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reGretGirlとヒラベさんへの愛を語る

先日、reGretGirlというバンドのライブに行ってきた。
LOVE×CALL TOURというタイトルのツアーで、私が行った回は、the shes gone というバンドとの対バンだった。

今回は、大好きな「reGretGirl(以下リグレ)」というバンドへの愛と、今回のライブの感想を述べていこうと思う。

※ライブのセトリ等ネタバレを含むため、今後このツアーに行く予定のある方は閲覧注意でお願いします。



リグレとの出会いは、私が高校生の頃、YouTubeのおすすめに出てきたのがきっかけだった。
代表曲である「ホワイトアウト」「Shunari」の2曲は、聴いた瞬間からハマり、そこからずっと聴いていた。
他の曲にハマったのは、大学に入ってからだった。

リグレのライブは、去年ロッキン(夏フェス)で見たのが初めてで、そこから学園祭のライブ、CDJ(年末のフェス)、と1年間で3本のライブを見た。
学園祭のライブでは、想像以上に近い距離(4列目くらい)で見ることができて、もう本当に夢のようで、幸せで仕方がなかった。とにかくそのライブの余韻が凄すぎて、そこからどんどん沼にハマっていった感じだ。

ちなみに、今年は今回が初めてのリグレのライブだった。


私は基本的に、心に寄り添ってくれるような曲が好きなので、普段からよく失恋の曲を聴いている。

リグレは、基本的に失恋を歌っているバンドだ。
歌詞は重かったり、ドロドロしていたり、切なくて苦しくなるような内容なのに、曲調は爽やかで疾走感があってポップな雰囲気で、私はそのギャップがものすごく好きだ。

メロディーラインも、良い意味で予想を裏切られるような所がある。
「こう来たら、次はこう来るだろうな」といったなんとなくの予想を裏切られて、「え!そこでこうくるのか!それは思いつかなかった…!」みたいな、“意外性”を感じられる。それでいて、ものすごく心地の良いフレーズ。

私は、歌詞と曲調と歌声がすべて合っているようなバンドももちろん大好きだし、自分の望むようなメロディーをそのまま提供してくれるかのような曲も大好きだが、リグレのように、「ギャップ」が詰まっていたり、良い意味で予想を裏切られるようなバンドはさらに沼深いな、と思う。

これは人に対しても同じで、私は「ギャップ」がある人に弱いし、自分の思い通りにならない人にこそどんどん沼っていくし。
こういう“沼的要素”を沢山持っているバンドこそが、リグレなんだと思っている。

さらに、こういう「失恋」を歌ったメンヘラチック(?)なバンドって、歌声もMCもどちらかというとしっとりしているというか、女々しいような、弱々しいようなイメージがあるのだが、(それもそれで個人的には好きだが)、リグレのボーカルのヒラベさんは、歌声もMCも芯が通っていて、真っ直ぐに、ストレートに想いを伝えてくれる感じがする。

私は、楽曲の歌詞には人間性が表れていると思う。
失恋ソングであっても、決して上から目線になったりせずに、相手のせいにしたりもせずに、自分の感情や弱さと真っ直ぐに向き合うことのできる「強さ」を、リグレの歌詞から感じ取れる気がして、それが好きだなあと思う。

また、こんなにかっこよくて芯の通った強い人でも、恋によって傷つけられたり、弱くなってしまうことがあるんだなと思うと、恋というものの恐ろしさがわかるし、「人間らしさ」を感じられるからそこも良い。


リグレの曲は、失恋に限らず、辛いことがあった自分に、頑張ってきた自分に寄り添ってくれる存在だと思う。(「サムデイルーザー」という曲とか特に。)
私は、就活で色んな会社に落ちまくった挙句、受かった会社は1ヶ月半で辞めさせられるし、
最近は、バイトやら研修やらで9連勤だったし、理不尽なことで怒られたりもするし
自分にとって苦手なことが多すぎて、人間関係では悩みまくるし
自分から好きになった相手への恋は、叶ったことは一度もないし
でもこんな自分でも生きてて良いんだ、頑張ったねって認めてくれる存在があるんだ、って思うだけで、救われていくような感覚。


リグレのライブは、とにかく演奏もMCも本当に良すぎて、見るたびに心打たれる。

まず、ライブを見に行くたびに、ちゃんとドキドキさせてくれる。
心臓が撃ち抜かれる感覚。
ガチ恋しそうになって結構危ない。

また、ヒラベさんは、上辺だけの言葉とか表面上とかじゃなくて、本当に心の奥底に響くような、全力で寄り添ってくれるような言葉をくれる。

私は基本的に、自分と面識がない遠い存在の人のことは、あまり本気で推すことができない。自分のことを認知してくれるわけでも、自分に直接的に言葉をくれるわけでもないからだと思う。
だけどヒラベさんは、ライブを見に来ているお客さん全員と1対1で向き合ってるんじゃないかっていうくらいのストレートな言葉をくれるから、こんなに推せるんだと思う。

また、ヒラベさんは大阪出身らしく、MCも関西弁で面白くて、いつもちゃんと笑わせてくれる。

心の奥に響くような言葉をくれつつ、笑わせて楽しませてくれつつ、ちゃんとドキドキさせてもくれる。
見に行く側にとっては、本当に贅沢すぎるし満足度も高すぎる。
見にきて本当に良かったな、と心の底から思えるし、ライブが終わってからの余韻もしばらくは抜けない。

アーティストによっては、ライブ見た後、「ライブ楽しかったな〜」「やっぱりこのバンドの曲って良いな〜」だけで終わってしまうこともあるが、(それもそれでもちろん良いのだが)、リグレは、そんな感想だけでは終わらせない何かを確実に持っているなと思う。
その辺のバンドとは違う特別感があるなと思う。本当にすごい。


また、今回のライブでは、私の好きな曲を沢山やってくれたのも嬉しかった。
特にやってもらえて嬉しかった曲を4曲、紹介していこうと思う。

①「soak」
これは、私がリグレで1番好きな曲だ。
忘れられない過去の恋にいつまでも浸ってしまう、といった歌詞の曲だ。
この曲こそ、歌詞は重いのに曲調は疾走感がある、“ギャップ曲”の代表とも言える。
去年私が見た学園祭のライブでも、CDJでも、なぜか3回ずつくらいこの曲をやってくれて幸せだったのを覚えている。
今回のライブでも聴くことができて、本当に嬉しかった。

②「ハングオーバー」
この曲は去年、学園祭のライブで聴いてから急激にハマり、無限に聴いていた曲だ。
私が2022年に聴いた曲の回数(Apple Musicによる集計)のランキングでは、この曲が2位になるほどだった。
(ちなみに1位はAdoのウタカタララバイ)
この曲も今回聴くことができて、本当に幸せだった。

③「KAWAII」
とにかく自己肯定感爆上がりさせてくれる曲。
わりと最近出た曲だから、ライブで聴くのは初めてで嬉しい。

④「ルート26」
私はこの曲が入っているアルバム「カーテンコール」の曲たちが全体的に好きで、でもあまりライブでやっているのを見たことがない印象だったので、まさかこの曲をやってくれるとは思わなくて嬉しかった。しかもラストの曲で。


コールアンドレスポンスも、コロナ禍でできなかった時期もあったからこそ、ここまで本格的にできると感動で鳥肌が立ってしまう。

また、今回のツアーはグッズも全体的にかわいくて、身につけているだけで楽しくて仕方がなかった。

次は来月、ピューロランドでリグレがライブをやるので、それを見に行く予定だ。楽しみで仕方がない。

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