TRIPS協定55条 物品の解放の停止の期間

 TRIPS協定55条は、差止等の申立人が通関停止の通知の送達を受けてから10執務日以内に、税関当局が、被申立人以外の当事者によって本案手続きが開始されたこと、又は、輸入禁止の仮処分が行われたことの通知を受けない限り、その物品を通関させなければならないことを規定しています。

・TRIPS協定55条 物品の解放の停止の期間

申立人が物品の解放の停止の通知の送達を受けてから10執務日(適当な場合には,この期間は,10執務日延長することができる。)を超えない期間内に,税関当局が,本案についての決定に至る手続が被申立人以外の当事者により開始されたこと又は正当に権限を有する当局が物品の解放の停止を延長する暫定措置をとったことについて通報されなかった場合には,当該物品は,解放される。ただし,輸入又は輸出のための他のすべての条件が満たされている場合に限る。本案についての決定に至る手続が開始された場合には,合理的な期間内に,解放の停止を変更するか若しくは取り消すか又は確認するかの決定について,被申立人の申立てに基づき意見を述べる機会の与えられる審査を行う。第1段から第3段までの規定にかかわらず,暫定的な司法上の措置に従って物品の解放の停止が行われ又は継続される場合には,第50条(6)の規定を適用する。

●参考文献
・荒木好文(著)『図解TRIPS協定』(発明協会, 2001)

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