見出し画像

私の好きな言葉―『詩集 散リユク夕ベ』より

お疲れ様です。今回は銀色夏生さんの、私の好きな言葉を紹介します。

家にある本を探っていたところ、銀色夏生さんの本と出会いました。母が好きで持っていた模様。

そこから、私も自分で買いました。

銀色夏生さんの魅力は言葉も素敵だけれど、写真付きの詩集も良いところ。銀色夏生さんの撮る写真はどこか儚くて好き。

今回は、詩集『散リユク夕ベ』から紹介します。この本は写真はなく言葉だけを集めたものです。



以降で、銀色夏生さんの言葉に私のコメント付きで紹介します。




希望は時々おそろしい
私たちを道に迷わす力を持つ

『散リユク夕ベ』より

この言葉はずっと私の中に残っている言葉。明るい未来が見えているはずなのに不安になる。幸せなはずなのに、なぜか怖くなる。まさにこの言葉が表している通りだ。だけど、知っていれば少しは立ち向かえるのではないだろうか。「幸せだけど、怖くなったり不安になったりするもの」だと知っていれば、楽になれるかもしれない。



淡い思い出として
あの人の心に残ればいい

『散リユク夕ベ』より

私たちは日々色々な人と出会う。今日一日ですれ違った人、同じ車両にいた人、同じ空間にいる人たちを数えてみたら軽く100は超えるかもしれない。それでいて頭が大量の情報でパンクしてしまわないのは、付き合う人、関わる人を自分で選んでいるから。だからこそ、せめてその人達がたまに私のことを思い出してくれたらいいなと思う。過去に関わってくれた人も、ふとしたときに私を思い出してくれたら、それだけで私がいた意味はあると思うのだ。



何の期待もしない
とは
なんてロマンチックだろう

『散リユク夕ベ』より

誰もが良い人生を歩みたいと思っており、そのために思い通りなるだろうかと期待を抱きながら過ごしてしまう。期待が外れば、うまくいかないことに対して不平不満を言い、勝手に期待したのは自分なのに思い通りにいかなくて落ち込んだりしていないだろうか。期待なんてしなくていい。流れに身を任せて目の前の出来事に向き合えばいい。予想もしていなかった出来事は私の人生に新しい風を吹かせてくれる。



今回紹介した言葉は、私が昔に良いなと思って印を付けていた言葉です。それが、今読んでみても好きな言葉だと感じることが嬉しい。

好きなものは好き。そう言える生き方をしたい。


今回はここまで。読んで下さりありがとうございました。では、また。


サポート、応援してくださったら、とても嬉しいです。ありがとう。