オリーブの袋詰め

眠れない夜に詩、歌詞を書いています。投稿頻度は低めですがいいねはとても励みになります。

オリーブの袋詰め

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最近の記事

確信

愛を感じたとき恋心がまるで分からなくなって あなたのことを考えては幻想が揺れてる 屈託のない笑顔が私を悩ますの 表もまだ知らないのに裏を探してる 失望されるのが怖いと思うたび あなたのやさしさを疑ってしまう 何も望まないなんて欲張りだね あなたの感情を無視してる 知ってる 知ってるけどどうにもならない 朝の空気があまりにも綺麗で あなたに会える喜びが不純みたい また嫉妬しちゃうかな この気持ちを隠せるかな 季節外れの花火を 自転車で追いかけるこどもたち 音だけが響いてる

    • 引力=魔法

      強烈な引力のことを君が魔法と言うなら 間違い探し迷路の中 僕がまた主人公になる時が来たのか 新緑の風に揺られながら 消え去った未来を想う 時計の針が狂っていくように 僕たちの時間は奇妙で これが魔力まさに魔法 でも信じる力はまだ足りなくて 君を困らせてしまう 境界線はどこなのかと探っては 強いバリアを心は張り巡らせる 君も本当に同じ気持ちだろうかと 考えてはまた不安を作り出す 深い靄の中 僕たちは それでもいいと走り出せるか

      • 似たもの同士

        「私たち似たもの同士だね」 誰にも分かりっこないくらいの あまのじゃくで愛を伝え合ってる でも通じ合ってる 嘘と呼ぶべきの言葉も真実にするよ 押し殺すこともなんだかワクワクしてる これが理性ならば なんだか温かいものだね 不安を口にするたび幸せだから 触れた瞬間 離れられないことが分かった 知ってしまった 全部が勘違いなら笑ってしまうけど 泣いてしまうほどすべてが愛に感じる こんなに厄介だと思ったのははじめてだった これがただの偶然で ただのときめきの方が良かったかも 麻

        • まかせて

          どこに運命が転がってるか分からないから あてもなくただ歩き続けたよ だけど探しているから手に入らない すぐそばにいる君さえ疑ってしまう 「隣で笑っていて ずっと」 伝えられない思いは写し鏡のように 返ってくる 強烈に写る それでもまた取り戻す感情のスピードは 君との距離そのままみたい いつか分かるだろう きっと 春がどこからかやってくるみたいに ただまかせて何かを待っている 偶然の一致を見つけるときは楽しいね それをずっと偶然のままにしよう 美しさはきっとそういうものだ

          ざわめき

          口をつぐんだいくつもの日々を いつか君と答え合わせできるかな もう降参 諦めることを諦めるから だからもう一度追いかけて そしたら全力で応えてみせる みんなきっと不思議に思うでしょう でもそれがお望みでしょう 苦しいとか口からでまかせ 本当は幸せでたまらない! 予感が現実になるときのざわめきを どれほど第六感を信じるかにかかってる 互いの目を見て 他は見ちゃダメ そしたらやっぱり見えてくるから みんなきっと怪訝がるでしょう でもそれもやがて消えていく 自然の摂理 風まかせ

          春の旅は短くて

          恥ずかしそうに笑う顔が愛おしいから 大げさだと言われても君を褒めまくるよ 声をきいて懐かしい気持ちになるのは こころのどこが動いているからなのかな 春の空気は脆いけど誰にも壊せないね 君だけが知っててね そう君だけ もう思い出せなくなってもいいよ 環境音のようになっていく 君のそばにいつまでもいたいけど ちょっと旅にでようと思うんだ あたたかい風が吹いたら どこかで君を思って泣いている どうしてもなんて思わないけど それでも君のことを思うのは必然のよう どうしよ

          はたまたレインボー

          懐かしのソウル&ブルース 知らない国の音を待っている 文字が台風のように渦を巻く 嫌いな仕事と愛するあなた それは同時に起きている これは歴史でおとぎ話 いたって普通の 一人のまだ何も知らないガールの話 ただそれだけ インターネットによって少しだけ身近になる誰かの悲しみ でも知らないことを知った気にもなる 私はだれを悼んでいる? 本当の隣にいた人のこと 感じないようになってきた 痛みも悲しみも そして感動も 夜の遊園地 最後には花火が上がって これが現実これから日常 それで

          はたまたレインボー

          終わりを探して

          君と僕の心の隙間 愛か恋かを感じる間もなく夏は来た 泡と闊歩 いつでも時はかけてゆく 魔法のような偶然のような どちらにせよ美しくて脆い 夢を諦めた それなのに僕は走ってる せわしなく進む町に沿って 逆行したらいいよ 失ったものを知りたくなったら 取り戻すことはできないけど 感じることはできるから 揺れる光をただ見つめて 何も思わなかった そんなことがただ切なくて でもどうにもならなくて ただ人混みにまぎれながら僕は帰っていく 少しだけ利口になっていやな奴になった そ

