「嫁」や「母」になりたいわけじゃないの【最後におすすめYoutuber紹介】
決して、結婚している人や出産・子育てしている人を否定したいわけではないのです。
むしろ、「結婚・妊娠・出産を経験した」というその事実だけで、
自分より一段階上の世界を生きているんだと、尊敬するぐらい。
人間、独りじゃ生きていけないし、それはかなり心細い。
もちろん私も、人生のパートナーなるものがほしい。
でも「絶対に結婚したい!」みたいな情熱は…。なぜか無い。
私だって、両親だって歳をとる。
仕事はまた探さないといけない。
同年代で既に結婚も出産もしている人はいるのに、自分は子供の延長線にいるまま。
ずっと今のままでいられる訳がない。
30代40代になって、独りでいることに焦って婚活を始める自分が、いやに目に浮かぶ。
なのに、なのになぁ。
そもそも、いつからだろう。
子供の頃、当たり前だと思っていた結婚が、そうではなくなったのは。
むしろ後ろ向きになっていったのは。
(長いので、お忙しい方は最後の章だけでもご覧いただけると嬉しいです)
「結婚」に後ろ向きになる時
テレビやSNSを眺めていると
どっと流れ出てくる
「モラハラ」「DV」「モンスター義実家」。
「浮気」「不倫」「離婚」。
「マタハラ」「パタハラ」。
「夫の役割」「妻の役割」。
「父として」「母として」。
「男らしさ」「女らしさ」。
う……
うがーー!!うわーー!!もういいです!!
って、なりませんか。私だけでしょうか。
もちろん、この例はあくまで一部の夫婦の話で、多少の不和がありつつも上手くやっていける夫婦もたくさんいるとは分かっているのです。
私の両親だって、互いに何かと不満を零しつつも銀婚式を迎えておりますし。
しかし、時々父から感じられる、「俺が家の主人だから」オーラと母の家事労働を軽んじる態度…。そういうのを見てると本当に悲しくなるのも事実。
で、申し訳ないけれど「こういう人とは結婚したくね〜」とも思ってしまうんですよね…。
(結婚相手としては…ってだけで、私をここまで育ててくれたので父としては良い人なのです。ごめん父)
なんていうのかなぁ。
結婚が「リスクの高い博打」だと思っているのでしょうか。
「そんなリスクの高いガチャを引くぐらいなら、独身の方がいいのでは…」と、結婚が当たり前だった時代の価値観とは逆方向に「保守的」になっているのかも。
でも、でもですよ。
「絶対結婚したい!」とも思ってないですが「絶対結婚したくない!」とも思っていないのです。
先ほど言及した通り、結婚してかけがえのないパートナーを見つけて幸せに暮らしている人もいるのですから。
自分だって、そうなれるなら、そうしたいのです。
上記のどうしようもない不安を忘れさせてくれるぐらいの相手と出会えるなら、是非とも結婚したい…。
…いや、やっぱり「結婚したい」はちょっと語弊があるか?
そもそも、「結婚」って、ハードルが高すぎませんか。
今の法律では、必ずどちらか(ほぼ女性)が名字を変えなくてはいけないし、
名字を変えるという事は、暗に「その家に嫁ぐ」ということにならざるを得ない。
で、これは人によりますが、どうしてもその後は「じゃあ、子供は?」って話題になりますよね。自分たちがそう思っていなくても、周りから干渉されることもある。
この「結婚=嫁ぐ=子供」感覚が「当たり前」だと感じる人がいるように
私はこの感覚に「めっちゃ違和感」があるんですね…。
私は、嫁になりたいわけでも、母になりたいわけでもないのです…。
極論、相手は「夫」でなくても良い。
ただ、人生における「パートナー」、「相棒」みたいな人が欲しいだけなのです。
私は異性愛者ですが、男性じゃなくてもいいのです。
なのに、今日本に許されているパートナーの在り方は
「異性同士の同姓婚」のみ。
パートナーシップ制度は認められていても一部のみ。
事実婚もできなくはないけど、やはり結婚よりも不遇される。
選択肢、なさすぎやしませんか…??
なんでその一択しかないの…?
