大西倫加【不動産の達人/不動産コンサルティング会社社長】

「人と不動産のより幸せな関係をつくる」総合不動産コンサル会社(https://www.…

大西倫加【不動産の達人/不動産コンサルティング会社社長】

「人と不動産のより幸せな関係をつくる」総合不動産コンサル会社(https://www.sakurajimusyo.com/)を経営。 出版や取材協力・講演多数。 暮らし・不動産領域専門のPRコンサルタント。 日本史・神社大好き。活字中毒。

最近の記事

最後の役割は自ら破壊すること

【さくら事務所 役員人事のお知らせ】 さくら事務所は本日の人事発表をもって経営体制を改新し、世代交代を図ることとなりました。 副社長に就任する山本直彌、執行役員に新任の友田雄俊、再任役員である田村啓、辻優子とともに、30代を中心としたチーム経営へと舵を切ります。 私は引き続き代表取締役を務めますが、ここ2年ほどで現場実務の権限はほぼすべて移譲し、私自身の専門領域であったマーケティングPRにも再現性をもたせてきました。 最後の役割は、自分が経営を行った10年の成果や経験

    • 成就しない恋という、かけがえのない幸福

      さくら事務所は今日、25歳のお誕生日でした。 そして創業者である長嶋から、私が社長のバトンを受け取って10年になります。 子どもの頃からあらゆる記念日やイベントとは縁遠い生活を送ってますが、この記念日は特別で、 ご依頼者やいつも応援してくださる方々、そして戦友である仲間たち、さくら事務所グループにとって、私にとって、とても大切な人たちとお花見をしました。 はかったみたいに今日、満開になった桜に神楽まで重なった奇跡に、皆さまと大はしゃぎでいろんなことを語り合えた至福の時間。

      • 旅路の最高のパートナーであれるように

        さくら事務所グループとして設立した、らくだ不動産(株)は5歳のお誕生日を過ぎ、宅地建物取引業の免許番号を更新できました。 おかげさまでたくさんの方々に応援いただき、最高にチャーミングでクレイジーな仲間たちがどしっと増え、大笑い大騒ぎで駆け抜けてきた濃厚で痺れる5年。 控えめに言って、最高でした。 物件から選ぶ不動産取引が当たり前の日本で、心から信頼でき親友のように付き合える不動産エージェントから選ぶ、新しい不動産取引の形をつくる、 他先進国と違い両手取引(売主・買主双

        • 祈りという愛がもつ奇跡

          被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 今なお悲しみが続く方々に少しでも早く心の安らぎやあたたかさが届くことを、日常が取り戻せることを、願い祈り続けています。 元旦、関西の山深く自然崇拝の聖地を参拝していたところで報を受け、そのまま社の緊急対応に引き返しました。 道中、この数年かけて全国各地で絆を結んできたYouTubeコミュニティの方々が次々に安否確認やサポートの声をかけあってくださる様子を見て、胸がつぶれそうな心痛がやわらぎ、 改めて関係性の近さや濃さを飛び越

          PRの神様との約束

          さくら事務所はこのたび、(公社)日本パブリックリレーションズ協会「PRアワードグランプリ2023」のブロンズ賞を受賞致しました。 受賞各社を見て錚々たるメガ企業と有名PR会社とのタッグ、事業や予算規模が桁違いなプロジェクトばかりの中、中小企業が愛と情熱とチームワークだけを武器に20年以上、年間300件近いメディア露出を継続し新しい職能とマーケットを開拓してきた道のりを評価いただいていて、心底驚くと同時に改めて、ご依頼者さま、社内外の仲間たち、応援し続けてくださった皆さま方に

          神秘の島バリで教わったこと

          今年はワーク・ライフスタイルをガラッと変え、ほとんどオフィスにはおらず、毎週どこかへ出張しては新しい人たちと出会う日々を送ってましたが、その締めくくりだった約30年ぶりのバリ島から帰国しました。 深夜便の空港へ向かう直前に川の中を歩き、瀧で頭からずぶ濡れになる荒業やらかしましたが、バリの大自然は本当に神秘的で生命力に満ち、幻惑的に美しかった。圧巻です。 バリヒンドゥーでは満月の日に断食をし、人を妬ましく思う気持ちや我欲、人や何かへの執着や考え方のこだわりを手放し、自分の強

          ぼくの花が、あのどこかにある

          全国出張飛び回る日々にいきなり病気がわかり、手術することになりまして。 てんやわんやのリスケジュールにそっちのほうが具合悪くなりそう(笑)ってひーひー言いながら、ほんのちょっぴり期間、大人の夏休みに恵まれました。 手術はなかなかにスリリングで残暑をひんやりできる幽体離脱ぽい体験とか、ネタの宝庫だったんですが時間ないのでまたいつか書くとして(誰もにも求められてないと思うけど)、お医者さまもびっくりな「随分とまあ順調ですね…意外にも…」って回復力で、 まだ通院は必要だし今後の

          優しい約束

          沢山のお誕生日メッセージありがとうございます。 お誕生日は黄泉がえり、甦りの聖地と呼ばれる秘境の山々を歩いて来ました。 そこでまたしても不思議でかけがえのないご縁をいただきまして。 決して忘れることはないけれど、人生のうんと幸福で優しい思い出として書き留めておこうと思います。 携帯も繋がらない険しい山道を延々、おまけに先だっての土砂崩れで通行止め、大きく迂回路をまわって数時間後にやっと辿り着いた神域には、ひとつだけぽつんと茶屋があります。 参拝後、ふらふら一休みに入った