          終わりを探して

          短い夜の詩

          きっともう尽きてしまった それは恐ろしいけど そう思わないと諦めきれないね 僕の心の内をやっと見せられる日が来たのに もう遅かったみたい いつだって遅すぎるって思ってる 脇役でいいのに 脇役さえもなれない気がして こんな虚しさをただ飲み込んでいる 欲しかったものも分からくなった ただ追いかけられる人を羨んだ それなりじゃ満足できないなら駆け出さないと そんなの知ってる そんな簡単なことは 僕が歩きだす瞬間を誰も見ていないけど 転んだときは注目するでしょう いつだって反面

          夏の調和

          鳴いている 虫の声の不整合さに 救われる夜 ゆめが終わっていく 寂しさの中 私のこころ どこかへ飛んでいく 夏の真ん中の悲しみよ 溶けてゆけ そしたらいつか この世界と調和するかな 何も分からない 今は分かるはずもないけど そんなことをただ考え続ける夜 ああ この夏の色を覚えていられるかな 泣いている瞬間の気持ちを 言葉にできないように 大切なことはいつでも彷徨ってしまうだろうか ぽたぽたと落ちていくよ 夏の雨 美しいね 切ないね 夜はもうすぐ終わるか

          青い空

          海岸通りを歩けば ぼくの時間は正しく進んでいくだろうか 意味のない言い合いをしながら時間は進んでいくだろうか この道を歩いていけば遠く感じるこの国の細部を知ることができるだろうか ぼくが見ている現実はきれい過ぎる 暑さにうなだれながらぼくは涙を流す 今日命が消えたら格好悪いほど後悔するだろう もうすぐぼくは年をとる 来なくていいと言いながら ひとつの終わりを向かえるだけなのに世界が終わっていくみたい 見えているはずの好きな人が消えていく 誰かの怒りを吸い込ん

          美しさ

          懐かしさを感じる 言葉の渦が押し寄せる        どこへ進んでいるかも分からないのに 風まかせ  これはでまかせ  もうこの時にとどまることはできないけれど また出逢える気もする 今心が高鳴った あのときとは違うみたいだけど あの瞬間の香りがまだする 冷たくて穏やか もうすぐ完全に忘れてしまうだろう それでも愛おしい 哀しい朝は私の横を通り過ぎる 途方もない焦りがこの世界を包んでしまう 戻れないことは分かっていると言って 風まかせ これはでまかせ 何も

          けだるい半月

          このけだるい夜の謎を解き明かすには 君の隣から抜け出さないといけない 月が少しだけ見えるけど ぼやけてる 涙が出なくなったら 合図を出すから ガラスの花瓶が照らされて 哀しそうに輝く 地上からほんの一部離れたら 現実が本性を隠すね 花の名前も知らないの 美しいはずの花の魅力も知らない 眠れない夜の秘密を暴くには 私の心を削らないといけない それならもう少しだけ待っていて どうして必要なことしか覚えられないの 君の横顔が陰になって 暗闇を忘れさせる 誰かのうめき声を聞

          君が春を告げて

          私自信ないの 何も始まっていないのに 君の事も忘れられないし 何もかも終わらない 桜が咲き始めて私は走り出す まだ誰も見上げていないから ただ雨に降られるだけ それでいいの 今が楽しいとき?まだ哀しくならない それなのに少しだけ切ない 時が進む 誰もが逆行して見える 坂道を上る 風を感じる 私は振り向くの それだけで何かが変わるから でもすぐに私は風の中へ溶けていく 君が深夜に打った文字 私の心まで届く 君は知らないかもしれないけど きっと知らない

          君が春を告げて

          やさしさ検定

          ちょうど最近、「やさしさ」にまつわるこんな夢を見た。 最初に夢の話ですよ、と言ってしまうのはどうなのかとも思ったのだが、読み進めた物語が夢オチだと分かれば一気に“さめて”しまう気がして……苦笑 だから最初に書いておこうと思う。 こんな夢を見た。 【やさしさ検定へ受験される方はこちら】という立て看板。       進んでいくとそこには受付の人、ではなくロボット。背丈は100㎝位で銀色のいかにもロボットだ。そのロボットがタブレットのようなものを差し出してくる。画面には「やさし

          献杯

          あなたはお酒が大好きだった なぜこんなにも悲しいのだろう もう会えないと思うから 消えてしまったと感じるから また会おうと言った 夏の終わりが近づく あまりに遠い距離を想う 知らせだけで氷のように溶けてしまう あなたと旅に出る 色褪せた写真 酔った声 空の瓶 電話が来るかと期待する マーライオンとウイスキー 外で虫が鳴いている 笑っている あなたのゆめを見る あなたのゆめを見る 泣く 夏になったらと約束した すぐにでも会えると思って あなた