神秘の島バリで教わったこと

今年はワーク・ライフスタイルをガラッと変え、ほとんどオフィスにはおらず、毎週どこかへ出張しては新しい人たちと出会う日々を送ってましたが、その締めくくりだった約30年ぶりのバリ島から帰国しました。

深夜便の空港へ向かう直前に川の中を歩き、瀧で頭からずぶ濡れになる荒業やらかしましたが、バリの大自然は本当に神秘的で生命力に満ち、幻惑的に美しかった。圧巻です。

バリヒンドゥーでは満月の日に断食をし、人を妬ましく思う気持ちや我欲、人や何かへの執着や考え方のこだわりを手放し、自分の強さや精神力を神に見せ心身を浄化するのだとガイドさんが仰ってました。

人は生きてるとさまざまなモノが増え、考え方や行動の癖がつき、出会い喜びや愛が増えるぶん、悲しみや囚われ、しがらみも増える。
月が満ちきる機に少しづつまた削ぎ落し互いを解放し、新しく満たす器を広げ整える、その繰り返しが人生であり自然の摂理なのでしょうね。

思えば今年はずっと、自分にとって大きく大切な、長く愛着してきた大中小のことや関係性やこだわりを少しづつ、ひとつづつ、手をほどいていく日々でした。

それは心地よいコンフォートゾーンを出ることでもあり、違和感や座り心地の悪さ、どうしようもない寂しさを感じることでもあると同時に、失うのが眩暈するほど自分が心底愛する大事な時間をもてていたことを痛感して、感謝と新しく違う形で創造する夢に震えるプロセスでもあり。

ただただ壮大に流れて一時も留まることがない瀧の水しぶきを浴びながら、一人つらつらしみじみ泣きました。

毎年この時期になると感じることだけど、切ない終わりの始まりを含め、やっぱり自分史上最高を更新する素晴らしい年だったと。

ちょうど今週は今年最後の新月。

自分の空いて広がったスペースに満ちていた愛着と、いまだ握りしめて手放せないものにありったけのありがとうを伝えながら、またゼロから満たしていく新しい流れに心弾ませたい。

皆さまの射手座新月も、愛と希望に満ちたものでありますように。



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