マガジンのカバー画像

作家 インタビュー

19
作家へのインタビュー記事をまとめております。
運営しているクリエイター

記事一覧

◆八田亨さん インタビュー【JIBITA初個展に向けて】

◆八田亨さん インタビュー【JIBITA初個展に向けて】

いつも大変お世話になっております、JIBITAののぶちかです。

さて今回のnoteは2023年10月に開催する八田亨さんのJIBITA初個展に向けてのインタビュー記事です。

2022年にそれまで約20年間使われてきた穴窯に別れを告げ、新たな穴窯を築窯された八田さん。

JIBITA初個展ではその新たな穴窯による作品が並ぶ訳ですが、今回はその新穴窯の事や周辺についてインタビューしてきましたので、

もっとみる
故金あかり作品 初入荷記念のnote

故金あかり作品 初入荷記念のnote

 こんにちは、のぶちかです。

 さて今回のnoteは多治見の陶芸家、故金あかりさんについての記事となります。

 故金さんの工房へは2022年12月が初訪問。その後、2023年5月に再訪しました。
 そしてこの6月に注文品をわざわざお届けにいらして下さったのですが、今回の作品はこれまで拝見してきた雰囲気とは少し異なり、器としてどこか大人びた風を感じました。

 この差はもしかすると少しどころか大

もっとみる
マルヤマウエア 木畑考生さんを訪ねて

マルヤマウエア 木畑考生さんを訪ねて

こんにちは、のぶちかです。

さて今回のnoteは、マルヤマウエア 木畑考生さんのインタビュー記事となります。

初めてInstagramで木畑さんの作品を拝見した時は、日本六古窯である備前(厳密には備前の隣の和気町)という焼き締め一大産地において平然と施釉陶器に挑戦される猛者を発見した!という驚きの感覚の方が強かったのですが、それから1~2年後のInstagram内に現れた作品は単なる施釉陶器と

もっとみる
MUDDY 村山朋子さんを訪ねて

MUDDY 村山朋子さんを訪ねて

 大変お世話になっております、JIBITAののぶちかです。
久し振りのnoteとなりますが、皆様、お変わりありませんでしょうか?

 という事で、5月はJIBITA創業初となる7連休を頂きまして、松本までの往復を6日間かけて行いましたが、今回はその道中で舞鶴の村山朋子さんの工房をお訪ねしたので、色々とお話を伺って参りました。

 ちなみに村山さん、2026年にはJIBITA初個展も予定しております

もっとみる
陶芸家 梅本尋司さんを訪ねて

陶芸家 梅本尋司さんを訪ねて

こんにちは、のぶちかです。
さて久し振りのnoteは名古屋の陶芸家、梅本尋司さん。

Instagram上にふと現れた器。
そこに描かれた文様と、器面のカセた質感と色調が目に留まり、それから数日間梅本さんのInstagramを拝見している内にじわじわと惹かれていっている気持ちに気付き、5月にはもう妻のこーすけと二人、名古屋へ赴いておりました。

一見、その作品からは不思議な世界を感じますが、お話を

もっとみる
陶芸家 二階堂 明弘さんを訪ねて。

陶芸家 二階堂 明弘さんを訪ねて。

こんにちは、のぶちかです。

さて先日、JIBITA初となる二階堂 明弘さんの個展が終わりました。
続いて12月1日よりオンライン個展に移るのですが、と、その前に実は2021年9月に二階堂さんの伊豆にある工房へ妻のこーすけと共に訪問したので、その際に伺ったお話をnoteにまとめました。

作品鑑賞の御参考になれば幸いです。

==================================

もっとみる
陶芸家 川西知沙さん 初インタビュー

陶芸家 川西知沙さん 初インタビュー

こんにちは、のぶちかです。

さて久し振りのnoteは富山県の陶芸家、川西知沙さんのインタビュー記事となります。

実は2021年9月に妻のこーすけと共に川西知沙さんの工房へ初訪問したのですが、本記事はその際に伺った色々なお話やそれを受けてののぶちかの所感をまとめていますので、ぜひ御一読頂ければ嬉しいです。

⇩お買い物はこちらから

オファーのきっかけ

のぶちか
改めまして川西さん初めまして、

もっとみる
◆陶芸家 渋谷英一さんの事。

◆陶芸家 渋谷英一さんの事。

※当記事は「渋谷英一 陶展 4月10日 Start!」のリライト記事です。

こんにちは、のぶちかです!

