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なんだろう

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自分でも不思議に思う詩のような、エッセイなのか…内容もなんなのでしょうか?と思うような作品です
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2023年3月の記事一覧

あははのオホホと泣いている

あははのオホホと泣いている

実家の近所のおばさんに
「お母さんは」
と聞かれました

もう観念したとばかりに
「亡くなりました」
と答えると
「えっいつ?」
「昨年末に」
「この前にあった時は元気だったのに」互いに言葉が続きません…

もう本当に母のことは
私の中で消化不良

母は納得したかもしれないが
なんでなんでと思いが残る

本当に後少しだけでもいいから一緒に居たかった

母の身体は限界でせんないこと
それでもほんの後

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隣のお兄さん

隣のお兄さん

無意識に言いたいことを言っている 

そんなつもりじゃないはずなのに

だけどね

出した言葉を受け止めるのは

相手なの

言葉は勝手に走り続け

私の意志とは関係なしに進んでゆく

言葉ってむずかしい

考えて考えて話しても

私のこころとは違うところへ向かってゆく

いっそ閉ざして

寡黙になったらいいんだね

ひとりはさみしい
ひとりはかなしい
ひとりはせつない

私だけ

私は孤独

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吐き出して、吐き出して、自己満足しているだけなのか?

ふと自分のやっていることが分からなくなる

こんなんでいいのか…

所詮、戯言を吐いているだけ
とつぶやこうとしたら、cowcow さんの言葉が突き刺さった

自分を愛してないって

私は自分がキライなんだよね

かみ

かみ

私のこころはペラペラのかみ

うすくて

なんのとりえもありません

かみは紙

ペラペラな紙

私のこころは

ほんわかと暖かさに包まれて

かみは愛がいっぱいで

かみの愛はやさしさ

かみのこころにつながると

ふかふかの春の日差しをもらえるよ

かみは神

紙と神

行って返ってくるほど

違うけど音は同じ

不思議だね

やさしさ

やさしさ

やさしくしてあげてね

といわれたけれど

そのやさしさがわからない

やさしさにも色々あって

かまうのもやさしさ

突き放すのもやさしさ

叱るのもやさしさ

なにをどうすればいいのか

途方にくれる

あなたのご修行なんですよ

大変な大変なご修行を頂きましたね

突っ込まれないように

考えて考えて言葉を使うのよ

並大抵でない

大切な存在を

上手く扱わないと

それも欲か

情を出し

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誰も信じたくない

誰も信じたくない

春が来てウグイスが啼いている

でもわたしのこころは晴れない

母がいないから

ぽっかり穴が空いたまま

誰もわたしのこころをわかってくれない

母ならば、母だけはわかってくれていたから

時だけは無慈悲にも過ぎる

片腕失くし、心も失くす

虚ろな感覚

ないないと必死に探したスペアキー

やっぱり母の家の戸棚から見つかった

息子に怒鳴られ、叱られた

息子もわたしもヨレヨレで

誰かをかま

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優しくないわたし

優しくないわたし

孤独な私は優しくない

ひとを思いやれません

自分のことすらアップアップ

申し訳ございません

謝ることしか出来ません

ずっとずっとそうでした

母にももっと優しくできたはずなのに

最後は看取ってあげられたけど

「あんたがいて、(私は)しあわせ」と言ってもらえたけれど

やっぱり後悔しかありません

優しい友は
「ずっと一緒に教えを学んで、ノリかなは親孝行したよ」と言ってくれました

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勝手なことばかり

勝手なことばかり

みんな勝手

勝手なことばかりを言う

孤独だというと

猫でも飼ったら

いずれ施設に入ればとか

はぁ、何考えているの

所詮他人事だよ

孤独、孤独、孤独だね

でも耐えられないことはない

さみしくとも何とかなる

だから生きている

死にはしない

人といてももっと孤独

ひとりのほうがまだましよ

だからね、どうしようもない

人に分かってもらおうなんて

あまい、あまい、あまったれ

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ばあちゃんの魂

ばあちゃんの魂

ばあちゃんがあの世に旅立ってから2年後のことだった

私の枕元にばあちゃんがあらわれた

いつも着ていた普段着で

私の身体は動かない

多分ね

ばあちゃんと私の波動が違うから

でもばあちゃんは心配そうに私のことを覗き込む

それからまた1年後

今度はばあちゃんがよそゆきの大島の着物を着てあらわれた

今度はそう

「福井のご先祖様とは話しがついている」という意味深な言葉をかけて来た

福井

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なんで、なんでと思うくらい

椿の花が咲いている

こんなことは今までなかった気がしてる

母が咲かせてくれたのか

ありがとうって…

ありがとうを言うのは私だよ

産んでくれて、育ててくれて

お母さんの子どもで良かった

つかめない心

つかめない心

ひょっこりと冷たい心があらわれた

自分を突き放した感覚というか

自分を遠くから見つめている感じ

母への思いは変わらない

でも今まで味わったことのないものを

ものすごく感じる

なんだろう

こころの奥深くに

今までとは違う未知の領域に

突っ込んだ感じ

わからない

不思議な国に迷い込んだ

戸惑って

これって自分のことだよねって確認する

それでも答えは出てこない

雨時々曇りか

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夜のドライブ

夜のドライブ

「ほら、行くよ」

母の写真に語りかける

自分の家まで小一時間

車を走らせる

最近はもっぱら夜

道空いてるし

泣いてもわからない

暗い中、夜のドライブ

母を乗せて、夜のドライブ

246をかっ飛ばす

この道は何百往復したことか

母のもとまで

夜討ち朝駆け

もういない

肉体はない魂だけの母を乗せて

夜のドライブ

母の箸

母の箸

母の箸は父と夫婦箸

奈良の鹿の角で出来ていた

父と仲良く夫婦箸

父があの世に旅立って

母はずっと鹿の夫婦箸を使っていた

でも

息子がね

気がついた

母の使っている箸の長さがちがうって

「ばあちゃん、箸の長さが違うね」
と聞くと
「じいちゃんの箸と一本ずつ使っているの、じいちゃんといつも一緒」

母は父のことが大好きだったから

私は親として父のやっていったことが赦せなくて

決し

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あたりまえ

あたりまえ

あたりまえなんて

この世に存在しないのに

なんで勘違いをするのだろう

ずっとずっとあたりまえがあると思っていた

花が枯れるように

魚が腐るように

人間もいつかいなくなる

使い古した肉体を土に返していなくなる

絶対なんかないのに

あたりまえなんかないのに

心のどこかで信じてる

ずっとそばにいてくれるって

もう肉体はないのに   

虚無感だけが身体のなかを駆け抜ける

無気力

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