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全か無か思考。 (認知の歪み 10-1)

「彼女と上手いこといってんの?」

「いや…」

「どないしてん?」

「フラれた…」

「そっか、まぁ、そういうこともあるわ」

「いや、もうアカン…
どうしたらええねん。
彼女一人とも満足に
付き合えへんなんて、失格やで」

「まぁ、そう思いつめんと」

「俺はダメな人間や…
もう誰とも付き合う自信無い…」

今までは順調だったことが、
上手くいかなくなった途端に
自分はダメだと責めてしまう。
そして、自信を失いやすい。

自分規準で、完璧でないと納得できない。
極端な完璧主義な思考パターン。

物事を白か黒かで考えてしまう。
グレーを認めない。


中間の解釈が必要。
そして何よりも「受け取り方」。

コップに入った水を見て、
「半分しかない」と思うことも
「半分もある」と思うことも
どちらでも出来る。

つまり、
「フラれた、もうアカン、失格」
と悲観的に思うことも、
「しばらく自分を見つめる時間
にしよう。いい機会だから」
と前向きに考えることも、
出来る。

出来事は1つ。
受け止め方は千差万別。
どう受け取るのかは
自分次第なのです。

ーーー

アルバート・エリス の
『論理情動療法』
ABCモデル(ABC理論)

A(activating events)出来事

B(belief)信念、受け止め方

C(consequence)結果、感情

※出来事から生まれる感情の前に、
その人独特の受け止め方がある

※受け止め方を変えれば、結果も
感情も気分も変わってくる

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