さて、4月は渋谷英一(萩焼)さんの個展を開催致します。
意外にもJIBITAでの個展はこれが初めてとなる訳ですが、本記事ではそれに先駆けて少しだけ渋谷さんに関して綴っていきますので宜しくお願い致します。

渋谷さん(1979年生まれ)は萩焼の陶工であられたお爺様に25歳から29歳まで師事し、

もっとみる
ガラス作家 時澤真美さん ロングインタビュー(リライト)。

ガラス作家 時澤真美さん ロングインタビュー(リライト)。

インタビューダイジェスト●虹の街「滋賀県」で見かける虹や琵琶湖の水辺などの自然風景が、創作意欲の源泉。

●白やクリアは落ち着くから好き。一方で、それらばかりを作っていると色の付いたものも作りたくなる。

●幼少期より何も無いところから想像力を形にする事が好きだった。「無いものは創る」主義。小説や絵をよく書(描)いていた。

●美術系の高校に進学し油絵に触れる。その際、創作に関して2次元よりも3次

もっとみる
◆青木昌勝さんの青磁◆

◆青木昌勝さんの青磁◆

こんにちは、のぶちかです!

さて9月12日(土)22時より青木昌勝さんの作品をJIBITAオンランショップにて販売しますので、その前にいつものnoteを書いておきます。

青木さんは伊万里在住の青磁作家。

出会いは2017年の某陶磁器フェアでした。

青磁が好きで中でも青白磁はかなり好きだった私は、青木さんの作品をたまたまフェアの会場で見かけた時、その淡青な美しさにちょっとぶっ飛んだのを覚えて

もっとみる
◆~やりたい事に素直に~ 玄窯(熊本) 齊藤博之さん インタビュー

◆~やりたい事に素直に~ 玄窯(熊本) 齊藤博之さん インタビュー

こんにちは、のぶちかです!

さて今回は玄窯 齊藤博之さんへのインタビュー記事です。

玄窯さんとの出会いは某陶磁器フェア。

そこで拝見した多岐にわたる作風が目を引き、2019年からお取引をスタートしました。

また、玄窯さんには2020年10月31日(土)~11月8日(日)の期間でJIBITAでの初個展を行って頂くのですが、その前に先日色々とインタビューをしてきたので記します。

異ジャンルか

もっとみる
◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.1

◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.1

こんにちは、のぶちかです!

さて遂に個人的にも相当楽しみにしていた史朗さんへのインタビューを、先日遂に終えてきました。普段、多くを語らない史朗さんなので史朗さんについては知らない事も多く、しかし強い力を秘めた作域だけに

「なぜこれほどまで人を惹きつけるのか?」

という事に深く迫りたくなり、約3時間に渡るインタビューにお答え頂きました。

そして今回のインタビュー記事は、史朗さんファンの方の為

もっとみる
◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.2

◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.2

史朗さん
「まぁスカウトごとが多い。」

のぶちか
「あっ、史朗さんがスカウトされるという事ですか?どんなジャンルですか?」

史朗さん
「あぁそれは猿山(修)さんにしても…。だから自分から行った事は無い…。行けないから。」

のぶちか
「それは性格的にですか?」

史朗さん
「うん、性格的に。」

のぶちか
「…スカウトされる時に、佐々木さんにしても猿山さんにしても、まぁすごく力があると言うか、

もっとみる
◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.3

◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.3

のぶちか
「実は後でお聞きしたいと思ってたんですけど、僕最初、史朗さんのこのお部屋に通して頂いた時に、この空間の美しさが分かんなかったと言うか、気付けるほど眼が利かなかったし知識も無かったし、まぁ今だってまだまだなんですけど、で当時からもうやっぱりある程度こういう空間作りって完成されてたなって僕はちょっと思っていて、その時に史朗さんとは高齢の陶芸家先生と比べるとまだ若くて近い作家さんっていう印象の

もっとみる