パートナーシップ制度…というか同性婚。
別に、マイノリティの人たちだけのメリットではないと思うのです。
異性愛者同士だって「自分たちは親友同士。夫(妻)は互いにいらないと思っているし、これからはこの人のパートナーとして生きていきたい!」という二人組がいれば、同性婚という形をとっていいんじゃないでしょうか。
選択的夫婦別姓も、悪い事はないんじゃないかな~と思います。
「選択的」だから、同姓がいい人は同姓でいいのですから。
子供の名前については二人で話し合って決めれば良いですし、海外ではそれが当たり前の国だってあるのですから。
「子供がかわいそう」「混乱する」という意見は、夫婦別姓の制度がない今だから思う事で、早く導入して浸透してしまえば、いずれ無くなるはずです。
「現行の夫婦や家族の在り方を否定するなら、多少不遇でも我慢しろ」
「わがままばっかり言って。そんなやつは結婚するな、勝手にしろ」
という意見も、同時に自分の頭の中に浮かんできておりますが…。
まぁ、結局何が言いたかったかというと
「もっと自由に、パートナーを作らせて~!」ってことですね。
または、最終的にはごく一般の「結婚」をするとしても、この気持ちを受け入れてくれた上で話し合ってくれるような人と結婚したいです。
私のようにぐるぐる悩んで愚痴っているだけの奴もいるなか、
そういった不安や不満も受け入れて、今を生きていらっしゃる方。
「そんなの気にならない!」ってぐらい、相手を思い合って生きていらっしゃる方。
重ねてになりますが、本当に、尊敬致します。
私がまだまだ、子供なのかもしれない…。
こんな私ですが、理想としている夫婦がいます
愚痴ばかりになってしまったので、最後に紹介したいと思います。
(両親です!…とは今回は言いません。ごめん両親。感謝と尊敬はしています)
お絵描き夫婦YouTuber「なつめさんち」の
「げん」さんと「さや」さんご夫妻です。
フリーのイラストレーター夫婦。
動画ではお絵描きをしたりゲームをしたりする様子を拝見することができます。
お二人ともプロなので、ただただお絵描きしているのを眺めたりするだけでも楽しいのですが、「なつめさんち」の動画の良さはそれだけじゃありません。
素敵なのは、このお二人のやりとり。
「夫婦」とはいえ、
カップルチャンネルみたいにイチャイチャしているという感じではなく。「夫婦漫才」(主にげんさんがツッコミ、さやさんがボケ)のように楽しみながら、観ているこちらも面白くなるようなやりとりで実況をされています。
しかも、そのやりとりに愛(?)を感じる…!
お互いの好きなところは「アホなところ!」と回答しているお二人ですが、げんさんに至っては、さやさんのことを「世界一面白い妻」と称していることも。
さやさんのワードセンスはかなり独特で癖になるので、過言ではないなとも思いますが(笑)
対して、最近はこんなタイトルの動画も出ました
自分の夫や妻に対して、そう言える人ってなかなかいらっしゃらない…。
今の状態になるまでは、会社員としてつらい暮らしをしていたり、脱サラして奮闘したりなどの困難もありましたが、そんな時期から支え合っていたんだそうです。
現在はお二人+猫の「わらちゃん」と暮らしており
世間一般の、伝統的な「夫婦」とはちょっと違う形ですが
一生を共に歩んでいくには最高の「コンビ」「相棒」とは思いませんか…。
「いいなぁ…」という羨望もありつつ
お二人のファンとして「尊い…!」という推し感情を膨らませながら
いつも拝見しております。
独特な笑いもありつつ、幸せをお裾分けして頂けるので
疲れているときや憂鬱なときにオススメなチャンネルです。
別チャンネルでゲーム実況も出ておりますので、絵やゲームが好きな方も是非覗いてみてください…。
(個人的には、さやさんのキノピオのモノマネがめっちゃ面白いです)
話がだいぶ逸れてしまいましたが
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
私も最高の相棒を見つけるためには、自分がそれに見合った人間にならないとですね。
自立していて、思いやりのある人。
そうなれるように、精進しなくては…。
野乃
サポートに相応しいnoteを書けるように、サポートに相応しい人物になれるように、今後も努めて参ります。 もしも、万が一サポートして頂くようなことがあれば…泣いて喜びつつ大切に使わせて頂きます!