          「凶方位や八方塞がり、本当にあるの?」ー永遠の大きな謎に答えようじゃないか。

          決算や事業計画や体制変更に年一番の繁忙期が重なった3月、おまけに賃貸住宅も年一番の争奪戦になるこの時期に、 急に引っ越しが必要になった凶運な大西(そういえば今年のおみくじ凶やった)はこのところル・マン耐久レースのごとく壮絶な日々を過ごしてましたが、なんか奇跡的に理想的な引っ越し先も日時も決まりました。 なるようになるもんなんですね人生って…! それで引っ越し前に方災除け祈祷にいったら、神職さんからとても素敵な話を伺えて、これきっと気にされてる方も多いんじゃないかと思った

          「凶方位や八方塞がり、本当にあるの?」ー永遠の大きな謎に答えようじゃないか。

          「大西、会社出るってよ」

          さくら事務所のご依頼実績が60000組を超えました。 ご依頼者さま、日ごろから応援してくださる皆さま、本当に本当にありがとうございます。感謝の言葉をどれほど並べても言い尽くせる気がしません。 おかげさまでこのホームインスペクション(住宅診断)だけでなく、現在、マンション管理組合向けコンサルティングや防災コンサルティング、グループ会社らくだ不動産も日々たくさんのご相談をいただいていて、 企業規模はできるかぎり小さく、成長スピードはゆっくりと、が信条なのですが、メンバーの疲弊

          誰の心の灯になりたいか

          取材いただきました。ありがとうございます。 出張で広島に行ったとき、宮島の弥山で「消えずの火」を見ました。1200年前に弘法大師が護摩修行した火を、今に至るまで絶やすことなく燃やし続けたとされるものです。 その場にいる人たちをあたため、小さな新しい火になり、またはらはらと燃え続けてる様子は、一隅を照らす人の情熱や切なる祈りのようだと。 私が事業をやっていて心の底から感動し震えるのは、いつも事業そのものの成功云々じゃなくて、 ただただ自分のいる場、おかれた場で仕事を通じ

          旧正月・新月の祈りと相方さん募集

          旧正月の新月ですね。 私は月のリズムのほうが心身とあいやすくて、旧正月がくると新しい年が幕明けていくような感じがします。 このタイミングで諏訪出張の機会をいただき、諏訪大社四社を巡る僥倖。 10ぶりの諏訪大社、どんな記憶と取り違えたのか、うっかり普段より薄着で出かけた自分を呪うマイナス6℃で、境内の清流が残酷なまでに美しいつららアートに… (思わず自分の鼻先もそっと確認した) ただどこまでも冷たく凛と澄んだご神気の境内は、宇宙と繋がってるかのような木々、御柱のエネルギー

          全大西が泣いた感謝祭と、神様との結婚

          今年はふと思い立ってお寺さんでおみくじを引いてみたら「凶」だった大西です。 ここまではよくあることかもしれないんですが、ちょっと面白くなって「もっかい引いても凶かも」とわくわく引いてみたら、やっぱり「凶」。 新春早々わざわざ2回連続で凶を引き当てる、もはや最強の予感しかない2023年です。 そんな中、らくだ不動産初の試み、不動産業界の皆さまとリアルで語り合う「感謝祭」ってお祭りイベントを開催してみました。 何かと慌ただしい1月の休日(不動産業界は火水休みが多い)にたっ

          らくだ不動産の役員人事お知らせ

          日頃とてもお世話になってる皆さまへ、らくだ不動産から役員人事の大事なお知らせです。 今期から経営体制を以下のように変更し、新しいチャレンジに挑むことになりました。 取締役会長 風戸 裕樹(旧/取締役副社長) 代表取締役社長 大西 倫加 副社長執行役員 山本 直彌(新任) 顧問 長嶋 修(旧/取締役会長) さくら事務所グループとして理想の【正直不動産】エージェント型仲介を日本に普及させたいと設立し、まだ5年目の会社ですが、驚くほどたくさんの方々にあたたかい応援を惜しみなく

          桜の下で語らい、未来を夢見る日々を

          皆さまにとってのお正月、優しく心華やぐものでしたでしょうか… 古来から年末年始には自宅に歳神さまをお迎えし、新しい年の稔り、脅威から守護し豊かで平穏無事な暮らしを祈りましたが、さくら事務所の名、桜という言葉も諸説あるものの、稔りの神をお迎えする神座が語源と言われます。 人々が豊かで和やかな稔り、暮らしを願い、その下に集って飲食や語らいを共にした、桜を社名に冠することができているのは幸せで、背筋が伸びることです。 今年も、いつどんな時も毎日、ただほがらかにひたむきに人と不

          心の眼で無限を観る年に

          新年あけましておめでとうございます。 毎年、元旦は人里離れた山の神社に登拝するのですが、今年は早朝、バス停でふと行先表に「観音」とあるのを見つけ、そのまま想定外のバスに飛び乗り創建1250年超とされる山奥の古刹へ。 昨年末ある方から「来年は神社だけじゃなく観音を巡るといいと思います」とアドバイスいただいたところで、元旦の朝に観音行きバスを見つけるのもご縁かと。 全く予備知識なく訪れた奥の院は筆舌に尽くしがたい神秘幽玄の美しさで、山伏の法螺貝も届かなくなる山中の霊窟は、瀧