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【推し歌】怒っている時に聴くプレイリスト5曲

未だに前職のことを突然思い出しては、ふつふつと怒りがこみ上げてきます。

やっぱり辞める時に捨て台詞でも吐いておくべきでした。
当時は頭真っ白だったし、「立つ鳥跡を濁さず」なんて強がっちゃって。言いたい事何一つ伝えなかったから、ずっと残っているのです。多分先方では、私が勝手に逃げたことにされたのでしょうね。本当は辞めさせられたのに。

さすがに〇ねとは言えません。
というか、それじゃ生ぬるいのです。
願わくば、私が受けたもの以上の悔しさと悲しみと怒りと苦痛を、あの人たちに感じてほしい。
生涯において「幸せ」を感じる瞬間が、私よりも少なくありますように。

…と、毎回記憶が過ぎるたびに、こんな思考になってしまうのです。
我ながら非常に黒い。お腹どころか心も真っ黒。

この状態を保ち続けるのも、精神衛生上よろしくないので一旦何かで昇華する必要がございます。
そんなときに頼るのが、音楽です。

ということで前置きが長くなりましたが、本日は私の「怒りのプレイリスト」をざっとご紹介します。
YouTubeのリンクと、個人的に選んだパンチラインを。
後述のものほど、歌詞の内容が過激になるかもしれません。


「逆光」 歌:Ado(ウタ)様 作詞作曲:Vaundy様

怒りよ今 悪党ぶっ飛ばして
そりゃあ愛ある罰だ

話題となったONE PIECE FILM REDの劇中歌ですね。
Adoさんの天才的ながなりボイスと圧倒的な歌唱力に惹かれ、アグレッシブな歌詞なのにむしろ怒りをちょっと忘れることもあります。
より私の感情に近いのは、ラスサビ前のこの節ですね…。
どんなに怒っても恨んでも、もう相手には届かない。
わかってるんですけどね…。

もう怒り願った言葉は 崩れへたってしまったが
今でも未練たらしくしている 
あぁ何度も放った言葉が 届き解っているのなら
なんて夢見が苦しいから


「お前が求める私なんか全部壊してやる」 阿部真央様

止める気ないよ 止める気ないよ 戸惑えばいいじゃん
「ちょっとなんか、違った」とか ほざいてんなバーカが

これは前職とか仕事に限らず、恋愛においもバチっとハマりましたね。
「戸惑えばいいじゃん」。
仕事を辞めさせられた時、恋人に別れを告げられた時、そんな風に思えたらもう少し変わっていたのでしょうか。
あの時ちょっとぐらい暴れておけばよかった。

お前が求める私は はなからなアタシじゃない

勝手に美化して期待しといて、勝手に失望しないで。
なんて思ったり。


「邪魔」 Syudou様

原曲はfeat初音ミクですが、今回はご本人様カバーのリンクを。

Ado様のデビュー曲「うっせぇわ」を生み出したことで話題になったSyudou様ですが、それよりずっと前からもかなりパンチの効いた歌を作っておりました。
ちなみに、歌手としてデビューする前のAdo様が個人でカバーされた曲でもありますし、私がAdo様を知ったのは何を隠そうこの曲からなのです…。

誰彼皆々お前らの味方になるけれど
それでもアタシは許さない 認めない

アタシが善とは思わぬが
お前が善などヘドが出る

初めて聴いた時は「どんな人生を歩んだらこんな攻撃的な歌が作れるんだろう(誉め言葉)」と感じておりましたが、今ならちょっと共感できる気がします。
なんでアナタが被害者側なの?って。
…でも、こんな美しい作品にはできないだろうな。


「ボトム」 柊キライ様 feat.flower

ゲスめゲスめゲスめ! つか、誰だ誰だ誰だ?
このあたしの神様かあなたは? はぁ?
迷う時 道はお前だけには問わぬ 請わぬ 巨悪

自分から私を堕としておいて、なんで助言してくるのかしら。何様のつもりなんでしょうね。

地上波で使用される楽曲ではないので、ご存じない方が多いかもしれません。
しかしクリエイターの柊キライ様は、ボカロ界では著名なお方です。
そしてこの、厭世的で唯一無二な世界観により無双しております。

使用している音源はflowerというボーカロイドです。
この調教もまた素晴らしい。絞り出すような歌声が、より怒りを表してくれます。

いつも負け側  よくもよくもやったな

ちなみに同じく柊キライ様作で「I hate you」から始まる
ボッカデラベリタ」もおすすめです。

アイアイアイヘイチュー な な な な なんですの


「五月の蠅」 RADWINPS様

最後にご紹介いたしますのは、RADWINPS様のこの楽曲。
RADWINPS様といえば、映画「君の名は」の「前前前世」「なんでもないや」のような爽やかで繊細な曲のイメージがございますが…。
今回の最後に持ってくるほどの、どす黒く残酷な歌もあるのです。

それでは歌詞をどうぞ

僕は君を許さないよ 何があっても許さないよ
通り魔に刺され腑は溢れ 血反吐吐く君が助けを求めたとて
ヘッドホンで大好きな音楽聴きながら 溢れた腑で縄跳びをするんだ
僕は君を許さない もう許さない もう許さないから

うーん、グロテスク。そんでもって生々しい。
歌詞を文字に起こしただけでもゾッとする。
でも、それがいい。

空が蒼いように華が散るように 
君が嫌い 他に説明は不可
君が主演の映画の中で僕はそう 最強最悪の悪役

恨みつらみから来る狂気。憎しみから来る執着。
この人の苦しみを見るためなら、自分が絶対悪になっても構わないという強い意思。
共感しちゃいけないのかもしれませんが、残念ながら今の私はこの歌詞が大好きです。

ちなみにこの歌、作詞家の野田洋次郎様が元恋人へ贈った曲であるという噂もございます。きっと、すごく魅力的な女性だったんだろうな…と想像してしまいますね。
まぁ、私の気持ちのお相手は全然そんなことないと思いますけどね、ええ。


おわりに

以上、私の怒りのプレイリストでした。

歌って偉大ですね。
恨み、怒り、憎悪などなど、あらゆる罵詈雑言。
普通に口に出せば汚いものなのに、歌にするとアートの一部になる。
普段は口に出せない感情も、歌に乗せれば吐き出すことができる。
それがどんなに有り難いことか…。

私が同じ気持ちを表出しても、きっとこんなに美しくはならないでしょう。
少し羨ましさも抱いてしまいますね。

それでは、本日はこの辺で。
ご精読、誠にありがとうございました。
今回ご紹介したものは全て名曲ですので、ピンときたものがございましたら是非聴いてみてください。

皆様にも、怒りを抱いた時にお供にする曲はございますでしょうか。
もしおススメがあれば、教えてください。

野乃


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