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アラフォー、いわゆるおひとりさま。 でもパートナーを諦めてはいない。 生きるって何だ?…

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アラフォー、いわゆるおひとりさま。 でもパートナーを諦めてはいない。 生きるって何だ?幸せって何だ?を日々考えている。

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オンナの哲学 -哲学するヒント・星の王子さま(2)わかってほしい女、解決したい男

現代の寓話とも哲学書とも評される「星の王子さま」には、あらゆる要素のエピソードが詰まっている。その中でもストーリーの中心となっている、王子さまとバラに起きた出来事について、私なりに考えてみた。 この2人については、作者のアントワーヌと妻のコンスエロの暗喩と言われているが、私には“世の男と女”というもっと広いテーマとしても読み解けるように思える。 バラは、自分の美しさを誇りワガママを言っては王子さまを振り回す。王子さまは、とまどいながらもバラの要求に生真面目に応える。素直に

    • オンナの哲学 -ネガティブなアファメーションに負けないで

      未来ある1人の若い女性が、不特定多数からの心無い誹謗中傷のために命を落とした。私にはとても他人事とは思えず、辛く思う。 政治家やスポーツ選手といった影響力のある人たちが、すぐに遺憾の意を表明し、正していこうと声をあげてくれた。多くの人がこの出来事について真剣にとらえ、活発に議論されることを期待してやまない。 ----- 直接間接を問わず、悪口を何度も言われたり、それが一度であってもあまりにもショックに感じると、その言葉は脳にこびりついてしまう。何度も頭の中でリピート再生

      • オンナの哲学 -哲学するヒント・星の王子さま(1)子どもの心と大人の思考

        世紀を超えるベストセラー「星の王子さま」だが、実は私は大人になるまで読んだことがなかった。子どもの頃、何かの本に「星の王子さま」の一説が書かれてあったのを読んだことがあったが、その時には全く理解できずどうしてこれが名作と言われているのだろう、と不思議に思っていた。 そして子どもの頃に心を殺して生きていた私は、大人になってから、その殺してきた心を少しずつ開放していく過程で、改めてこの本に出会った。 初めて読んだ時の感想は、こんな感じだった。 ・哲学があちこちにちりばめられて

        • オンナの哲学 -トラウマその2

          小さな女の子を褒める言葉って? かわいいね。お人形さんみたい。 やさしいね。女の子らしいね。 いい子だね。友達と仲良くできるね。 私はこのどれも言ってもらった記憶がない。 私が覚えているのは、「しっかりしてるね」これだけだ。 姉の2年後に生まれた私。 次は男の子だと思っていた父は、男の名前を用意して楽しみに待っていたらしい。でも生まれてきたのは私、女の子だった。 子どもの頃の写真には、ピンク色の服を着て長い髪をかわいく結んだ姉と、ブルーの服を着たショートカットの私が並

        オンナの哲学 -哲学するヒント・星の王子さま(2)わかってほしい女、解決したい男

        • オンナの哲学 -ネガティブなアファメーションに負けないで

        • オンナの哲学 -哲学するヒント・星の王子さま(1)子どもの心と大人の思考

        • オンナの哲学 -トラウマその2

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          オンナの哲学 -逃げるは恥か

          パワハラ・モラハラ・セクハラをされるような環境にいるあなたへ。 先行きが見えないから、次が決まっていないからといってそこに居続けていた私に、メンターがくれた言葉をシェアしたいと思う。 「次が決まってから動いた方がいいんじゃない?なんて言う人達のことは気にしないで。そんな状況でも離れることを選びたいとあなたが思うのなら、それが正しいことだから。あなたが心で感じることが、正しいことだから。 先々不安かもしれないけど、今は何よりあなたを立て直すことが大事。 しっかり休んで、よく

          オンナの哲学 -逃げるは恥か

          オンナの哲学 -私が生まれた日

          誕生日は、誰にとっても特別で大切な日だろう。 親しい人と一緒に祝い、生んでくれた親に感謝するかもしれない。 自分の人生を振り返り、その幸せを改めて実感するのかもしれない。 でも私にとっては長い間、まったく別の意味での特別な日であった。 もう、ずいぶん前のこと。大学を卒業してすぐのことだった。 ゴールデンウイークに入り、誕生日を明日に控えたその夜、私はなぜか胸騒ぎがして、眠れなかった。 そして真夜中過ぎ。誕生日に日付が変わってすぐ、電話が鳴った。 それは、仕事からまだ戻って

