JIBITAのnote

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Gallery JIBITAの のぶちか と こーすけ(妻のあだ名)です。 山口県萩市で陶芸作品や器、アート作品を販売しています。 趣味は「家族」です。

マガジン

  • 作家 インタビュー

    作家へのインタビュー記事をまとめております。

最近の記事

◆八田亨さんの器について補足を幾つか。

 こんにちは、JIBITAののぶちかです。  さて今回のnoteではまだ八田亨さんの器をお持ちでない方、そして土物の初心者の方に向けて、八田さんの器に関する補足記事を書かせて頂きます。  と言いますのは、ファンの方や既にお持ちの方は良く御存知だと思われますが、初めて目にする方には少しびっくりする現象が八田さんの器にはあると思うからです(かく言う私もそうでした汗)。   本記事を御一読頂き、少しでも八田さんの器への御理解と土物に対する面白さを感じて下さる方が増えれば嬉しい

    • ◆八田亨さん インタビュー【JIBITA初個展に向けて】

      いつも大変お世話になっております、JIBITAののぶちかです。 さて今回のnoteは2023年10月に開催する八田亨さんのJIBITA初個展に向けてのインタビュー記事です。 2022年にそれまで約20年間使われてきた穴窯に別れを告げ、新たな穴窯を築窯された八田さん。 JIBITA初個展ではその新たな穴窯による作品が並ぶ訳ですが、今回はその新穴窯の事や周辺についてインタビューしてきましたので、ぜひ御一読頂ければ幸いです。 ▽JIBITAオンラインショップ▽ <八田亨さ

      • 故金あかり作品 初入荷記念のnote

         こんにちは、のぶちかです。  さて今回のnoteは多治見の陶芸家、故金あかりさんについての記事となります。  故金さんの工房へは2022年12月が初訪問。その後、2023年5月に再訪しました。  そしてこの6月に注文品をわざわざお届けにいらして下さったのですが、今回の作品はこれまで拝見してきた雰囲気とは少し異なり、器としてどこか大人びた風を感じました。  この差はもしかすると少しどころか大きな差と言えなくもないと考えていますが、初訪問からわずか半年でこんなにも変化して

        • マルヤマウエア 木畑考生さんを訪ねて

          こんにちは、のぶちかです。 さて今回のnoteは、マルヤマウエア 木畑考生さんのインタビュー記事となります。 初めてInstagramで木畑さんの作品を拝見した時は、日本六古窯である備前(厳密には備前の隣の和気町)という焼き締め一大産地において平然と施釉陶器に挑戦される猛者を発見した!という驚きの感覚の方が強かったのですが、それから1~2年後のInstagram内に現れた作品は単なる施釉陶器としてではない新鮮さを帯びており、そこに私は強く惹きつけられたのでありました。

        ◆八田亨さんの器について補足を幾つか。

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        • 作家 インタビュー
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        記事

          常滑 角掛政志さんを訪ねて

           こんにちは、のぶちかです。  さて今回のnoteは、常滑の角掛政志さんの工房へ初訪問した際のインタビュー記事となります。  オファーのきっかけは、5月に開催されていた倉敷のイベントに赴いた際、初めて現物を拝見した事でした。    実用に向く釉質や器形状、落ち着きのある色調、更には高いクオリティかつ手頃な価格帯という嬉しいギャップに強く惹かれ、お会いして2週間で工房訪問に至りました。  また、2025年にはJIBITA初個展もお願いしてきましたので、どうぞお楽しみに。

          常滑 角掛政志さんを訪ねて

          MUDDY 村山朋子さんを訪ねて

           大変お世話になっております、JIBITAののぶちかです。 久し振りのnoteとなりますが、皆様、お変わりありませんでしょうか?  という事で、5月はJIBITA創業初となる7連休を頂きまして、松本までの往復を6日間かけて行いましたが、今回はその道中で舞鶴の村山朋子さんの工房をお訪ねしたので、色々とお話を伺って参りました。  ちなみに村山さん、2026年にはJIBITA初個展も予定しておりますので、かなり早目ではございますが予習を兼ねて御一読頂けますと幸いです。 ~~~

          MUDDY 村山朋子さんを訪ねて

          丹波焼 閑心窯 大杉康伸さんインタビュー

          こんにちは、のぶちかです。 さて10月22日よりJIBITA2回目となる大杉康伸さんの個展が始まります。 そこで今回は大杉さんのこれまでの歩みについてお聞きしてきましたので、2年前のインタビューではありますがnoteにしたためました。 尚、なるべく臨場感を大事にしたかったので、ほぼインタビューの通りに文字起こししておりますので宜しくお願い致します。 正宗悟氏への師事のぶちか 備前の正宗悟(物故作家)さんの所で修業されたとお聞きしました。正宗さんは古備前がお好きだったと聞き

          丹波焼 閑心窯 大杉康伸さんインタビュー

          八田亨さんの新たなる穴窯 -完成式典-

          こんにちは、のぶちかです。 さて今回のnoteは八田亨さんが新しい穴窯を築窯され、完成式典にお声掛け下さったのでその時の記事をば。 八田さんがこれまでも穴窯で焼いてこられた事は周知の事実でしょうか、今回の新窯は旧窯での気付きや仮説をもとに理想の焼き上げを可能にすべく考えに考え抜いた構造となっているそうです。 初日は以上の様な雰囲気でお祝いに来られた多くの皆様と和やかな時間を過ごして終えました。 2日目式典 ~神事・火入れ式~2日目は厳かに神事(撮影無し)を終えた後、い

