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知財法 模倣品対策関連メモ

数年前と比較して模倣品自体の情報や、模倣品販売者の情報を得られやすくなってはいる。しかし、テイクダウンだけでは模倣品の摘発件数は減っていない。むしろ、模倣品が増えている気もする。また、他の製品に組み込まれた模倣品はどのように取り締まれば良いかわからないという問題もある。

化粧品の場合、外見から模倣品であるか否かが分かりにくい。現状では、価格で模倣品かどうかの一次選別を行い、選別された商品を購入して模倣品かどうかを確認することが多いようだ。特に、真正品の空きボトルに他製品を詰めた物品が売られている場合、外見から判断することはかなり難しいと思える(ボトルに封印などを行うべき?)。なお、空きビンはメルカリ等でも売られている。

現状では、化粧品の模倣品被害として健康被害がでたという情報は得ていない。模倣品だと医薬品レベルの成分(安価で危険性が高い)が含まれる可能性があるため、油断できない。化粧品等で健康被害が出た例としては、①悠香社の茶のしずく石鹸におけるアレルギー被害、②カネボウ化粧品社のロドデノール含有化粧品における白斑発生被害がある。

真正品と模倣品の区分には、シリアルナンバーやホログラムシールの付与が有効かもしれない。しかし、ホログラムシールは、化粧品のボトルに付けるとダサいという問題点がある。ホログラムシールを使う場合には、ホログラムシールをボトルの底に貼るなどの工夫が必要と思われる。化粧品等もシリアル番号カードとかの方が現実的かもしれない。

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