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「前橋」朔の月に吠える

割引あり

ムギさんnote:

やっと、北原白秋に最も縁のあると言っても過言ではない室生犀星、そしてこの度の目的である萩原朔太郎の郷里を訪れる事が出来ました。
福岡、石川の二県よりも比較的に行きやすい場所のはずなのですが、一番行くのに悩みました。群馬が云々というよりも、そこに行くまでの乗り換えが物凄く、それはもう不安でした。大阪の梅田なども中々ですが、「何処?!」って戸惑うので、どうにも苦手です。イドウ、コワイ。とは言え最終的には此処もしっかり見てみたいというのがあったので、いつかは行くなら行くかと腹を括りました。向かった甲斐はありました。

さて、今回の旅も金沢の時のように一人ではありません。LINEでちょくちょく本の話などをする友人、ムギさんと一緒に前橋に行って参りました。お互いにnoteやっている点から、いわゆる各々の所感を記事に書いて、リンク貼って公開にしてみるのどうかという話をしました。快諾してくださいました。私のとムギさんの書かれた物とで見え方や感じ方の違いなどを楽しんでもらえればいいなと考えています。
私の方では主に萩原朔太郎に纏わる事を中心の見聞録、ムギさんのでは前橋の旅紀行を書かれています。彼は一眼レフカメラを持っているので、圧倒的に写真がクリアだと思います。なので、ぜひ併せて記事をご覧くださいませ!
こちらの記事は有料ではありますが、noteとXのアカウントを持っていれば、プロモーションを拡散していただくと無料で読めるようにしているので、お気軽に読んでいただければ幸いです。

一緒に行くとなった、事の発端は文豪の記念館に興味があるなら一緒に来てみませんかと声かけたのが始まりです。お互い、文アルの司書であることもあり、彼の推しが「萩原朔太郎」とその中の人なのもあり、先日の記念館の見聞録noteで作品と本人について興味をもってくれたのもあり、だったのでなにか発見になるのではないかなっと思った次第です。LINEで現代の短歌の本に興味を持ったという話を教えてもらった時、年代的には古いですが「石川啄木」の「一握の砂」はどうかというのを薦めたことから始まりました。正岡子規でもよかったのかもしれませんが、子規は見たものに対して一句作っていたようなスタイルが多く見られたので、それよりは啄木の見たものに対して本人の感情や頭の中の景色が映えてくるものの方がよさそうかなという勘からです。
実際に読んでくれて、啄木の価値観や性格や感性に感銘を受けてくれたみたいでよかったと安堵しました。牧水もちょっと気になってくれていたようで嬉しかったです。本当は興味をもってくれた啄木の記念館(岩手県)に行けるのがベストだったんですが、今は改装工事の為長期休館になってました。

話が変わって、というかこれは私への戒めでもあるのですが、貴重な本の閲覧を希望する場合は前もって予約しないと見られない場合が多いみたいですから、しっかり調べてから予約してから行きましょう。ってこれだけは本文入る前にどうしても言いたかった。
一番、見たかった「地上巡礼」の本、復刻盤でも原本そのものは記念館が所持しているのですが、ここでは予約を二週間前にしないと閲覧できない、と言われました。

他県でも、寄贈などで持っている大学図書館や記念館などはネットで国公立サイトに掲載されている場合があるとのことだったので、そこに一度電話してみて確認してもらうのがいいとアドバイス頂きました。
一応その後調べたら、図書館が何件かヒットしました。この収穫は、その場で閲覧ができなかったダメージが大きかっただけに救いに感じました。今度は予約して、行かなきゃ、だと肝に銘じました。


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