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物悲しく感じるくらいがちょうどいい

10月に入り、より涼しさが増してきた。
ちょうどこの記事を書いているいま、気温は18℃と表示されている。

このくらいの気温、そしてその時に感じる”ヒンヤリ感”が四季の中で一番好きだ。

なぜなら、少しだけ物悲しく感じられるからだ。

でも、その物悲しさは必ずしもネガティブなことばかりではないと思う。

時には、物悲しさが後にいい思い出として記憶に残ることもあるからだ。

高校3年のこの時期、1年からずっと好きだったある女性に対してどうやって行動すればよいか迷っていた。

『告白した方がいいのか?』
『卒業するまで待った方がいいのか?』
『高校の思い出として心に収めつづけるままの方がいいのか?』

そんな心の中で葛藤する迷いを感じながら、夜の家のベランダで1人、物思いにふけていた。


当時は『なんでこんなに心の中で葛藤しなければならないのだろう・・・』と感じて、自分では分かっていても、迷い続けていくことしかできなかった。

しかし、いま思えば、その迷いは決して悪いことではなかったなと思う。

『葛藤しながらも好きな人のことをあれだけ想い続けられてたのは幸せだったな』といい思い出になっているくらいだ。

恋愛というものは分からないもので、「障害があるほどより燃え上がる」といわれるくらい、ネガティブな状態の時ほど、より好きという感情が沸き上がってくる。

これもその1つかもしれない。

好きな人に対してどうしていこうか、いま告白したらフラれるかもしれない、そんな不安な時こそ、好きな人のことをさらに考えてしまい、何とも言いきれないキュン(ときめき)を感じるのだ。


物悲しさを感じるということは、決して悪いことではない。

後にとってのいい思い出のために、あえてそのような感情に浸るというのもアリだと思う。
※ただし、過度な物悲しさは禁物!

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