災いが起こるのは、ピュアな自分に戻るため。
十代・二十代と人生の序盤の頃を振り返ってみると、何かと〝 災い 〟の多い人生だったなと思います。
なんで自分ばっかりこんな目に遭わなければいけないんだろうって、ずっと思ってました。
当時はなぜ自分ばかり、周りの多くの人が経験しなくて済むような災いに見舞われてしまうのか理解が出来なかったのだけれど、今ははっきりと視えるんです。
わたしには、心の汚れが多すぎたんだって。
………
心の汚れって何でしょう。
それは、「こうであるべき」という誰が決めたかもわからないような “人としての理想像” だったり
その理想から外れてしまうことへの恐怖や、理想通りにできない自分への自分虐め、
他の人と比べては自分自身を罵る思考、
自分には自分の人生の舵取りをする力などないという無価値感…
つまりこれは、以前『《令和版》天国言葉と地獄言葉を考えてみよう会議』という記事の中で書いた “地獄言葉（地獄思考）” ってやつですね。
【 Sunao版 地獄言葉（地獄思考) 】
・ どうせ私なんて…（卑下）
・ 私さえ我慢すれば…（抑圧）
・ 〇〇さんはあんなにデキるのに、それに比べて私は…（比較）
・ △△までに◇◇しなきゃやばい（焦り）
・ こんな私がここにいてごめんなさい（罪悪感）
・ 外側が変わってくれたら私は幸せになれるのに（無力感）
こういう “汚れ” で頭ん中がいっぱいになってくると、現実面での不調和という形でお知らせが届くシステムになっているようなんですよね。
「あの、ココロ汚いっすよ」って。
これまでのドＭ社会の風潮だと、我慢や自己犠牲、他者との競争による成長とかって美徳とされてきたから
まさかいい人とか善人を一生懸命演じることや自分に厳しいこと、自分以外の誰かになろうとすることが “心の汚れ” だとは誰も思いもしないかもしれないよね。
でも、自分の喜び以外のもの（不安、恐怖、打算、忖度、損得勘定、他人をコントロールしようとする気持ちなど）を原動力にして他人の機嫌取りや外側を満たすことに走るのって、それは美しいこととはやっぱり言えないと思うんだ。
というか自分の心や身体の事情よりも損得勘定をいつもいつも優先するなんて、自分虐めも甚だしいって思う。
それ暴力じゃんって。
まあ、自分にちゃんと健全なリスペクトを持てた（とある程度思ってる）今だからこう思えるんだけどね、
でもやっぱり私とて、人生上手くいかなくなって底を見るまでは、その暴力で汚れた心こそが正しき人の生きる道だと信じていたからね。怖。
嫌なことを嫌と言わず、自己犠牲を厭わない善人になることで自分も人も幸せになれるんだと信じ、自分に足りない部分を埋めることでちゃんとした人間になれるんだって思い込み、
そうやって生きた私は、人一倍自分に暴力を働いていたし、自分を罵り倒していたし、なんていうか心がすごく汚れていたなって思うんだ。
本来の純粋さを忘れ自分のからだが汚れ（他人軸の地獄思考）でいっぱいになると、
人生の自浄作用が働いて、人間関係のトラブルが起こったり、家庭が荒れてしまったり、病気になったり、お金が回らなくなってきたり…
そんなふうに「これ以上耐えられないよ！」って叫びたくなるような〝 災い 〟が起こるみたいなんだよね。
純粋な心に戻るために。
地獄思考でいっぱいになった私たちに、「無条件の愛」の感覚を思い出させるために。
消費社会の捏造した「愛」や「正義」の固定観念をぶち壊すために。
だからきっと、自分虐めが当たり前になっているときの感覚でいったら「とんでもない」と思うような〝 災い 〟が起こるのは
人間の思考とか社会性とか、そういったあれこれを越えた場所にある純粋な愛を思い出し 本来の姿に戻ろうとする、身体の自然な反応なのかもしれないなって思うよね。
まーやっぱり災い的なことが起こるのってしんどいから、普段から心を清浄に保っておくに越したことはないよねという感じではあるのですがね。
実際に何か事が起こってからじゃ何をどう改善したら本当にわからないよって状態になってると思うしさ。
時々人生とか神様とかそういうものが、すごく自分にいじわるをしてくるように思えてしまうときが誰しもあると思うのですが、
それはもしかしたら、自分の持っているピュアな感覚や感情を忘れて（または見ないフリして）、せまい集団や人間社会の価値観に没頭しすぎちゃってたね〜っていう、人生からのメッセージなのかもしれないよねということで本日のnoteはおしまいです。
ご清聴誠にありがとうございました。
…
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