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祈りという愛がもつ奇跡

被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今なお悲しみが続く方々に少しでも早く心の安らぎやあたたかさが届くことを、日常が取り戻せることを、願い祈り続けています。

元旦、関西の山深く自然崇拝の聖地を参拝していたところで報を受け、そのまま社の緊急対応に引き返しました。

道中、この数年かけて全国各地で絆を結んできたYouTubeコミュニティの方々が次々に安否確認やサポートの声をかけあってくださる様子を見て、胸がつぶれそうな心痛がやわらぎ、

改めて関係性の近さや濃さを飛び越えて、人が人を大切に想いあう柔らかな強さに感動しています。

甚大な理不尽の前に、自分にできることのあまりの小ささに途方に暮れ、祈るしかない寄る辺のなさを痛感する時、だからこそ祈ることの力を思い出します。

私の祖母は1月1日生まれで、生まれた時に息をしていなくて、祖母のお母さん、ひいおばあさんがずっとずっと抱きしめ祈り続けて、息を吹きかえしたんだそうです。

祈るという言葉の語源は、い(生・息)を告る、神聖な生命を活き活きと生ききることの宣言だとされますが、

祖母が曽祖母から「この子は必ず生ききる」と信じ祈り続けられた生命がつながって今の私があると思うと、祈りという愛の大きさと奇跡に震えます。

昨日と今日の間、今日と明日の間を断絶するかのような冷たい嵐が吹き荒れて、不安と無力感に自分を手放しへたりこむ日があっても、「この子は必ず生ききる」祈りがつないでくれた生命の神秘を思い出したい。

そして願わくば私も、私と縁を結んでくれる周囲の大切な人たちが、ありのまま余人をもって代えがたい素晴らしいギフトを活かし、その人にしかできない生命を生ききることを、そばで心から信じ祝福したい。

もしも万が一、その人がひと時、嵐の道に迷ったり立ち止まることがあっても、必ずまた運命を跪かせ奇跡を起こせる底力を、ただひたすら応援し祈り待ち続けられる伴走者でありたい。

今年もどうぞよろしくお願い致します。
皆さまの明日に、青空と虹がかかりますように。

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