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描き続けられる人が勝者でもある―本当は漫画家になりたかったんだな、と分かった話。

まだ、目次の使い方を知らないので、このまま書いていきます。読みにくかったら申し訳ありません…。

小説のイメージスケッチ

皆さんこんにちは。

私は現在子持ちの農家の主婦ですが、かつては東京で会社の専属イラストレーター兼デザイナーをしたり、アニメ会社や設計関係会社のオペレーターをしたり、販売、工場、倉庫いろいろしてきた者です。引っ越しも多く、イラストやデザインに関わらない仕事も山ほどしてきました。

若い頃は何でもしたくて、デザインも絵も描きたくて、美術家とデザイナーの違いも知って、全部したかったのです。

それで、結局何もできなかったアラフィフ。
人生後悔したことの反省点を語っていきます。

ただの、自分語りです……。

時々絵を挟みながら進めていきます。

小説のイメージスケッチ


絵を描くことを恥ずかしいと思った

自分は小さい頃から、お花屋さん、パン屋さん、ケーキ屋さん、保母さん、アイドルなどなりたくて、でも一番なりたかったのは漫画家でした。

なのに、絵を描くことを恥ずかしいと思った自分。

自分の中での、人生の大失敗はこれです。

やりたいことはたくさんあった。でも、そのもっと前は、ただただ漫画家になりたかったです。なので、中学生1年でまでは、とにかくお堅く真面目な人間で、学校の係も真面目にこなし、家でも学校でも延々と絵を描いて、毎日描いてもずっと絵を描いていたかった人間でした。

けれど、ある日。自分はオタクで孤独だということに気が付いたのです。

私の周りには、絵を描くほどの、コレクションをするほどに、アニメやマンガ好きを言う人間はいなかったのです。(実際は分かりません!)

ビックリマンやドラクエの話ができるのも自分だけ。一人そういう友達もいたけれど、クラス替えや引っ越しで疎遠に。
あの当時で、コブラや手塚治虫や星野之宣や大友克洋を読み漁っていたのも自分だけ。いてもうちの兄弟。ファンロードを知っているのも自分だけ。周りでジャンプやチャンピョンどころか、コロコロやボンボンの話をできるのも自分だけ。(※少なくとも女子では)
ドラクエ4コマが好きすぎて4コマを『りぼん』に投稿し、聖闘士星矢で星座を覚え神話を読み漁り、マイキャラや妄想絵日記を書きまくり。自分は『りぼん』の漫画家になれると思い込んでいました。

それでふと気が付いたら、お友達がいなかったのです。

自分はオタクなんだと思いました。

(´;ω;`)ウッ…


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絵を描かないことに満足する

みんなに嫌われてもいないし、普通に仲もいいけれど孤独。
そして、自分はオタクじゃない……と思いたかった。

それから、変なところで覚醒して、絵を描かない期間なるものを作ろうと努力したのです。

「ああ、何日間。絵も描かずに頑張った………」と。

気が付いたら普通に遊びに行ける友達もできて、部活にのめり込み、運動神経がなく気が弱かったので苦労もするけれどそれはそれで楽しくて。他の人に比べてオタクであることには変わりなかったけれど、オタクでない自分を頑張ったのです。

自分すごいなあと。

それが失敗の元でした。

最終的にどうなったかというと、絵の世界は離れないのに、中途半端にしか努力しない人になったのです(´;ω;`) それでも自分は、いつか漫画が描けると思っていました。

(すみません。古いと言われようが顔文字大好きで……)


失くした物はやる気や情熱。

結果、私はあれにもこれにも手を出し、でも全部未完成で、結局絵もほどほどにしか描けなくなったのです………。

あれ以来、毎日絵を描きたい!という心も減ってしまいました。

自分の失敗は、まさにこれです。

ただ、元々自分には目移りする性質があったのも確かだと思います。
自分以外の視野が増えて、高校に入った頃は本当にいろんなことをしたかったし、とにかく建物やカラーが好きで、美術やデザインの世界もすっごく魅力的に見えました。ただし、一晩漬けのエネルギーはあっても、毎日コツコツ努力をするという懸命さはその頃にはなかったです。

後悔だけではないけれど

最終的に、マンガアニメが好きで好きで仕方なかった自分はいなくなってしまったのですが、たくさんのいい経験ができたのも確かです。

違う分野の友人がたくさん増えたし、20代は本格的に腰を据えたボランティアなどもしてきました。大学にも出入りさせてもらったり、海外にも行けたり。
建築や音楽関係の知り合いにも出会い、オタクでなくなったのに有名な声優さんとも仲良くなれたり。

今の自分が広がったのはそのおかげでもあります。


けれど最後に


でも………最後に何がしたかったか問い詰めた時、

自分はやっぱり漫画を描きたかったのだな……と。

今になって思います。

少なくとも、歳をとってできることを凝縮した時、頭の中にずっとずっと流れている映像を、20年以上経っても消えない映像を、たくさん形にしたい。

こうして、今、中学生1年生の絵を手放した自分まで戻ってきました。
私は中2の時、まさに中二病だったんですね(´;ω;`)
包帯を巻く中二病でなく、粋がって普通に混ざりたい中二病。

一見普通になって、でも結局それは中学生ではない、その後に爆発してしまうのだけれど。

でも、もう遅くて、分かったのは元々の天才や才能を持っていない限り、この歳で生活も回しながら、趣味であっても一から絵を描いていくのはあまりにも難しいと。40代からでも人生後80年として、同じ40年頑張れると思ったのに、40代からの体や向上性は、それまでとあまりにも違ったのです。

老眼もいつ始まるかとビクビクしています…( ;´Д`)

遅すぎる気付き

そして、インスタを見て脱帽。

昔はうまい人を見ると、こういう絵を描きたい!描ける!描いてやるぜ!と思っていたのに、今は「すごい……この人たち天才過ぎる……」「どうやったらこんな絵が描けるのだろう……」と、インスタのイラストレーターや漫画家さんに驚愕ばかりしています。頭に「?」しか飛び交っていません。
そして、まさに天才な方は脳の造りも違うのかな……と。

なんで立体が分かるの?
なんでモデルもないビルの瓦礫が、多方向から描けるの?

