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やまざき にんふぇあ
2021年1月16日 16:56
歴史上の偉人は、現代では考えられないような特殊能力を持っていたり、奇跡を引き起こしたりといった超人っぷりを発揮した伝説を残していることが少なくない。例↓弘法大師とかいう「なろう系」主人公尾ひれはひれのついた作り話といわれてしまえばそれまでなのだが、ここはあまり深く考えずに「そういう話が作られるくらいすごい人物やったんやなぁ……」と受け入れておく方が聞いていて楽しい。前述したリンク先
2020年7月20日 07:10
爬虫類のような外見にも関わらず、空を飛ぶことができる空想上の生き物。その名も「龍」。今回は、日本国内の龍が姿を現した話(それもごく最近のもの)を2つ紹介しよう。三重県の答志島。島内の美多羅志神社は1150年以上の歴史を持つ。近年、神社の木が龍そっくりであることに氏子が気づき、龍神様として崇められているという。埼玉県・秩父の三峰神社。1900年前に日本武尊が創建したと伝わる。
2020年3月21日 09:41
連日報道されるコロナウイルス報道や、広まった原因(戦犯)を探して寄って叩く世の中の雰囲気にうんざりしている皆さんこんにちは、にんふぇあと申します。 どうせ嫌な話を聞いて胸糞悪くなるのだったら、最近の話ではなく、日本各地に伝わる伝説を聞いて、胸糞悪くなるのはいかがだろうか。 話の内容自体は胸糞悪くても、現代に実際に起こったことではないので、ある程度距離をおいて物語として消化できるはずだか
2019年11月4日 01:39
日本各地を歩いていて、一つ気がついたことがある。――蛇って化け物になりがちなのでは?日本各地をまわっていると、人智を超えた奇妙な生物の伝説に出くわすことがある。そして、蛇が登場するとそれは大抵、人にとって脅威となる存在として描かれている。なぜ日本において蛇イコール恐ろしい脅威とされがちなのかを解いていくのも面白そうだが、長くなるし私の専門外になるので、その疑問は皆さんへの宿題として
2019年10月29日 18:21
日本国内を旅行していると、たびたび井戸を見かける。人間の生存に必須である水をくみ出すことのできる井戸。それは時に信仰の対象になったり、畏怖、恐れの対象になることがある。今回は、日本各地で見つけた井戸をいくつか見ていこう。沖縄の那覇市にあった井戸。「水神」と書かれている。猫島として有名な田代島の井戸。伊達政宗家臣の支倉常長が太平洋横断の前に水をくんだという伝承が残る。岐阜県・岩村
2019年7月9日 16:07
しょう しょう しょうじょうじしょうじょうじの にわはつ つ つきよだみんなでて こいこいこい野口雨情の作った「証城寺の狸囃子」では、腹をたたいておどる狸が登場する。 この歌は、千葉県の證誠寺(歌と元ネタでは寺の名前が少し違う)に伝わるいい伝えが元ネタとなっている。実際に證誠寺を訪ねてみた。 いい伝えによると、夜にも関わらず庭がさわがしいので和尚さんが外を見てみたところ、狸た
2019年3月9日 18:37
アスファルトで固められた道路が網の目のようにはりめぐらされ、電線によりどこでも電気が使えるようになった現代の日本。 町のすべては効率化され、よほど歴史的に価値がない限り、古く不便なものは壊され、排除されていく。 そんな効率化され尽くした町の中に潜む、ちょっとした異空間が好きだ。そこだけ外界から切り離され、時がとまってしまっているような――いや、長いわりにうすっぺらくて意味のない文章をい
2019年2月18日 01:09
和歌山県の新宮に「浮島の森」という奇怪な森があると聞いて、訪れたことがある。 これが浮島の森だ。一見沼地と隣接した普通の森に見えるが、何とこの森、沼に浮いている。 簡単に説明すると、腐った木が折り重って軽い泥炭になり、そこに木が生えた結果、沼に浮く森と化してしまったのだという。やわらかい泥炭の上に木が生えているだけのため、本来であれば人が立ち入れるほどの強度はない。だが現代では歩道が作
2019年2月11日 19:26
ある夏の暑い日、私は秋田県の田沢湖を訪れた。田沢湖のすぐ近くに湧き水を発見したので飲んでみた。ペットボトルにくむとくもるほど冷たくて、クセもない旨い水だった。 その湧き水から数百メートルほど進んだところに、辰子の霊泉があった。近くの看板には、泉にまつわる伝説が書かれていた。昔、ここに辰子という働き者の美少女が住んでいたという。彼女が観音様に「いつまでも変わらず美しくいられま