          オンナの哲学 -私が生まれた日

          オンナの哲学 -女の力その1

          オフィスビルの受付として働いていたころのこと。 夏の暑い日のことだった。 その日A氏と面談予定のお客さまから「近くにいるが道に迷ってしまったようだ」と電話が入った。 その方が今いる場所を確認し、道順を説明したがなかなかうまくいかず、何度か電話を受けては説明するを繰り返した。 面談時間ギリギリにようやくお客さまが到着され、私がA氏の待つ部屋まで案内することになった。 そのお客さまは、当時で50代半ばくらいだっただろうか。人のよさそうな、誠実そうな方に見受けられた。真夏の日中

          オンナの哲学 -女の力その1

          オンナの哲学 -上下関係は必要か

          学生時代、軍隊かと思うような厳しい上下関係の部活動に身を置いていた私だが、そのイデオロギーに洗脳されることは無かった。 たかが年齢が1、2歳違うだけで、なぜこんなに偉そうなのかが全く理解できなかった。技術的にも人間的にもたいしたことないのに、ちょっと生まれたのが早かったというだけで尊敬されて当たり前、と信じて疑わないことが不思議でならなかった。 初めはただただ反発していた。私はまだ幼く血の気も多かったので、練習の時は先輩の“胸を借りる”ふりをして無茶苦茶に向かっていき、ミ

          オンナの哲学 -上下関係は必要か

          オンナの哲学 -「考えすぎ」を考える

          悩みの中にあって、言われて一番嫌だったこと。 それは「考えないほうがいいよ」という言葉だ。 気の毒に思ってのことだろうが、私にその慰めは全くフィットしなかった。 そんなこと、言わなくてもわかっている。できるのなら苦労はしない。 考えまいとしても考えてしまってつらいのに。考えても解決しないことを延々と考えてしまって苦しいのに。 苦しさを吐き出せたと思ったら「考えすぎだよ」と言われ、考えてしまう自分を否定されたように感じて余計に苦しくなった。 考えすぎ。 真面目すぎ。 もっと

          オンナの哲学 -「考えすぎ」を考える

          オンナの哲学 -トラウマその1

          私が哲学するようになったきっかけのひとつ。 トラウマのひとつについて綴ろうと思う。 数ある中で、まだマシなものを。 学生の頃の彼。 同じ大学で、ごくありふれた出会いで、軽い気持ちで付き合い始めた。 すぐに私たちは、公認の仲良しカップルになった。 彼の、ストレートな愛情表現がとても心地よかった。 言葉でも態度でも、常に私を好きだと言ってくれていた。それを周りの友達に対しても、見せつけるかのように言っていた。 私はそんな彼が好きだった。彼という人間を好きだったというよりは、私

          オンナの哲学 -トラウマその1

          オンナの哲学 -失ってはならないもの

          生きていくうえで、何を失っても守り通したいもの。 私にとってそれは、ピュアなこころ。 そしてそのこころを守るために必要不可欠なもの。 それは知性。 人はとてもピュアなこころをもってこの世に生を受ける。 なのに、大人になるにつれてそれが失われていくことがとても多い。 当たり前であるかのように、残念なことに、とても多い。 けれども決して、自分から進んでそれを手放すわけではないのだ。 誰かを信じて疑わなかったのに。誰かを一途に愛していたのに。 自分の可能性に限りなんてないと思え

          オンナの哲学 -失ってはならないもの

          オンナの哲学 -なぜ“オンナの”哲学なのか

          男と女は違う生き物。 使い古された表現だが、私にはこれは真実だと思える。 私はこれまで、様々なかたちで様々な人が出した“答え”を参考にしてきたが、私には男性のそれが腑に落ちないことが多かった。“答え”そのものに納得がいかないと言うよりも、“答え”に至るプロセスに共感できなかった、と言ったほうが近いかもしれない。 彼らの語る言葉は、どこか上からものを言っているようだったり、理想論のように思えることが多かった。 彼らの言葉に真剣に耳を傾け、一言もとりこぼすまいとしながらも、こ

          オンナの哲学 -なぜ“オンナの”哲学なのか

          オンナの哲学 -はじめまして。

          宗教、スピリチュアル、自己啓発、心理学、そして哲学。世の中ではSNSでも本でも何でも、求めればいくらでも生きるヒント、幸せになるヒントを見つけることができる。私もそうして様々なヒントを得てきた1人だ。 多くの先人たちのブログ、動画、書籍からそれらを探しまくり読みまくり、考えまくったおかげで生きづらさは随分和らいだ。それでもまだ知りたい“答え”があり、見つかっていない“答え”もある。 1人ひとり生きづらさの原因は違うし、生きてきた環境も違えば性格も考え方も違うから、仕方ない。

          オンナの哲学 -はじめまして。