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有限と言う愛

この世の何処かで
泣いている華がいます、知らない色の華
知らない国でーーーいえ、地球ではないかもしれない
たとえば遠い、遠い、場所で、知らない星で
千万光年を超えたある永遠の砂漠の星
永遠の薄暮の星

それは安直すぎる、飽きるの比喩だ!
やり直そう!
時の壁に隔てられた二人の恋人
そう、今の「この時」で
宇宙の始まりの頃のいた、でも既にいない
その華の可憐の姿を愛しよ!
あるいは、全ての終わりで
終末だ!人よ、人よ。
その終末を知っても
自分はその終末にたどり着く事は永遠になくでも
彼女を愛していられるのか?
報われない熱愛
成就せず、結ばれず
肉体で彼女を愛しる事が出来ないのは
その愛の限界なのか?
もう散った花と、まだ生まれていない花
その未知の色、その姿。
「貴方」ではない誰かしか知る
美しさ。
彼女たちを、貴方の物になりたいなのか?
騎士でも、英雄でもなりたいなのか?
彼女のため?どれ程の偉業を成し遂げるだ?
イリオスの軍も、オリンポスの神も。
強いなら勝ってるのさ。
この距離はただの努力と苦痛の具現しかない。
黄金の鬣を持つ獅子になれ!
孤独のサバンナに生きている獅子よ!

ギリシャ人は、その宇宙と言う悲劇の英雄に
アキレウスと言う名を呼ぶ
この宇宙の全てを見通し、
すべてを勝つ、神も人間も、自然も
その勝つの方法を知った後
堕落した
戦友と友になる人と遊んでいった
なぜなら、まだ戦えの時ではないから
愛している華が咲くまで、待つしかない
あるいは他の華と遊ぶのか?
本当の愛ではない愛で満足されたなのか?

これは彼の勝利か?
彼の求めている
無限の時の谷とその流れを越えて
あのも名を知るよしもない華「真実」は、既に散ったの故
或いはあのまた名を知らない、そして永遠を知らない
生きるの「真理」という彼女の終末ですら共にいられない。
超えられない「時間」の前に。
そして戦争が初めた
イリオスの戦は、無限の歴史の中では僅かの瞬間しかない
「刹那」
でもその瞬間はこの宇宙の全ての過去と未来
全部含めた、あの全ての始まりから
全ての終わりまで続く
「永劫」だ
そう、
この永遠の、不朽の「戦争」は
壊られて、変わられても、代わらない
そうだ、これこそ「時間」というものだ!
「英雄」とは、ただのガキ大将に過ぎない
暴力と知識に頼って、
この無情な岩の星で、領土を主張する
猿しかない。。猿よ。。強くて賢いでも。
猿しかない、野蛮そして蒙昧な君たちは
精子と弾丸しか出せられない貴方たちは
その食べ物と交尾権のための泥試合で勝負するのはなく
時間という好敵手に挑むのはどうだ?
時に勝ってみろよ!この世の全ての
英雄よ!王よ!哲学者よ!
あんたの偉業なんか、
アキレウスに戦えの「偉大さ」、
その「悲劇」の前に。
砂に干からびた唾よりも価値がない!
時間と戦う勇気があるのか?
人間も、神も、この宇宙もーーー
全ての物事は、老いて、死ぬ。
彼の愛していた友の様に
その友は、も時間という超えられない壁の向こうの
散った華になるのか?
それとも、有限という無限を超えて
未知な未来で、また華に生まれ変わるのか?
でも「今」しか生きられない「彼」
アキレウスにしては、
どっちられも、彼は永遠に報われないし、恋人と結ばれない、
有限という愛のために。
偽善として阿呆な喜劇と、英雄譚を感能するのはもよしにしよ!
悲劇という厳かな、美しい華の前に
あれはただのガキの落書きしかない。悲劇は「命」そのものだから。
悲劇は人に真の「愛」を教えられる。
「時間」という永遠の悪と戦えなくではならない
生きるという永遠の戦争で!
アキレウスは、神も人も宇宙にも負けず。
彼の中の「時」、自分の命に負けた!
人間よ!あなたは有限だ!
・・・・・
しかし、時間という概念も
命、つまりこの「愛」にたどり着く距離は
ただの絶えない努力と苦痛の具現しかない。
人間は時間でも超えられる。
人間は命さえも超えられる。
人間はは人間さえも超えられる。
黄金の鬣を持つ獅子になれ!
孤独のサバンナに生きている獅子よ!
貴方は既に時間に勝つ策略を理解していた。
ただし、貴方は待つしかないのだ。
戦えの「時」がくるまで!辛抱!辛抱!
人間!貴方は勝利する!
生きるという悲劇の中で!
見よ!これは人間だ!
(Ecce Homo!)
・・・・・・
しかし、貴方が分かるでしょうか?
私にとって、この戦争も悲劇もあんまり
意味のない事ですよ。
なぜなら、私が愛している華は、
私の純粋で切実な愛で
全身全霊に愛している華は。
この汚い、罪と痛みだらけの
堕落の限りまで堕落し、地獄の底の底に落ちる
その最初から、最終的に、勝利でも敗戦でも
無意味の世界から。
彼女はすでに解放された。
死んだでもなく、これから生まれるにもなく
彼女は。。。
彼女の香りは。。。
夢の中にいる。
永遠に覚めない、最も若かった少年期のころから。
バラよい赤い、酒よい甘いの華。
その自在で優雅な蕾は、
物質の運動も時間の崩壊にもまけず。
折らない、朽ちて行かない。
夢の中で。。嘘の中で。。
どれ程の「世界の真実」にも勝てる、永遠不変な「愛」。
それはその華へのものすらないかも。
ただ。ただ。
もし何処から由来不明なそよ風が
その元のついて永遠に説明できない
永続に、夢から夢に、
幻想から幻想に
優しくで、愛しく
その風が「香り」を拾い集め、私にその「香り」を吹き付けてくれるなら
まるで恋人にそっと甘い息を吹きかけて、
悪戯にその頬をくすぐろうとしているように
その匂いを嗅ぐことができれば
私の「愛」は、既に永遠になり
私と彼女は、も結ばれた。
永遠の夢から吹き出す「萃めつづけるの香り」の中で

(私はこの世の全ての美しい物を、美しくないものをも
知りたい、この世の全ての未知の色、線条、幾何、味、次元、時限。その隠された意味。その新しく生まれる意味。その始まりと終焉。幸福と不幸。快楽と悲劇。その全てを受けいれ、全てを作り直し。そうだ、多分私は何か美しい物を作るためにうまれた、そして何か美しい物を生ませるのため死ぬ。私は人間ではない、「作る」という概念、精神、意志ーー「作る」という行為に隠された力そのものの具現だ。私は力を得るために自分の意志を行使しない、私は私自身になるため、美しい物を「作る」のためーーー私そのものは宇宙にも動かす力の具現になる。私はもっと、もっと色んな物をしりたい。もっと、もっと色んなものを肯定しながら、もっと良いものに作り直すーー私はすべての命の罪を滅ぼす力という意志になる。。
しかし、しかし。これはただの建前だ!獅子の黄金の鬣にみたいな、虚飾しかない。
私はただ、かつての夢の中にある、とても甘い、とても優しい香りを嗅ぎたくて、その香りを求めているかもしれない。この現が私の手によって壊された、すべてはあの夢の中の香りに繋がる、完全の自我の夢になるまで。)


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