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マイナス化思考 (認知の歪み 10-4)

「すごく従業員のためにと考えて
取り組まれているのですね」

「そりゃ、それを一番に考えてるし、
働きやすくなれば、効率も生産性も
上がるし、ええと思うんですけどね。
でも、上司からは、他の部門と
違うから、アンタのやってること
問題なんやって…」

「そうですか? お話し聴いてると、
すごく悩んで、考えて、皆さんの為に
働きやすい環境を作ろうと努力
されてる姿を感じますよ」

「まぁ、そうなんやけど…
でも結局、私は追い出されたし…」

「別にいいじゃないですか!
分からず屋は放っておきましょう!
私は、そうやって色々されたことで、
たくさんの人が救われてると思いますよ」

「でも、追い出されたし、それは
これまでやってきたことを
ダメだと否定されたってことやろ?」

「私は、そうは思いませんよ
従業員の方も喜ばれてるんでしょ?
だったら、それで良いじゃないですか
また、次のところでも やりましょう!」

「社従業員は皆んなすごい喜んでるよ。
それは自信がある。でも、ダメ出し…
やってきたことが アカンってことやろ…
私には、能力が無いってことやねん…」

物事の悪い面ばかりに目が行き
何をやっても上手くいかない、
良い面や上手くいったことは何もない
自分には能力が無いと考えてしまう。

また、人の話しを悪く解釈しやすく
良い部分を伝えられても気づけない
受け入れようとしない思考パターン。

もしかしたら、
「ネガティブ眼鏡」で
世の中を見ているのでは?

皆んなに喜んでもらいたい、
皆んなに喜ばれている
自分の価値観は満たされているし、
結果も出せているのだから
それで良いのではないだろうか。

ーーー

アルバート・エリス の
『論理情動療法』
ABCモデル(ABC理論)

A(activating events)出来事

B(belief)信念、受け止め方

C(consequence)結果、感情

※出来事から生まれる感情の前に、
その人独特の受け止め方がある

※受け止め方を変えれば、結果も
感情も気分も変わってくる

コップに入った水を見て、
「半分しかない」と思うことも
「半分もある」と思うことも
自分の受け止め方で、どちらも選べる。

この受け止め方次第で、
嫌な気分になったり、
良い気分になったり。

つまり、
出来事は変えられないけど、
受け止め方は変えられる。

上司や周りは評価しなかったけど、
信念を持って取り組んだことで
従業員には喜ばれたんだから
それで良かったじゃないか。

「見方」を変えれば
「受け止め方」が変わり
『心』が楽になって、
生きやすくなるよ。

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