きな曲は?」

こんな難しい質問はないだろう。
数多ある曲の中から一番を決めることなど僕には到底できない。

だが、好きなアルバムならどうだろう。

アルバム単位であれば、話が変わってくる。
もちろん好きな曲が多く入っているアルバムは好きなアルバムになるのだが、アルバム総体として見たときに明確に一番好きなアルバムが、僕にはある。

それは、Galileo Galileiの『Portal』と

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【歌詞考察】「上海蟹食べたい」は犯罪教唆のメッセージだった!?『琥珀色の街、上海蟹の朝』

【歌詞考察】「上海蟹食べたい」は犯罪教唆のメッセージだった!?『琥珀色の街、上海蟹の朝』

この世の中には、「それはぶっとんだ解釈だなあ」と思いつつも、実際そうだと思って歌詞を見ると、そうとしか考えられなくなる歌詞解釈というものが存在する。

有名どころを挙げると、スピッツの「スパイダー」は少女誘拐の歌説や、同じくスピッツの「青い車」は心中の歌説、髭男の「pretender」は同性愛の歌説、などである。

そんな「ぶっとび解釈」を僕も提唱してみたい。



というわけで今回ご紹介するぶ

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【歌詞考察】渋滞にイラついているだけの歌だと思っていたらレトリックが隠されていた【YUI - Winding road】

【歌詞考察】渋滞にイラついているだけの歌だと思っていたらレトリックが隠されていた【YUI - Winding road】

渋滞に巻き込まれてライブに間に合いそうにないというエピソードで1曲作れちゃう感受性と文章力が欲しい。

YUIの曲を聞いてそう感じた木曜日の夜。

パンクロックが好きな夏でも革ジャンを着てるあいつのせいでバスに乗り遅れた話で1投稿書き上げようか、と筆を執った。

(ちなみに今回は『Jam』ではなく『winding road』の歌詞考察だ)

というわけで、投稿を作るにあたって、なにか『windin

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【歌詞考察】藤井風『ガーデン』は、仏教的な思想が根底にある!?

【歌詞考察】藤井風『ガーデン』は、仏教的な思想が根底にある!?

大変悔しいが、藤井風にハマってしまった。

彼の歌は良い。
メロディーももちろん素晴らしいが、声がいい。
あのなんとも力感のないゆるっとした歌声。
唯一無二で誰にもマネできない魅力がある。
生田絵梨花の歌う「何なんw」は確かに上手いけれどもこれじゃない感がすごく、ほんとに「何なんw」って感じだった。

悔しいことに、ルックスもいい。
前提としてイケメンだし、身長も高い。
25歳とは思えない色気があ

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