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中国大連から沖縄へ④ <地域との交流> Okinawa Sports&Culture Inbound Association

私達Nephelee(ネフェレー)のインバウンドスポーツ合宿の特徴のひとつに、「地域交流」があります。

今回は北谷町(ちゃたんちょう)とのタイアップで実現した中国・大連 野球キャンプでしたが、町役場への表敬訪問、町内の郷土資料や文化財等の見学、小学校訪問など初日の様子はすでにご紹介したとおりです。北谷町以外にも、スポーツ施設を運営・整備されている団体や、野球その他のスポーツチームとの交流も大切にしています。
より有意義なスポーツキャンプになるようにと、地域の人々が海外からやってくる皆さんを楽しみに待ってくださっていることで、
国や言葉の壁を越えた子供たち同士の関わり・繋がり、指導者同士の指導法や技術の情報共有、子どもを愛する保護者同士の交流が、かけがえのない思い出となり、「またあの沖縄へ!」とリピートに繋がっていると思っています。

・・・過去の記事はこちら
①中国大連から沖縄へ
②野球キャンプ 沖縄だからこそ
③教育の現場で大切に思うこと

子どもたちだけでなくコーチ指導も充実

4日目、朝からグラウンドに集まった子どもたちは、いつものように挨拶とウォーミングアップからスタートし、午前中は新里コーチのメソッドにそった練習でさらに自信をつけていきます。

合間合間に行なわれる、指導者への指導も、とてもロジカル(論理的)。
通訳していた保護者たちも、その論理的視点、身体を使って理論から動作を説明する新里コーチの指導内容に驚嘆しています。
前号までに書きましたが、まだまだ情操教育の指導者数に乏しい面がある中国では、受けることのできない指導だと言います。
ですから、来日したスクールのコーチたちは、帰国してからも、なんとかコーチを大連に呼び寄せ指導をしてもらうことはできないかと交渉してきます。もちろんNepheleeにはそのプランも用意があるので、スケジュール次第で応じることはできます。
このCovid-19が無ければ、今頃スタッフは大連に行き野球教室の開催ができていたかもしれません。

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さて、午前の練習のあと、コーチたちが買い出しにいってきた軽食を美味しそうに食べる子どもたち。
コンビニなどで手に入るサンドイッチやおにぎり、ベーカリーのパンなどでも、ひとりひとりの食事をきちんと並べてあげるコーチの気持ちが伝わって、人のものを狙う子はおらず、お行儀よく楽しいランチタイムにしています。

颯爽と現れた少年野球チーム

この日は土曜日だったので、ある少年野球チームが交流試合をするためにやってきました。どこか颯爽と歩いているように感じます。
アメリカ人のコーチ率いるチームだったので、国際試合さながらでした。
まだスキルは低い両チームのサポート役として、中国側では新里コーチが、少年野球チームではアメリカ人コーチが投手となって、打てる球を投げるという楽しい形式での交流試合に!!
打っては嬉しくなって、いっしょけんめい1塁ベースに向かって走る子どもたち、バットを振ってるのか振られてるのかわからないくらいの幼い少女もがんばって球を捉えますが、走るのを忘れそうになって、慌てて走っていくなど、大きな声で応援するチームメイトや見守る大人達にも笑顔しかありませんでした。

取材

県内新聞社「琉球新報」さんが、取材にも来てくださいました。
このころ、沖縄では家畜の疫病騒動でざわざわしており、翌月から始まるプロ野球の沖縄キャンプに向けて、徐々にスタッフや選手が沖縄入りしてくる時期でもあり、報道関係の方は右往左往していたのを記憶していますが、そんな中でも、こうして取材にきてくださったのですから、とても嬉しかったです。

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明日はマラソン大会だ!

町との交流はもちろんこれだけではありません。
翌日に、さらに素敵なイベントが待ち受けていたのです!!

つづく
⑤町民マラソン参加
⑥最後の練習とビーチバーベキュー、ありがとう!再見‼︎

インバウンド事業のほかに、学ぶこと・生きることに辛さを感じている子育て家庭をサポートする活動もしています。教わる側だけでなく、教える側のモチベーションも大切にしています。 こうして寄り添ってくださるみなさまのお気持ちも、大切にいたします♡