古川ネミ

その日の感想をその日の内に、そんな日記を綴っています。

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コーヒーカップで麦茶を

私の実家には、たくさんの皿とコップがあった。 大昔からの田舎の家なので、法事や親戚事があると大量の飯と大量の酒が用意された訳で、たくさんの皿とコップは、それらを飾るものということだ。 その為、社会人になるまで皿を購入したことがなかった。 んで、ここ数ヶ月、私は気分を一新する為、皿やコップを集め始めた。といっても、上等なメーカーのものは手を出せない。その前に、触った瞬間に壊しかねない。 そんな訳で、もっぱらセリアやダイソーなど、安価な大量生産製品縛りをしている。 例えば、この

    • 実寸と実際

      突然だが、イオンのめっちゃでっけーアイスを食べた事があるだろうか? この、イオンPB商品であるでっけーアイス。添付した写真とその詳細であるURLの商品、この一つの価格がなんと800円なのだ。 ただ、まあでかい。2Lなのだからまあでかい。ということで、いつもは1L500円を購入している。ポイントカードを発行すれば、もっと安価に済むと思うが…まあ、それはそれだ。 問題なのは、家にリットル単位のアイスが置いてあるという事実。これが大切だ。 普段、私はコンビニやスーパーまたはドラッ

      • 大皿と麻婆茄子豆腐

        家にある皿が古くなってしまった。 といっても、皿に賞味期限は無いし腐る訳ではない。しかし、長年食卓に並ぶ事がなくなり、そうして埃を被ってしまい、家に「古い皿」が増えてしまった。 環境が変わり、私が糖質制限や加齢による食が細くなったのが原因の一つだと思われるが、そもそも、皿は食事に寄り添ってくれるもので、食事のレパートリーが限定的になると、自ずと皿も薄くサイズ感と重量も程々のものに変換されがちになってしまう。 究極の飽き性である私にとって、これはかなり悩ましい問題なのだ。 か

        • 継続と収穫

          春というのは、事の終わりと始まりの季節だと思う。 何かピリオドを打つ人もいれば、新たな挑戦をスタートさせる人もいる。そういった体験が、その人やその人生の糧となり、価値となるのだと思う。素晴らしい事だと私は思う。 一方で、そういった締めはあれどまだまだ続いていく事柄もある。 朝食、家事、掃除、洗濯、仕事、趣味、決め事…とか。 そういった日々続いていくものは変わらずではあるが、そういった日々の中にも季節があり、それらをゆったり感じたり、何か些細な変化があったり、変わらないようで

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          シュレディンガーの思考

          言葉というのは、便利で不自由なツールだと思っている。 この一文だけで、どのように思うか。そんな話。 例えば、AさんとBさんがいて、Aさんは女性でBさんは男性、若年齢層と高齢、学歴や文化、住んでいる地域や趣味趣向…これらの「個体差」がある事で、短文でも解釈やそれに伴う思考が変わってくる。 だから、言葉は面白いし難しいのだと思う。 私の思考はネガティブによってスタートする。 「牛乳を買ってきて」ああ、面倒臭い。私の出費が増える。なんで自分で購入しないのだ。 こういった思考が根底

          シュレディンガーの思考

          メンタルがいい感じになるサプリを約2ヶ月飲んでみた結果

          DHCから発売されているサプリメント『セントジョーンズワート』という商品がある。このサプリを知ったのは、ある活動者の口コミからだった。 曰く「気分の落ち込みが少なくなる」「朝ぱちっと起きれる」「ドラッグストアで気楽に購入できる価格」らしい。そんな触れ込みから気になり、最寄りのドラッグストアに行くと本当にあった。 20日分(80粒)入って約600円。まあ、いいのでは?パウチ付きだし、かさばる心配も無い。いいじゃないか?そうして、1袋まず試してみることにした。 はじめに言うと、

          メンタルがいい感じになるサプリを約2ヶ月飲んでみた結果

          ケ・セラ・セラも言えない日々

          月曜日から、定期的なバランスの崩れでずっとベッドにいた。 明日か明後日には、本調子だろうと優先すべき予定を頭に浮かべながらスマホを見ていたら、とても悲しい話が飛び込んできた。 少し前からの話の続きだったそれは、本当に悲しくて辛くて、その日はずっと布団の中にいた。 私は、にじさんじのオタクだ。樋口楓ちゃんの歌から知って、花畑チャイカの世界に魅了されて、葛葉と叶にあっと驚かされて…気がついたら、約6年が経過していた。 現在活動中の224名の初配信はほとんど見ているはずで、名前と

          ケ・セラ・セラも言えない日々

          愛しい1月でした。

          2024年、明けましておめでとうございます。 そんな文言も旬をとうに過ぎた2月も中頃、私の新年はようやく始まった…という事にしておきたい程に、時間が流されてしまった。 12月31日に久々に紅白を見て感動し「来年も素敵な一年になりますよう」と祈り、起きたらおせちをいただいてる最中に地震が発生した。幸いな事に、ものが少し落下した程度だったが、その後のSNSでの騒動や言葉にやられ、とても辛い新年となってしまった。 そうこうしていたら、応援していて活動者が卒業を発表し、12月・1月

