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物語に入り込む
どうも西尾です。
阪神・淡路大震災から29年、そして2024年の始まりとともに、能登半島で地震がありました。
昨日の投稿でも防災のことを綴りましたが、やはり一人一人が防災に対する意識を持つことが大切だと思います。
『泥の河』の景色
宮本輝『泥の河』より
宮本輝さんの『泥の河』を読んだことがある方も多いのではないでしょうか。
舞台は昭和31年、大阪の安治川河口に暮らす少年と、船宿暮らしの姉弟との繋がりを描いたものです。
宮本輝さんは『泥の河』で太宰治賞を受賞しております。
大阪・土佐堀川沿い、湊橋手前に文学碑がたっております。
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舞台であった戦後の昭和31年(1956年)から60年以上経っておりますので、当時と今の景色では全く違うものになっているのかと思います。
当時はどのような景色で、どのような生活を営んでいたのだろうか?ということに想いを馳せてしまいます。
私はあの時代のことを知りません(昔の写真・映像などは見たことありますが)。
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昔も今も変わらない景色はあるだろうか?
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もし当時の人に、60年以上後の街はこのようになっていると伝えると、どの様に思うだろうか?
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雲の隙間から漏れた太陽光が水面を照らし、キラキラと煌る景色は昔も今も一緒なのかもしれない。
周りの建物や道路が変わろうとも。
街中には文学碑も多くあります。
こうして、舞台になったところを歩いて物語や歴史に入りこみ、想いを馳せます。
文学を片手に街歩きをいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
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