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やがて伝説になる龍

爬虫類のような外見にも関わらず、空を飛ぶことができる空想上の生き物。

その名も「龍」。

今回は、日本国内の龍が姿を現した話(それもごく最近のもの)を2つ紹介しよう。

三重県の答志島。

島内の美多羅志神社は1150年以上の歴史を持つ。

近年、神社の木が龍そっくりであることに氏子が気づき、龍神様として崇められているという。

埼玉県・秩父の三峰神社。1900年前に日本武尊が創建したと伝わる。

2012年の辰年に、拝殿の石畳に龍が浮かびあがったそうだ。

携帯の待ち受けにすると運気があがるらしい。

最近の話なので「木が龍の顔に見えるとか、携帯の待ち受けとか、安易で安っぽいな」と思うかもしれないが、見方を変えると、木や石を通して龍が姿を現したともいえる。

例えば「江戸時代、この場所で雲の切れ間に龍が目撃された」と聞くと立派な伝説に聞こえる。

それと同じで、今回紹介した2つの話も、このまま消えずに数百年残り続ければ立派な伝説になるのではないか。

つまり、逆にいうと今この2つの神社に行けば、大昔ではなく、ごく最近に生まれたばかりの伝説を目のあたりにできるのではないか。

結局は考え方次第だが、私はそう思うのである。

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