          愛しい1月でした。

          手術のアポを取る為のアポを取った

          先週、眼科に行った際、担当医に「まつ毛の手術しようぜ!」と言われた為、そこから数日後、専門医に「手術した方がラクだと思うな〜」と言われ、手術をする事になった…が、手術が立て込んでいるそうで、日程も数ヶ月後の予定…と、未定。 詰まるところ、手術のアポを取る為のアポを取った、というのが2日前の土曜日の話。 私の両目の下まつ毛は、内反症という診断を受けた。 内反症というのは、所謂「逆さまつ毛」の事であり、常にまつ毛が目に当たっている状態の事を言う。幼少期に発症するそうなのだが、徐

          手術のアポを取る為のアポを取った

          来月、大好きな人とお別れする。

          5年前、その人は突然、私の目の前に現れた。 笑顔と愛くるしい表情、だが、その表情からは予想できないストレートな言葉と、とんでもなく頑固で猪突猛進に努力する様がとてもとてもエネルギッシュで、そんな唯一無二の「ヒーローの必殺技の様な人」と形容するのがぴったしだと思うその人は、その日から私のエンジンになった。 出会いから数年後、その人はあるゲームにハマった。 3人で一致団結して、誰よりも強くなり、その頂点に立つ。そんなゲームだ。 その人が始める少し前に私も遊んでみたが、イマイチ理

          来月、大好きな人とお別れする。

          「伝説のアニメ『ゾンビランドサガ』」

          2018年、伝説のアニメがスタートした。 それは、『グランブルーファンタジー』のCygames、『進撃の巨人』のMAPPA、エイベックス・ピクチャーズが共同企画によって制作された。 かつてのご当地アイドルブームも下火になった2018年。佐賀県に新たなアイドルグループが生まれた。 「フランシュシュ」。それは、7人の少女たちの物語。それは、かつて夢に向かう途中に亡くなった7体のゾンビの物語。 それを、見事までに描き切った伝説の作品。それが『ゾンビランドサガ』だ。 『ゾンビランド

          「伝説のアニメ『ゾンビランドサガ』」

          ハイライトストーリーがリフレインする

          私にとってのYoutubeは「日常に欠かせないツール」だ。 朝起きたらライブ中のニュースをつけながら朝の支度と朝食をする。 音楽を聴きながら昼の用意をして、お気に入りのCHをチェックする。 夜は、推しの配信や興味ある動画を見る。その繰り返しだ。 その結果、ミックスリストも最高のものが出来上がり、気がついたら好きな動画を信じられない回数のループをしていた。 今年のYoutubeハイライトストーリーは、とてもシンプルだが驚くものだった。 ・よく聴いたアーティストは72組 ・今年

          ハイライトストーリーがリフレインする

          映画『リング』を久々にみた

          Jホラーというワードがまだまだ現役だった頃、私はリングを見た。 幼少期に見た事もあり、純粋な「恐怖」のみを体感した。それが、私の『リング』の思い出だ。 そして、ホラー大好き人間の始まりだった。 映画『リング』を見た事がある人は、多いと思う。特に、アラサー以降の人間は、印象深いと思う。 シングルマザーの玲子がある事件がきっかけで「見ると1週間後に死ぬ呪いのビデオ」を見てしまい、それを元夫で超能力者の高山に相談する。高山もそのビデオを見て呪いを再確認し、2人でこのビデオの呪いの

          映画『リング』を久々にみた

          たかがメインカメラをやられただけだ!

          メインカメラをやられた。いや、コンタクトを落とした。 私は、円錐角膜という角膜の病気を患っており、その治療として特注のハードコンタクトを作っている。角膜の変形なので、ピント調節がうまくできなくなり、乱視と近視によりものがうまく見えなくなるのが主な症状であり、また、いろんな要因で角膜が薄くなったり、最悪そのコンタクトでさえ視力を出せなくなる。 辛い。なんか前世で悪い事したのかな。そう思う程には、辛い。 さて、コンタクト…純粋な視力低下で用いるソフトコンタクトは、月々いくらなの

          たかがメインカメラをやられただけだ!

          山の向こうから季節がやってくる

          遠くの山が、白くなった。 11月は中旬。いよいよ冬の季節だ。 冬が来たならば、おそばにおうどん、おもちにお鍋に…色々と忙しい季節も近い。 クリスマスは…無いものとする。 私が幼少期の頃に越してきたこの地域は、山の中、と言うより、山にある。 少し買い物に行くにも、山を下って登るようなものである。 山が好きかと言われたら、どっちかというと嫌いだ。 熊や猿や虫が大量に出る地域は…どうも苦手だ。 山が白くなるのは、気温でなんとなく察しがつく。 「寒い」が「刺すような寒さ」になった

          山の向こうから季節がやってくる

          Kへ

          幼少期、都市部から山へ引っ越してきた。 そこで出会ったのが、Kだった。 いつ見ても地味なその格好は、街中で見かけても「あ!」とわかる程だった。 そんなKを、ずっと見てきた。 成人する少し前、家を出た。 そこは、山から遠い場所で、私からしたらとても華やかな場所だった。 そこから数年、Kの事は忘れていた。 ふと、Kを思い出す瞬間があった。 山の方から届いた箱の中に、Kの残り香があった。 どうやら、Kだったものが紛れていたらしい。 ああ、まるで服のボタンやチョコレートのかけらの様