見出し画像

イエール大学のオンライン講義で学んだ、しあわせの真実

話題になっているスイーツを食べに行きたい、流行りのワンピースをゲットしたい、あのモデルが使っているファンデーションがほしい... 

日々SNSをはじめとしたツールから、膨大な情報を得ている私たちにとって体験したいもの、手に入れたいものは上限がない。

一つの欲求が満たされても、また次の瞬間にはインスタで別のものが話題になり、次の瞬間には手に入れ方をリサーチしている、そんな状態。

私は意図的に情報をシャットダウンするためにインスタは使っていないが、それでも他のSNSやYouTubeにアクセスすると目移りする情報に溢れている。

上を見続けていてはキリがない。
それでも「今に満足すればいい」と言われると、どこか自分を卑下して諦めているような感覚にもなってしまうのは負けず嫌いだからだろうか。

とはいえ昔から自己肯定感の低かった私は以前から幸福度の高め方には興味があった。

幸福度ってそもそも何だろう

どんな状態になれば「満たされた」と言えるのだろう?

そんな疑問が膨らんだので、ちょうど見つけたオンライン講義を受講することにした。

プラットフォームはCoursera。
Courseraとは、スタンフォード大学の教授が設立した教育サービスで、色々な勉強が無料でできるのが魅力だ(修了証取得などにはお金がかかる)。

そこで2018年から提供されている、The Science of Well-Beingというコース。
イエール大学の教授による講義で、幸福度に関する様々な迷信や幸福度を高めるための習慣などデータはもちろん、実践で活用するためのヒントも教えてくれる。

まだ受講中だが、講義の中で印象に残っていることと自分が今実践していることで繋がる点があったので記録しておこう。

幸福かは他者との比較によって変化する

自分が他者よりも優位に立っている時、幸福度は高くなる。
講義の中で給与に関するデータがあった。

例えば日本円で

①自分の給与は50万円で、同じ会社の他人の給与が25万円
②自分の給与は100万円で、同じ会社の他人の給与が200万円

上記2つを比較した時、リサーチでは①の方が幸福度が高くなったと示している。
50万円と100万円の比較ではなく、他者と比べて自分が高いか低いか、が基準になっているのだ。

幸福な状態は続かない

別のデータは、何かを成し遂げた瞬間の幸福度の高さは継続しないと示していた。
例えば宝くじが当選した時や、結婚した時。

その瞬間は幸せでも、その状態が続く = 当たり前 になるにつれありがたみがなくなるそう。

嬉しかったこと・感謝したことを書き留める効果

私は毎日ポジティブに感じたことを書き留めている。

過去のnoteはこちら:

すでに2024年も1200個を超えて記録しているが、元々は何かデータ的な根拠があって始めたわけではなかった。

しかしその「なんとなく自分のメンタル的にいい感じ」が実は確かなデータによって裏付けられていることが講義を受ける中でわかった...!

「幸福かは他者との比較によって変化する」ことについて、私は嬉しかったことを記録する時に誰かと比較してこうだった、ではなく自分がどう感じたかを大切にしている。

朝一で掃除をしたことや、寝る前に読書したことなどそれが当たり前になっている人や私よりも丁寧にかつ長時間やっている人なんかと比べてしまってはとても記録できる内容ではないだろう。

他の人はもっときちんとしているかも、上手かも.. なんて考えずに自分軸で判断することで、自分を蔑むことを防ぐことができる。

また、「幸福な状態は続かない」については、例えば結婚した当所はありがたく感じていたが時が経つにつれ薄れていってしまうことを、意識して記録することによって防ぐことができている。

洗濯物を畳んでくれたりゴミ出しが気づいたら終わっていたり、メモすることで「やってくれて当たり前」な状態にならないし、何より相手に対して感謝の気持ちを持てる。(そしてそういう気持ちをちゃんと持っている自分に対してドヤれる)

幸福度って何だろう

私は小さい頃から人と比べられ、できていないところを重点的につつかれてきたからか、今でも放っておくと自己肯定感がズーンと落ちてしまう。

「気にしないようにする」で解決すればいいが、それを試して上手くいったことはない。
ならば真正面から幸福度の低い自分・他者と比べてしまう自分と向き合い、それを高めることを追求していこう...!

そうすれば自分の学習欲も満たされるし、何より気になることを好きなだけ追求しながら幸せな状態へ近づけるのは一石百鳥だ。

そんなきっかけで講義を受講し始めたが、私はまだまだ幸福度について発展途上だ。

勉強しつつ体験しつつ、自分なりの納得する答えを見つけて行きたい。

この記事が参加している募集

頂いたお礼は知識と経験を得て世界を知るために使わせていただきます。