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精進料理に目覚める3歩前 #35

どうやら朝っぱらから情熱が湧き出て居るらしい。
その情熱を情熱だけに収めてくれたらいいのだが

実際のところ右手氏のところにまでも
その上昇しすぎた熱が伝わって来ている。

もちろんアトピーさんの情熱である。
そのふつふつと煮えたぎった長く続く情熱で
コトコトと煮物でも作れそうである。

いつもなら保冷剤に飛びついて
ひんやりしたら満足してくれるのに
今日はアトピーさんの溢れんばかりの情熱で
保冷剤を片っ端からせっせと溶かしていく。

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保冷剤氏のクールなパンチが一切効かないうえに
冷すらもまともに保って居られない程の情熱だ。

こうなると。
右手氏は1日の予定を変更して
アトピーさんの手下としての任務を優先しなければならない。
保冷剤氏まで連れてアトピーさんの好奇心に付き合い続ける。

飽きっぽいワタクシには想像もできない
臨機応変な大人の対応である。

右手氏はアトピーさんの活動を最優先とするので
放置されたワタクシと左手氏は暑すぎる情熱コンビを傍目に
のそのそと日常生活を始めるしかない。

我々、左手氏とワタクシの怠け者コンビは
慣れない掃除に5分で飽きて
パソコンのキー坊の上を人指し指だけでジャンプしながら移動して

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疲れたからとエネルギーを充電しようと
パワースポットであるせんべい布団の万年床に戻って
もう一度夢の世界へ出かけようと試みる。


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど。
数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。



どうやら中秋の名月ってやつらしい。

美味しそうな行事には積極的に参加したいワタクシである。

お月見と言えばススキと団子。
冷蔵庫の番人をしている白玉粉やら上新粉にお願いして
団子に変身してもらうとして

問題はススキである。

いつもススキが占拠している場所で
今年はまだススキを見た記憶がない。

気がする。


水を汲みに行く道中にあるはずだったので
容器を持って陽気に山に向かう。



が。


ない。

ススキが一本もないのである。

取り敢えず先ずは水を汲むことにしよう。
海水パンツを履いた陽気なワタクシは
容器に水を入れていく。

時刻は昼過ぎ。

膝から下のむき出しのふくらはぎさんは
じりじりと焼けていく。


なるほど。

ワタクシはここで漸く気づいたのだ。

どうやらまだ昼間は夏である。
夏だからまだススキの時期ではないのではないか。

と。

帰り道も一応あちこち眺めてみたのだが
もちろん見当たらない。


考察をまとめると
ススキらしきものはほんの少し
どこかの畑の脇にあるような無いような
そんな感じの内容となる。


それにしても。
何故だか最近アトピーさんのいない部分の
身体がピリピリする。

ワタクシは電気で充電する仕組みになっていないはずである。

このままでは
黄色いネズミのような電気を扱う存在
なれそうな気がしないでもない。

が。
彼らのように電気を確実に頬袋に貯められないワタクシは
帯電ピリピリが腕や足に移動して
ワタクシ自ら100万ボルトを食らいそうな勢いである。

以前どこかで耳にしたことがある。
偉大なるこの大地に触れて我々人類は
黄色いネズミのように帯電したエネルギーを放電できるのだ。

と。

左手さんにキー坊の上を飛び跳ねて貰っていたが
右手氏は気が向いたら時折マウスを転がしにやってくる。

そのマウスですらピリピリしているのだ。

アトピーさんが遊んでいる様子でもない。


はて。

ネズミのようなあの黄色い生き物を
電源だと思っていたのだが
どうやら右手氏が握っているのもまた
同じような存在でございマウスだ。

こうなったら。






放電すべし。


久しぶりに畑に行って
左手氏とワタクシで土に触れるのに邪魔になる
草系の奴らを退治しながら
土に向かって放電してきた。


つもりである。


おや。
気付いたら中秋の名月の日が終わっている。

話を戻そう。

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ススキがなければこのアフリカヒゲシバに
代役を務めてもらおうかなどと考えながら
先程とは反対の道を行く。

進んで1分。

カーブの先、
小川の脇に生えているこれは
多分ススキであろう。

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ありがたく頂戴する。

目的は達成したのでこのまま帰宅すればいいのだが
そのままおじぃとおばぁのところに向かうことにする。

おじぃとおばぁの家の扉を開けると
2人で何やらモグモグしている。

モグモグの正体はこれ。

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ふちゃぎ

ほほう。
ワタクシは団子の事しか考えていなかったが
どうやらこちらではふちゃぎを食すらしい。

くぇーぶーなワタクシはありがたく
ふちゃぎをご馳走になって家路につく。


急いで団子を丸めて
芋などないからおばぁEATSで取り寄せた果物を並べて

花瓶の上で過敏に風を感じてヘドバンを繰り返す
ロックなススキを庭の長命草で無理やり抑え込んで
何とか落ち着かせる。

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ダイブ上まで
ではない
大分上まで登って行ったお月様にお供えする。

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さて。
そろそろ食事の話を始めよう。

せっかく土鍋でご飯を炊いているのだから
ご飯のお供を作ろうと今更ながら思いつく。

昆布と干し椎茸を戻して
前日の夜中からコトコト煮付けて
一晩おいて味を染み込ませる。

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それにしても。
かれこれ2週間くらいスーパーに買い物に出かけていない。

冷蔵庫のお腹と背中がくっつきそうなので
食料を調達して冷蔵庫のお腹に詰め込んでいく。


久しぶりに手に入れたおじゃこさんも
土鍋ごはんのお供におにぎりの具として参加。

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食べすぎ注意である。


以前。
油っぽかったお揚げピザ。
今回は丁寧に油を抜いて先にこんがりと焼いて
チーズを減らして再挑戦する。

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これなら油っぽくない。
また作ろう。


最後に。
何故だか足し算を間違えていたワタクシは
団子を丸める数を間違えていたので1つ余らせてしまった。

せっかくなので味噌汁の仲間入りしてもらう。

味噌汁の具の充実をなどと宣言しながら
すっかり忘れていたことを思い出して
具沢山風みそ汁にする。

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汁の量まで充実している。
桑の葉も団子もどこへやら。


さて。
相変わらず寄り道ばかりで
あまり食事の話はしていないのだが
今回はこれでおしまい。

次は満月だ。


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