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優しくないわたし

孤独な私は優しくない

ひとを思いやれません

自分のことすらアップアップ

申し訳ございません

謝ることしか出来ません

ずっとずっとそうでした

母にももっと優しくできたはずなのに

最後は看取ってあげられたけど

「あんたがいて、(私は)しあわせ」と言ってもらえたけれど

やっぱり後悔しかありません

優しい友は
「ずっと一緒に教えを学んで、ノリかなは親孝行したよ」と言ってくれました

でも後悔しか残りません

もういない、もう会えない、もう触れられない

こんな気持ちに期限はないと

さみしくて、かなしくて、いたたまれない思いばかりが募ります

庭にはこぶしのつぼみがふくらんでいます
春は次々にやって来ます

時間だけは流れます
春はいつか夏になり、秋からまた冬へとうつろいます

笑っていてもこころはどこかで醒めています

お母さん、お母さんと呼んでも返事はありません

優しくないわたしには

思いやりは持てません



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