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心に留めて、時々読みかえしたくなるモノ

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心にグッときたnoterさんたちの素敵な記事をまとめていきます。
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2022年8月の記事一覧

ふつうがいちばん…

ふつうがいちばん…

小学生の頃、長期休暇の前にはかならず成績表が配られた。
家に帰ると、私はまずそれを母に見せた。
母は、私の成績表を見ると、いつも同じ話をした。

私の通った小学校の成績表は、すべての評価科目が三段階で評価され、「よくできた」「できた」「もう少し」のどれかに〇がついている。

私の成績表は、体育以外どの科目にも「よくできた」ばかりに〇がついていた(体育では「よくできた」は一つもなかった)。

成績表

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心だけは等しく自由だよ

心だけは等しく自由だよ

なにを思っても、なにを感じていても、
自分の心だけはぜったいに自由。

『自由にできるのだ』と、たまに強く思っておかないと、忘れてしまう気がする。
世の中には、色んな人がいて、色んな決まりがあって、色んな体裁があるから。

例え、それがとても不謹慎なことでも、言葉に出すと棘があることだとしても、ぜったいに考えてはだめとされているようなことでも、だ。

皮肉なことに(?)心の中で思うだけならば、誰に

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好きの解剖なんて、できっこない

好きの解剖なんて、できっこない

物に対しても人に対しても植物に対しても直感的に感じる「好き」を信用している。そういう直感で感じる好きは、頭で考えるより先に身体が反応してしまうような好きを伴う。

「この人のことが好きだ」と感じる人とは、絶対に仲良くなってきた。自分が好きだと感じた人には積極的になるからかもしれないけれど。ここでいう好きとは恋愛的な好きとかに限定しない好き。

幼馴染とは、物心つく前から一緒にいるから、仲良くなろう

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違うよ、もっと楽しいことを見つけたの

違うよ、もっと楽しいことを見つけたの

中学生になるまでは健康優良児みたいな体をしていたくせに、中学生から徐々に身体が弱くなってしまった。

最初は精神的なものからくる身体の症状だと思っていたから、きちんと病名を持った先天性だと言われて驚いた。

不思議なことに、身体の症状が顕著に現れる日は精神状態は安定していたように思う。

次第に、学校には好きなときにしか行かなくなった。

いじめられていたわけでもないし授業についていけないわけでも

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