(今はいろんな方法がありますが、昔はCGもなくて、どう描いていたのか……)

そして、そんな超人でなくとも、絵の上手い方は皆さんコツコツと努力されているのだと。時々海外のcomicイラストの学校風景がインスタで流れてくるのですが、本当にすごい。筋肉の動きなど一つ一つ学び、先生に指摘され、何度も描いている。
自分もこういうふうに絵を学んでいかなければならなかったのだな……と。デッサンすら、真面目にやらなかった……(反省)

世界にはこんなにも絵の上手い方、魅力的なイラストを描く方がいると知って、本当に驚きました。そして、こんなにも努力しているのだと。


努力するしかなかった

それで分かったのが、若い頃から努力するしかなかったということです。

絵や漫画が描ける方は、周りなど気にしないほどに絵を、マンガを描きたい、作りたいという方たちなんだなと……

私のように周りの目を気にして、絵をやめるとかはないんだなと……。

もう、マンガを描くために生まれた方は、精神や心の構造もそうなっているのかな……と。

一途でいられない時点で、漫画家になれる自分ではなかったんだな……と。


最後の決定打は、オタクな自分をやめて仲良くなった小中の同級生たちに、

「ねこは、もうマンガとか書かないの?」
みたいなことを、大人になって再会してから言われたことです。

「……へ?(´・ω・`)」

本当にアホでした。

どういうことかというと、私が絵や漫画が好きと多分みんな知っていて、

でも全然気にしていなかったのですね\(^o^)/

多分、学年みんな、知ってたよ!

陽キャ……とは言わないけれど、そんな友人たちも全然気にしていなかったのです!一人くらいよく分からない趣味の人間がいても!オタクでも、マニアでも!今となっては、マンガもアニメもちょっと好きなだけではオタクじゃないですしね!みんなも何かと趣味があるし!

描きたかったら描けばよかったのです(´;ω;`)

自分は視野が狭かったな……と思うのですが、子供の頃の自分は周りの子に浮かないことが全てだと思っていたのです。あの頃はあの頃で真剣でした。それで高校以上の学生時代は、病んで強がってもっとダメになります。


小説のイメージスケッチ


結論、コツコツ頑張ることをやめないで!

というわけで、結論。

絵を描きたい人は、絵を描くことをやめないで。
毎日毎日、がんばってということです。

もちろん、いろんな方法で今は漫画家になれるし、デザイナーにもなれます。努力より絵の才能より、頭が重要な要素になる場合もあります。

でも、基礎があるということは、本当に可能性を大きくするのだと思いました。頭の中で自由な空間を描けたり、それを出力することができるということだからです。
自分は、今、人の立ち姿の一枚絵すら、思い通りに描けなくて泣きそうです。

絵が描けるから漫画家になれるとかではないけれど。でも、近い仕事には就けると思います。私自身も、少し絵が描けてもそれ以上うまくなるとは言えないし、練習したから思い通りの仕事に就けるとも言えません。

けれど、専門学校中退でも大手や大手関連に就けたし、いくつかの場所で自分のイラストやデザインを採用していただくことはできました。
(ただし、手描き絵や美術一本で生きていかないなら、PCソフトがいくつか扱えることは必須です!)


漫画はもう描けないけれど

30代まではギリギリ頑張りたかったけれど、その時期に生活の変わり目があり、躁鬱っぽくなって、結局30代も放棄。

それでも……となって、数年前にネットの漫画サイトのコミカライズから「小説家になろう」を知って、今は趣味で小説を描いています。漫画ではないけれど、やりたかったことをどうにか出力できました。
この時代、いろいろあって本当にありがたい……。

技術と状況とやる気。全部含めて挿絵すら描けなくてよく泣きそうになっていますが、それでも楽しいです( ´艸`) 

読者さんは少ないですが、なろうさんには感謝です。

仮想アイドル


今一番いいなと思うのは、若い方がたくさんの作品を残していることです。

転生ものを知って私が願うのは、この時代に生まれ変わったら、もう一度絵が描きたいな。たくさん絵や漫画を描き直したいよ(∩´∀`)∩

小さな絵でもコツコツ貯めれば、いつか様々なことに使えます。

好きなことが仕事になるとは限らないけれど、ぜひ、好きなことをたくさん頑張ってください!


▼そんなわけで描いている小説。お時間のある時に!

講談社×未来創造さんの『NOVELDAYS』にて

趣味なので、誤字脱字、変な文章お許しください!

▼小説家になろうさんバージョン
〇『ZEROミッシングリンク』【空想科学】
近未来の地球で生きる人々のお話。
https://ncode.syosetu.com/n1641he/

〇『ダブルライティング』【恋愛】
アラサー尚香、ある日お見合いをする。
https://ncode.syosetu.com/n9759ji/




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