          八田亨さんの新たなる穴窯 -完成式典-

          陶芸家 梅本尋司さんを訪ねて

          こんにちは、のぶちかです。 さて久し振りのnoteは名古屋の陶芸家、梅本尋司さん。 Instagram上にふと現れた器。 そこに描かれた文様と、器面のカセた質感と色調が目に留まり、それから数日間梅本さんのInstagramを拝見している内にじわじわと惹かれていっている気持ちに気付き、5月にはもう妻のこーすけと二人、名古屋へ赴いておりました。 一見、その作品からは不思議な世界を感じますが、お話を伺っていると妙に引き込まれていく感覚が楽しく、皆様にもぜひ共感して頂きたく思い記

          陶芸家 梅本尋司さんを訪ねて

          ◆池本直子さんのミニ土鍋(『鍋が楽しくなる器♨』から抜粋)

          付け合わせの器 鍋も「水炊き」の様なプレーンな味付けの場合、タレや付け合わせの種類が多い程、色んな味が楽しめてお得感が増します。 その付け合わせを入れる器にもこだわれば、更に食卓が楽しくなります♪ 例えば☟のミニ土鍋。 もはや小さ過ぎてコンロに埋まってしまう始末なのですが実はこれ、池本直子さんの 「ミニ土鍋型は箸置き」 なのであります! で、これに付け合わせを入れたらどうなるかと問われたならば・・・ こんな感じになっちゃいます♪ いかがですか? 色とりどり

          ◆池本直子さんのミニ土鍋(『鍋が楽しくなる器♨』から抜粋)

          陶芸家 野口悦士さんを訪ねて

          こんにちは、のぶちかです。 さて久し振りのnoteは陶芸家、野口悦士さんについてです。  私自身、修業時代から中里隆先生の種子島(焼き)が好きだったのですが、野口さんがその隆先生のお弟子さんであられたという事に加え、野口さん流の種子島(焼き締め)の雰囲気、そしてここ数年において変貌していく作品の魅力に強く惹かれ、去る3月某日、念願叶いようやく初訪窯させて頂きました。  野口さんの作品はこれからJIBITAの常設としてラインナップさせて頂く事となり、2023年9月には初個展

          陶芸家 野口悦士さんを訪ねて

          陶芸家 二階堂 明弘さんを訪ねて。

          こんにちは、のぶちかです。 さて先日、JIBITA初となる二階堂 明弘さんの個展が終わりました。 続いて12月1日よりオンライン個展に移るのですが、と、その前に実は2021年9月に二階堂さんの伊豆にある工房へ妻のこーすけと共に訪問したので、その際に伺ったお話をnoteにまとめました。 作品鑑賞の御参考になれば幸いです。 ================================== ⇧富士山の見える場所に案内してくれる二階堂さん。 ==============

          陶芸家 二階堂 明弘さんを訪ねて。

          陶芸家 川西知沙さん 初インタビュー

          こんにちは、のぶちかです。 さて久し振りのnoteは富山県の陶芸家、川西知沙さんのインタビュー記事となります。 実は2021年9月に妻のこーすけと共に川西知沙さんの工房へ初訪問したのですが、本記事はその際に伺った色々なお話やそれを受けてののぶちかの所感をまとめていますので、ぜひ御一読頂ければ嬉しいです。 ⇩お買い物はこちらから オファーのきっかけ のぶちか 改めまして川西さん初めまして、こんにちは♬ 川西さん こんにちは、よろしくお願いします(両者明るく笑顔で)!

          陶芸家 川西知沙さん 初インタビュー

          ◆陶芸家 渋谷英一さんの事。

          ※当記事は「渋谷英一 陶展 4月10日 Start!」のリライト記事です。 こんにちは、のぶちかです! さて、4月は渋谷英一(萩焼)さんの個展を開催致します。 意外にもJIBITAでの個展はこれが初めてとなる訳ですが、本記事ではそれに先駆けて少しだけ渋谷さんに関して綴っていきますので宜しくお願い致します。 渋谷さん(1979年生まれ)は萩焼の陶工であられたお爺様に25歳から29歳まで師事し、粉引きや白萩をベースとした基本的な萩焼作りを学ばれます。 その後、 「自分の

          ◆陶芸家 渋谷英一さんの事。

          陶芸家 岩崎龍二さんの事。

          こんにちは、のぶちかです! さて久し振りのnoteは大阪の陶芸家、岩崎龍二さんについて綴っていきます。尚、岩崎さんの作品は2021年1月22日(金)21時よりJIBITAオンラインショップにて初めて販売を行いますので、御購入前に少しでも岩崎さんの世界をこの記事でお伝えできればと思います。 それでは早速参りましょう! 邂逅⇧マスクの岩崎さんとアトリエ工房 兼 御住居 初めて岩崎さんの作品を拝見したのは、2016年に山口県立萩美術館で開催された「現在形の陶芸 萩大賞展」で

          陶芸家 岩崎龍二さんの事。

          ◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.7

          のぶちか 「クリエートする上で何が大事だと思われてますか?」 史朗さん 「……………まぁ『情熱』でしょ(笑)。まぁこの前若い子が来て…。(その彼は)今は某窯業試験場に入って。俺もそっちをすすめたの。でもやっぱりこういうとこ来るよりちゃんとこう学んだ方が良いんじゃないか?って言って、学校行ってきた方が良いって言って今行ってる。」 のぶちか 「ちょっと突っ込んだお話をすると、史朗さんの表層的なところに憧れて」 史朗さん 「あぁあぁ」 のぶちか 「『史朗さんについた(師事した

          ◆濱中史朗氏 ロングインタビューVOL.7