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支援の理論③

不登校のお子さんを
もつ親ごさんへの
オススメ本

精神科医 斎藤環さん 著

『ひきこもりはなぜ治るのか?
精神分析的アプローチ』

つづき。

(理論の部分ではなく、)

だいぶざっくり、
しかも主観的な
選びかたですが

不登校のお子さんをおもちの
親子さんに

著書の中から伝えたい箇所を
一部ピックアップしました!

◎まずは、

学校に行くか行かないか

ではなく、

本人が元気になることを目指す!

『どうすれば個人として
より良い状態に
なることができるか』

を目指し、考える。

◎今の手立てや対応が
上手くいっているかどうかは


本人が

『より元気になっていっているか』
『元気がなくなっているか』

を見る!


◎不登校やひきこもり行動は、

なんらかの『メッセージ』
だととらえると、

いろいろな背景が
見えてくることがある。

◎本人が「やりたい」と
言っていることは
義務からか?欲からか?

義務感からでたことばは
実現しづらい。


◎親はカウンセラーでヘルパー役

良いコミュニケーション
最大の安心の源

◎親子間では、
以心伝心ではなく

会話が重要


などです。


この本には
『投影同一視』

『変容性内在化』
など専門用語も
でてきます。

丁寧に説明してくださって
いますが

知識と経験の豊富な
専門家らしい説明です。

わたしは
そんなに賢くはないので


説明に追いつかないところも
あったりします。

(ラカンの象徴界とか
ぼんやりな理解です!)

しかし、
じっくり読んでいくと

共感できる部分が多くあったり
とても勉強になると思える本でした!

親子間のスレちがう心理など
も興味深く
読ませていただきました。

そして

多くの内容が

長女が不登校から
復学する時に

支援していただいた方々の
視点と共通しています!


上に記載した以外にも
かなり重要だと思えるところが
いろいろあります。

ご興味ある方は、
どうぞ一度お読みください!


最後に文中より

『ひきこもっている人をみていると、
誰でも一度は考えます。

「いったいこの人は、どうすれば動いてくれるんだろう」と。

こう考えているとき、その人には、ひきこもっている人の葛藤がみえなくなっています。

動きたくても動けずに、必死でもがいているような心のうちが。


不登校のお子さんの
心理でも

同じようなことは
ないでしょうか。


本人の
言ったことば
やってる行動

だけを見るのではなくて、

そのことばや
行動の

背景にある心理
イメージしてみましょう。

わが子のことで言えば、

そういったところに
注目していくようになった時

親子で方向性が
一致していきました。

※可愛いイラストはお借りしました!ありがとうございました!


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