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中国大連から沖縄へ③<教育の現場で大切におもうこと> Okinawa Sports&Culture Inbound Association

日本に来て3日目。実は今回のツアー、一行の中にはリピーターも数ファミリー含まれていました。それだけ、コーチへの信頼があったからでしょう。

この日も、朝からグラウンドに集合し、ご挨拶~ウォーミングアップを自分達のスタイルで終わらせて、さっそくNepheleeでの野球教室のはじまり。
前回のブログの中で、来日した野球スクールのスタッフ・コーチ陣は野球だけでなく心に寄り添うことも役割がなされている、と書きました。そのことに少し触れたいと思います。

・・・過去の記事はこちら
①中国大連から沖縄へ
②野球キャンプ 沖縄だからこそ

Nepheleeが考える教育の現場

教育の現場は、子どもたちはもちろん、その保護者と指導者のトライアングルで成り立っています。
「教育の現場」とひと言にまとめてしまいましたがそれはいろいろなケースがあると思います。
保育園、幼稚園、学校・・・、稽古事ではスポーツ、音楽や美術の芸術、また学習補助として塾や家庭教師などもそうですね。
それぞれの現場に置かれた自分たちのトライアングルを思い浮かべながら考えてみると・・・それぞれの役割がきちんとなされているところとそうでない人たちによって「子ども」の心の状態や方向性が分かれていくように思えます。

大人の役割

いろいろな考え方もあり、またその場その場において当然のことながら信頼と反し不満を持ってしまうことも多々あろうかと思います。
しかし、とても大事なことがあります。
このトライアングルの関係性において、絶対にしてはならないこと、それは、だれも互いを攻撃してはならないということ。
だれも、この関係性において、互いを批判してはならないということ。
疑問に思うなら歩み寄れ、そうでなければ、攻撃や批判の前に離れろ、というルールを各々が持ち、その場を乱さないであげることがこの子どものためであることをしっかりと理解しておく必要があると私たちは考えています。
だれが正しいかが問題でなく、その場を乱さないことが大切なのです。

その場だけでなく、トライアングルのうち一つが欠けている場でも、もう一方が欠けていない場では攻撃や批判はしてはなりません。わかりにくいですね・・・つまり、たとえば、指導者に不満があったとき、子どもの前で指導者を批判攻撃してはならない、また自宅に帰ってから目の前に子どもがいるのならその場では指導者の批判攻撃を口にしない、とルールを決めるのです。逆もしかりで指導者も同様に決して保護者の批判攻撃はしないのです。
両親だけの会話でうっぷんを晴らす、議論を交わすのは大いにいいよ!そういうことです。もし、この指導者ではどんなに話し合っても満足できないと思うのであれば、そっと離れればいいのです。世の中には山ほど指導者がいて、必ず、笑顔でトライアングルが組める人に出逢えるのですから。
子どもは子ども・・・大人の役割のいちばん大切なことはそういうことだとNepheleeは考えています。

トライアングルのそれぞれの役割ってなんだろう・・・
それはまた別の機会に♪

彼らが見せてくれた信頼関係

さて、この来日した大連のスクールのスタッフ・コーチたちは、就学前~6年生までの子どもたちに対してひとりひとりの性格を本当によく把握していて、男性コーチも女性スタッフも、必ず地面に膝をつき、目線を子供に合わせ、時には母のように寄り添い、父のように厳しく導く、このバランスがとても心地よく見てとれました。
そして、そのスタッフたちと子どもたちの両親それぞれとの信頼関係もしっかり築けていることがよくわかったのです。両親が安心してスタッフに預けている、スタッフの導きを決して批判せず、子どもに「○○に言われたでしょう?」「○○に聞いてごらんなさい」とコーチの立ち位置を立て(リスペクトし)、きちんとのちにコーチからのフィードバックを受けるという体制が見事に出来上がっていました。ですから、子どもは母に向かってジャンピングハグしに行くときと同じように、コーチのところにも駆け寄っていく姿を何度も私たちは目にすることができたのです。ほほえましいものです♡
そういったことも、中国の方に対するそれまでのイメージがいい意味で崩れることのひとつでした。
いま、日本人が忘れかけていることを、大切にしている印象さえ受けました。

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3日目とあって、ほんのすこし子どもたちにも疲れが見えてきて、甘えん坊になったりしてきました。
練習には入らないNepheleeスタッフは、ベンチで保護者たちといろいろな話をして、いかに彼らの意識が高いかも知ることとなります。
子を想う親の気持ちは世界中同じですね!!

アフターベースボール⚾

途中から大雨に降られ室内へ場所を移したりしましたが、4-5時間の練習を終えた子どもたちと保護者は、町にある大きなスポーツ用品店までテクテク遠足。
子どもたちは日本にしかないカッコイイ野球グッズをおねだりして・・・お父さんたちはぴかぴかのゴルフクラブに夢中になったりしながらショッピングを楽しんだようです。
夜は近くにあるワインバー貸し切りで、親子で楽しむ様子も拝見しました♪
男性も女性もお酒がだいすき!
静かに語り合う父たち、ずっと笑っている母たち、子どもたちはお店の中をあちこち移動しながらタブレットでゲームをしたり好き好きにもぐもぐしたり。。。
ユニフォームを着ている子どもたちとはまた違った表情を見ることができて、それもまたいい思い出です!

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明日は地域の野球チームと交流試合もあるぞ!!

つづく
④地域との交流
⑤町民マラソン参加
⑥最後の練習とビーチバーベキュー、ありがとう!再見‼︎

インバウンド事業のほかに、学ぶこと・生きることに辛さを感じている子育て家庭をサポートする活動もしています。教わる側だけでなく、教える側のモチベーションも大切にしています。 こうして寄り添ってくださるみなさまのお気持ちも、大切にいたします♡