違いの分かる男になりたい
どうも西尾です。
昨日は雨降りで冷たい一日でした。
本日は天気も良いので溜まった洗濯物などを全て処理しちゃおうと思います!
違いの分かる男になりたい
スーパーにてバナナの特売
昨日、近所のスーパーでバナナが特売で売られていた。
袋に入った一房が税込58円、迷わず2袋を購入した。
ただ、値段が安いだけあってどれも黒い斑点(シュガースポット)が多い。
そのような中で私が購入したものは、黒い斑点が極力少ないものを丁寧に品定めした、これだというバナナである。
近頃、バナナの値段もすごく高くなった(購入場所にもよるが)。
いっときは100円もしなかったのに、今では通常価格が150円くらいに。
時期によっては200円近くすることもある。
一方で、高価格のバナナもよく見かける。
一本で250円近い値札がついている。
何が違うのだろう?
そして、誰が買うのだろう?と頭の中は“?”で溢れかえっている。
一本単位で購入するより一房3〜5本からなる一袋で購入する方が断然楽だと思うが、一本単位で販売し続けているということは購入者がいてるのだろう。
実家暮らしをしていた頃、甘熟王だかそんな名前の少し高価なバナナを食べたことがある。
母親が購入してきたのだ。
普段買うバナナとどっちが美味しいか食べ比べてみて欲しい、とのことだった。
そんな高価なバナナなんて、と思い恐る恐る食べてみる。
うむ。
正直に言うと…
違いが分からない。
どっちも甘い。
そして、どっちも黒い斑点(シュガースポット)がない。
母親曰く、やはり高価なバナナの方が甘味があって美味しい、という。
さすがだ。
違いの分かる母親。
違いの分かる女。
私はそんな母親を誇らしく思うと同時に、違いの分からない自分が惨めにも思った。
その後、もう一度食べ比べてみるも、やはり、違いが分からない。
私は違いの分かる男になれるのだろうか。
自慢では無いが、バナナはともかく、お肉であれば私でも多少は違いが分かる。
例えば、スーパーで購入したオーストラリア産牛肉と国産牛肉とでは全然違う。
リーズナブルな焼肉店のお肉と、少しお高めな焼肉店のお肉とでは、こちらも全く異なる。
お肉の違いはかろうじて分かる。
お肉を食べた時の質感や硬さ、脂分、甘味、旨味、どれもがやはり異なる。
そして、よく違いの分かる人の例えで云われるのが“ワイン”だろうか。
こちらは全くもって違いが分からない。
そもそもワインなんてそんなに飲まないのだが。
“ワインソムリエ”の方がいてるが、ワインの違いが分かる人は本当にすごいと思う。
違いが分かるまでワインについて相当勉強をしてきたのだろう。
ワインでは無いがコーヒーならまだ少し違いが分かるかもしれない。
この香りは○○産のコーヒー豆、これはキリマンジャロ、これはブルーマウンテン、というふうに分かるのかと言えば、それは厳しい。
では何が分かるのか。
缶コーヒーやインスタントコーヒーとドリップコーヒーの違いくらいなら分かる。
これは“違いの分かる”のうちに入るかどうかが不明だが。
話をバナナに戻そう。
改めて、バナナの違いについてよくよく考えてみた。
すると、私のバナナに対して求めていることが特殊なのかもしれない、と気付いた。
私にとってバナナの選考基準は、甘味や質感などの美味しさより、いかに黒い斑点(シュガースポット)の少ない黄色の状態であるかどうか?である。
おそらく、上記の判断基準で選ぶから美味しさに無頓着になってしまった。
甘味や質感などの美味しさより、黒い斑点が少なければ、多少硬くても食べてしまう。
なるほど。
原因はそれか。
そうと分かれば次からは、美味しさに拘ってみたい。
と心に誓うも、やはりダメだ。
黒い斑点のあるバナナは苦手だ。
皮を剥くと、白い実が熟してジュクジュクになっている。
あの質感・食感が苦手だ(視覚的に苦手というわけではない)。
それなら白いままのバナナが良い。
この拘りがあるからには、バナナの違いが分かるのはおそらくまだまだ先になる。
5年先か、10年先か、50年先か、100年先か。
もしかしたら、このままバナナの違いが分からずに一生を終えてしまうかもしれない。
それは嫌でもある。
私のような男には修行が足らないのだろう。
そんな拘りなんて捨ててしまえ!と心の中で呟くも、あのジュクジュクした食感を思い出すと身震いしてしまう。
修行として、食べる機会を増やして徐々に慣れていくのしかないのか。
そう考えると、違いの分かる人というのは奥深い。
私もいつかは“違いの分かる男”になれるだろうか。
早く違いの分かる男になりたい…
以上になります。
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