見出し画像

特許権よりも商標権や意匠権の方が侵害されやすい?

 先日、「特許権よりも商標権や意匠権の方が侵害されやすい」という意見に接した。

 たしかに、商標権侵害についてはその通りだと思う。これは、商標権侵害は、他人の商標(例えばコカ・コーラーのマーク)を勝手に使うだけで起きるからである。具体的には、コカ・コーラのマークをプリンターで印刷してジュースのボトルに貼るだけで商標権侵害は成立しうる

 一方、意匠権侵害に関してはそうとも言い切れない。意匠権は物品の外観デザインを保護するするものだから、デザインが全く違う場合には、意匠権侵害は成立しない。

 特許権侵害の発見は、商標権侵害、意匠権侵害よりも難しいことが多い。
これは、殆どの場合において、特許権を侵害しているか否かは、実験や分解調査が必要だからである。

 少し考えたところ、「特許権よりも商標権や意匠権の方が侵害されやすい」という意見の趣旨は、単に、

商標権や意匠権の方が、特許権よりも侵害を発見しやすい

ということだったと思う。

#弁理士 #弁理士試験 #弁理士試験の受験勉強 #知財 #知財法 #特許法
#特許権よりも商標権や意匠権の方が侵害されやすい #商標権や意匠権の方が特許権よりも侵害を発見しやすい
#毎日note #コラム #毎日更新 #note #毎日投稿 #note毎日更新 #毎日 #最近の学び #毎日更新倶楽部 #考察コラム #クリエイティブ #士業

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?